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前期「建築」で受検する方が解答する問題
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。





※ 問題番号〔No.15〕〜〔No.17〕までの3問題は、全問題解答してください。


No15 測量の種類とそれに用いる機器の組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1
距離測量  -----  鋼巻尺
2
角測量  -----  セオドライト
3
平板測量  -----  レベル
4
水準測量  -----  箱尺

解答と解説: 

答え--- 3
レベルは水準測量の道具。


No16 自動火災報知設備の感知器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 差動式分布型熱感知器は、湯沸室や厨房などの温度変化が激しい場所に適している。
2 定温式スポット型熱感知器は、火災時の熱により一局所が一定温度に達することにより作動する。
3 光電式スポット型煙感知器は、火災時の一局所の煙により光電素子の受光量が変化することにより作動する。
4 光電式分離型煙感知器は、天井が高い場合や吹抜けモール部分などの場所に適している。

解答と解説: 

答え--- 1
差動式分布型熱感知器は火災による急激な温度上昇による空気管内の容器の膨張を検出して火災を感知するものなので、常時使用で温度変化が激しいだと誤作動を起こす。



No17 空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置し、混合ユニットで室内に吹き出すことにより室温を制御する方式である。
2 ファンコイルユニットは、圧縮機、送風機、加熱器等を内蔵した一体型の空調機である。
3 変風量単一ダクト方式は、VAVユニットの開度を調整することにより、送風量を変化させることで室温を制御する方式である。
4 全熱交換器は、排気(室内空気)と給気(外気)の熱を連続的に交換する装置である。

解答と解説: 

答え--- 2
ファンコイルユニットは、送風機、加熱器は内蔵されているが、圧縮機は機械室等に設けてある。






※ 問題番号〔No.18〕〜〔No.32〕までの15問題のうちから12問題を選択し、解答してください。


No18 墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 通り心の墨打ちができないため、通り心より1 m 離れたところに逃げ墨を設け、基準墨とした。
2 2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた。
3 高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行った。
4 通り心、高低のベンチマーク等の基準墨については、図面化し、墨出し基準図を作成した。

解答と解説: 

答え--- 2
順次下階の墨を上げた場合、徐々に誤差が生じる可能性があるので、都度基準より取り出す。



No19 地業工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 床付け地盤が堅固で良質な場合には、地盤上に捨てコンクリートを直接打設することができる。
2 砂利地業では、締固め後の地業の表面が所定の高さになるよう、あらかじめ沈下量を見込んでおく。
3 土間コンクリートに設ける防湿層のポリエチレンフィルムは、砂利地業の直下に敷き込む。
4 砂利地業に使用する砂利は、粒径のそろった砂利よりも砂が混じった切込砂利などを用いる。

解答と解説: 

答え--- 3
ポリエチレンフィルムは、砂利地業の上、コンクリートの下に敷き込む。




No20 鉄筋の継手及び定着に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 耐圧スラブ付きの基礎梁下端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。
2 スパイラル筋の柱頭及び柱脚の端部は、40 d(dは異形鉄筋の呼び名の数値又は鉄筋径)の定着をとる。
3 フック付き定着とする場合の定着長さは、定着起点からフックの折曲げ開始点までの距離とする。
4 梁主筋を重ね継手とする場合、隣り合う継手の中心位置は、重ね継手長さの約0.5 倍ずらすか、1.5 倍以上ずらす。

解答と解説: 

答え--- 2
柱のスパイラル筋の柱頭及び柱脚端部の定着は、1.5巻き以上の添え巻きとし、末端部にはフックを設ける。


No21 型枠の支保工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 開口部がない壁が梁の幅方向の中央に付いていたので、梁の支柱をせき板と同時に取り外した。
2 パイプサポートの頭部及び脚部は、大引及び敷板に釘で固定した。
3 地盤上に直接支柱を立てるため、支柱の下に剛性のある敷板を敷いた。
4 パイプサポートに水平つなぎを設けるため、番線を用いて緊結した。

解答と解説: 

答え--- 4
水平つなぎなどはクランプなど適切な締付具を使用する。番線での緊結だと緩む可能性があり適切でない。



No22 コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 細骨材率が小さすぎると、所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする。
2 高強度コンクリートには、高性能AE 減水剤を使用するのが有効である。
3 単位セメント量が少なすぎると、コンクリートのワーカビリティーが悪くなる。
4 川砂利と砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい。

解答と解説: 

答え--- 1
逆であり、細骨材率が大きいほど単位水量が大きくなる。細骨材率が小さいと流動性は小さくなる。






No23 鉄骨の加工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 けがき寸法は、製作中に生じる収縮、変形及び仕上げしろを考慮した値とした。
2 板厚20 mm の鋼板の切断を、レーザー切断法で行った。
3 400 N/mm2 級鋼材のひずみの矯正は、850 〜900℃に局部加熱して行った後に空冷した。
4 鋼材の加熱曲げ加工は、200 〜400 ℃に加熱して行った。

解答と解説: 

答え--- 4
曲げ加工は,常温または過熱加工とする。加熱加工の場合は,赤熱状態(850℃〜900℃)で行い,青熱ぜい性域(200℃〜400℃)では脆くなるので行ってはならない。



No24 在来軸組構法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 せいが異なる胴差の継手は、受材心より150 mm程度持ち出し、腰掛けかま継ぎとし、ひら金物両面当て釘打ちとした。
2 土台の継手は、腰掛けあり継ぎとし、下木となる方をアンカーボルトで締め付けた。
3 垂木の継手は、母屋の上でそぎ継ぎとし、釘打ちとした。
4 大引の継手は、床束心から150 mm 程度持ち出し、腰掛けあり継ぎとし、釘打ちとした。

解答と解説: 

答え--- 2
アンカーボルトで固定するのは上木(オス側)とすることを原則とする。下木だと上木が抜けることがある。


No25 シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 シーリング材の打継ぎは、目地の交差部及び角部を避け、そぎ継ぎとした。
2 目地深さが所定の寸法より深かったので、バックアップ材を用いて所定の目地深さになるように調整した。
3 シーリング材の硬化状態は指触で、接着状態はへらで押えて確認した。
4 プライマーの塗布後、1日経過してからシーリング材を充填した。

解答と解説: 

答え--- 4
プライマーの塗布後 20〜30分以上乾燥させ、5〜8時間以内にシーリング材充填するのが一般的である。1日経過したなら再度プライマーを塗布し直す。






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