植栽用語-は

葉[は]
一般に茎の周りに規則的に付き、葉身(ようしん)、葉柄(ようへい)、托葉(たくよう)の3部分に区別される

鉢囲いの木[はちがこい]
つくばいや手水鉢(ちょうすばち)に添えて植える木で、石組み全体の景をつくるために植栽され、下草類を多く利用する

灯障りの木[ひさわり]
灯籠の前に細い枝が少しかかるように植える木で、灯火がその枝葉で見え隠れする。灯籠の右前か左前にウメモドキ、ニシキギ、カエデなどの落葉広葉樹の細枝のものを植え添える

尾状花序[びじょうかじょ]
長い花軸(かじく)にたくさんの目立たない花が付いて、一般に垂れ下がるものをいう。フジなど
(右図参照)

一重咲きと八重咲き[ひとえざきとやえざき]
種ごとに一定である花弁などの数か、正常のものと比べ多いものを八重咲き、本来の数のものを一重咲きという。八重咲きは園芸品種によく見られ、野生種には少ない

皮目[ひもく]
サクラなどのように幹に周皮がつくられている場合で、表面よりやや盛り上がって樹皮に特徴的な模様を与えている部分。両皮は表皮が剥げて2次的にできる樹皮のこと

複葉[ふくよう]
葉身(ようしん)か完全に分かれて2枚以上の部分からなる葉。その葉身の一部に当たる部分を小集(しょうよう)といい、小葉の葉柄(ようへい)状、托葉(たくよう)状の器官を小葉柄、小托葉という。単葉には必ず腋芽(えきが)があるが、小栗にはなく、また複葉全体か一度に落葉することはない

腐植質[ふしょくしつ]
植物の成育に適する有機物を多く含む土壌。黒色で保水力に富む

縁取り[ふちどり]
植込みや花壇の周辺のこと

苞(苞葉)[ほう(ほうよう)]
花や花序(かじょ)の元にある葉か変形したもの。花芽(かが)を保護する葉の変態したもの(変態葉)か、比較的大きく、数が少ない場合を苞または苞菓と呼ぶ。苞は花弁のような色、大きさのものも多く、花弁に見えることもある

棒ガシ[ぼうかし]
枝の少ないアカガシなどの枝を払い、棒か竿のような形に仕立てることで、境界線や路地に沿って列植することか多い

匍匐茎[ほふくけい]
茎かつるとなり、地面に沿って長く伸びるもの