植栽用語-あ

維管束[いかんそく]
シダ植物と種子植物がもつ組織で、植物体内の水分や養分などの通路となる部分。根の先から茎を通って葉(葉脈)の先まで至る
石付き「いしづき」
庭の石組みに添わせて添景とする下木(かぼく、したぎ)や下草のこと。石添えともいう
移植[いしょく]
植物を掘り上げ、他の場所に移し替えること。樹木を買い取って自庭に植込むのは、移植ではなく植栽という
井戸あしらいの木[いど]
日本庭園で井筒(井戸の地上部分の囲い)周辺に植える木
植込み「うえこみ」
庭の中で特に多くの樹木を植え込んだ部分のこと
植えつぶし[うえつぶし]
庭の植栽であまり重要でない場所や空いたままにしておけない場所に、あり合わせの樹木を密に植えること
羽状[うじょう]
葉縁に切込み状の大きな凹凸かある場合で、その形が鳥の羽状のもの
羽状複葉[うじょうふくよう]
中央の葉軸(ようじく)の左右に小葉(しょうよう)か並ぶ複葉のこと
液果[えきか]
肉質で水分に冨む果実。果実の皮(外果皮)か薄く、中(中果皮と内果皮)か多肉多汁で、やや堅い種子をもつ。プドウ、トマト、キウイなどの実
隷花[えきか]
花柄(かへい)か短く葉服(ようえき)に付く花のこと
縁起木[えんぎぼく]
庭に植えると縁起かよいとされる樹木のことで、マツ、モモ、カシワ、ナンテン、エンジュ、オガタマノキ、ダイダイ、ユズリハなど
円錐花序[えんすいかじょ]
分枝回数が多く、多数の花が集まり、全体かほぼ円錐形になっているものの総称