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混和材料と使用目的 |
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混和材料を用いたコンクリートに関して適当なものはどれか。 |
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1 |
コンクリート用膨張材を用いることによって,乾燥収縮や硬化収縮などに起因するひび割れの発生を低減することができる。 |
2 |
フライアッシュをセメントの一部と置き換えて用いると,コンクリートの短期材齢における強度を増加させることができる。 |
3 |
AE剤を用いると耐凍害性が改善できるが,その効果は空気量によって決まり,気泡の性状には影響されない。 |
4 |
流動化剤を用いると単位水量を多くできる。 |
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解答 (1) |
(2)短期→長期,(3)影響されない→される,(4)多く→少なく。
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解説 |
1 |
混和材 |
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混和材料(コンクリートの性質の改善材料)のうち,使用量が比較的多くて,それ自体の容積がコンクリートの配合の計算に関係するもの。 |
2 |
混和剤 |
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混和材料のうち,使用量が比較的少なくて,それ自体の容積がコンクリートの配合の計算において無視されるもの。 |
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混和材料と使用目的
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混和材料 |
使用目的 |
混和剤 |
AE剤・減水剤 |
ワーカビリティーの改善
凍結・融解作用に対する耐久性の改善。 |
促進剤・遅延剤・急結剤 |
凝結・硬化時間の調節 |
防水剤 |
防水効果を高める |
起ぼう剤・発ぽう剤 |
充てん性の改善・質量の調節。 |
流動化剤 |
流動性を増大させる。 |
混和材 |
フライアッシュ・高炉スラグ・けい酸白土(ポゾラン) |
ワーカビリティを改善し,単位水量を減少する。 |
膨張混和剤 |
硬化の際に膨張を起させる。 |
けい砂質微粉末 |
オートクレープ養成により,高強度を得る。 |
着色剤 |
着色の目的に使用する。 |
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