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コンクリート中の塩化物含量の限度 |
1 |
気象作用が激しくないところにAEコンクリートを用いる場合には,所定のワーカビリティーが得られる範囲内でなるべく少ない空気量とする。 |
2 |
塩化物がコンクリート中に多量に含まれると,コンクリート中の鉄筋の腐食が促進され,構造物の耐久性を損ない耐荷力を低下させるなど塩化が生じる。また,海砂中に合まれる塩化ナトリウム等の存在は,アルカリシリカ反応を促す原因ともなる。以上より,コンクリート中の塩化物含有量(塩化イオンの総量で表わす)は,原則として0.30kg/u以下としている。 |
3 |
中庸熱ポルトランドセメントは,発熱量は少なく,浸食性の水に対する抵抗性が大きく,また収縮が小さいなど耐久性に富んでいる。短期強度はやや低いが,長期強度が大きいのが特徴である。 |
4 |
粗粒率は,骨材の大小の粒が混合している程度を表わす。粒径が大きい程粗粒率は大きく,細骨材で2.3〜3.1,粒骨材で6〜8位である。 |