植栽用語-た

対極[たいしょく]
同種の樹木を左右1対に植えること。同種が原則だか、類縁種であれば異種の場合もある

対生[たいせい]
茎の各節に茎を挾んで左右から向かい合うように葉が2枚付くこと
(右図参照)

托葉[たくよう]
葉が茎に付いている部分(葉柄・ようへい)にあるもので、一般的に小さく、形は葉状、突起状、刺状などさまざまである

玉散らし[たまちらし]
枝を短く切り詰めて段階的に玉状に仕立てること
(右図参照)

玉物[たまもの]
樹形をほぼ球形に刈り込んで仕立てたもの。枝下を長く取らないため、大木ではできない。イブキ類の仕立てとしてよく用いる
(右図参照)

単果[たんか]
最も一般的な果実で、1つの花の1つの雌しべが1つの果実になったもの

短枝[たんし]
イチョウやマツ、カラマツのように節間が著しく短い枝のこと

単植[たんしょく]
1本の樹木だけを単独に植えて、その樹木の美しさを引き立てる植栽法

単葉[たんよう]
葉の全体が1枚の葉身(ようしん)のみからなるもの

地被[ちひ]
植物で地面を覆い地肌を隠すこと。地被植物ともいうが、その名称の植物があるわけではない。地被だけに使うリュウノヒゲのようなものとヤブコウジなど地核以外にも利用できるものがある

長枝[ちょうし]
節間が長く伸びた技のことで、一般に見られる技はほとんど長技

挺幹[ていかん]
ヤシなどのように、枝を出さすに頂部に多数の葉を群生する幹

添景樹[てんけいじゅ]
建物、工作物、植え込みなどに趣を添える樹木

点植[てんしょく]
単植とほぼ同じ

頭状花序[とうじょうかじょ]
花軸(かじく)の先が短くなってやや円盤状になり、その上に花柄(かへい)のない花が集まったもの。頭花(とうか)ともいう。キクやヒマワリなど
(右図参照)

灯籠控えの木[とうろうひかえ]
灯籠に添えて植える木で、技を灯籠にかざすように植栽する。マツ、マキ、ツゲ、モチノキなどを使う

トピアリー
樹木を刈り込んで整姿する方法の1つで、自然樹形に関係なく人工的に刈り込み、彫刻的な表現などを行う
(右図参照)

鳥足状複葉[とりあしじょうふくよう]
葉柄(ようへい)の先端部分から何枚かの小栗(しょうよう)が出ている場合で、一番下の小葉が、上部の小葉柄の途中から出ているもの
(右図参照)