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前期建築」で受検する方が解答する問題
〔No.1〕〜〔No.14〕 までの14問題のうちから9問題を選択し、解答してください。
〔No.15〕〜〔No.17〕 までの3問題は、全問題解答してください。
〔No.18〕〜〔No.25〕 までの8問題のうちから6問題を選択し、解答してください。
〔No.26〕〜〔No.35〕 までの10問題は、全問題解答してください。
〔No.36〕〜〔No.50〕 までの15問題のうちから6問題を選択し、解答してください。







No26 有機系接着剤による壁タイル後張り工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 外壁の施工に使用する接着剤は、練混ぜの必要がない一液反応硬化形のものを使用した。
2 張付け用接着剤は、くし目立てに先立ち、こて圧をかけて平坦に下地に塗り付けた。
3 くし目立ては、くし目ごての角度を壁面に対し直角とし、くし目を立てた。
4 二丁掛けのタイル張りは、密着張りで使用する振動工具で加振して張り付けた。

解答と解説: 

答え--- 3
接着剤のクシ目は、下地面に対して45〜60度の角度でクシ目を立てる。直角ではない。


No27 鋼板製雨どいの工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 谷どいの継手部は、60 mm 重ね合わせてシーリング材を充填し、リベットで2列に千鳥に留め付けた。
2 丸たてどいの長さ方向の継手は、下のたてどいを上にくるといの中に、60 mm 程度差し込んで継いだ。
3 丸軒どいが所定の流れ勾配となるよう、とい受け金物を900 mm程度の間隔で取り付けた。
4 丸軒どいの継手部は、重ねしろを40 mm とし、相互のといの耳巻き部分に力心を差し込み、はんだ付けとした。

解答と解説: 

答え--- 2
設問の方法だと、下の縦樋が受けるので外部にあふれる可能性があるので下の縦樋を上の縦樋の中に差し込むべきである。



No28 セルフレベリング材塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 セルフレベリング材の流し込みに先立ち、下地コンクリートの乾燥期間は、打込み後1か月以上確保した。
2 セルフレべリング材の塗厚が大きくなりすぎないように、事前にモルタルで下地補修を行った。
3 セルフレベリング材の流し込みは、吸水調整材塗布後、直ちに行った。
4 塗厚が10 mm のセルフレベリング材の流し込みは、1回で行った。

解答と解説: 

答え--- 3
吸水調整材塗布後、半日以上乾燥させ、埃が入らないように注意する。



No29 ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 板ガラスの切断面は、クリーンカット(クリアカット)とし、エッジ強度の低下を防いだ。
2 不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、ガラス下辺の両角の下に設置した。
3 吹抜け部分のガラス手すりは、破損時の飛散を防ぐため、合わせガラスを使用した。
4 網入りガラスは、線材が水分の影響により発錆するおそれがあるため、建具の下枠に水抜き孔を設けた。

解答と解説: 

答え--- 2
不定形シーリング材構法におけるセッティングブロックは、ガラス下辺の両角から1/4の位置に設ける。


No30 塗装工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 強溶剤系の塗料をローラーブラシ塗りとするため、モヘアのローラーブラシを用いた。
2 木部のクリヤラッカー塗りの下塗りに、ウッドシーラーを用いた。
3 スプレーガンは、塗面に平行に運行し、1行ごとに吹付け幅が1/3ずつ重なるようにした。
4 鉄鋼面の合成樹脂調合ペイントの上塗りの塗付け量は、0.08 kg/m2 とした。

解答と解説: 

答え--- 1
モヘアのローラーブラシは山羊の毛などが原材料で一般的に水性塗料に使用する。強溶剤系の塗料に純毛系の自然素材のものは溶ける、変質する等のため向いていない。
強溶剤系に使用するなら合成繊維のものを採用する。






No31 ビニル床シート張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ビニル床シートは、張付けに先立ち仮敷きを行い、巻きぐせを取る。
2 シートの張付けは、空気を押し出すように行い、その後ローラーで圧着する。
3 熱溶接工法では、ビニル床シートを張り付け、接着剤が硬化した後、溶接を行う。
4 熱溶接工法における溶接継目の余盛りは、溶接直後に削り取る。

解答と解説: 

答え--- 4
熱溶接工法における溶接継目の余盛りは冷却後に取り除く。溶接直後の熱いうちに削ると必要な部分も削がれる可能性がある。


No32 内部仕上げの改修工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 コンクリート壁下地に塗られたモルタルは、一部軽微な浮きが認められたので、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修した。
2 新たに張るタイルカーペット用の接着剤は、粘着はく離(ピールアップ)形をカーペット裏の全面に塗布した。
3 軽量鉄骨天井下地において、新たに設ける吊りボルト用のアンカーとして、あと施工の金属拡張アンカーを用いた。
4 軽量鉄骨壁下地において、新たに設ける下地材の高速カッターによる切断面には、亜鉛の犠牲防食作用が期待できるので、錆止め塗装を行わなかった。

解答と解説: 

答え--- 2
カーペット裏でなく、下地全面に塗布する。




※ 問題番号〔No.33〕〜〔No.42〕までの10問題は、全問題を解答してください。


No33 工事に先立ち行う事前調査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 既製杭の打込みが予定されているため、近接する工作物や舗装の現況の調査を行うこととした。
2 掘削中に地下水を揚水するため、周辺の井戸の使用状況の調査を行うこととした。
3 工事予定の建物による電波障害に関する調査は済んでいたため、タワークレーン設置による影響の確認を省いた。
4 工事用車両の敷地までの通行経路において、大型車両の通行規制の調査を行い、資材輸送の制約を確認した。

解答と解説: 

答え--- 3
タワークレーン設置では、クレーンの各部が建物に干渉しないように、また、旋回時に旋回体およびジブが敷地外に出ないように計画する必要がある。これは電波障害調査とは別の調査が必要である。





No34 仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ハンガー式門扉は、重量と風圧を軽減するため、上部を網状の構造とすることとした。
2 下小屋は、材料置場の近くに設置し、電力及び水道等の設備を設けることとした。
3 休憩所内は、受動喫煙を防止するため喫煙場所を区画し、そこに換気設備と消火器を設けることとした。
4 鋼板製仮囲いの下端には、雨水が流れ出やすいようにすき間を設けることとした。

解答と解説: 

答え--- 4
鋼板製仮囲いの用途には安全確保や侵入防止、粉塵の飛散防止がある。又、雨水は想定計画以外の場所から外部に漏れ出すことは好ましくない。


No35 工事現場における材料の保管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 型枠用合板は、直射日光が当たらないよう、シートを掛けて保管する。
2 木毛セメント板は、平滑な床の上に枕木を敷き、平積みで保管する。
3 砂は、周辺地盤より高い場所に、置場を設置して保管する。
4 ロール状に巻いたカーペットは、屋内の乾燥した場所に、縦置きにして保管する。

解答と解説: 

答え--- 4
カーペットのような長いものは横に寝かして保管する。縦置きは途中折れの可能性がある。







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