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コンクリートの打設時の材料分離に関して適当なものはどれか。 |
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シュートを使う場合,一般にシュートの傾斜が緩やかなほど,分離は少ない。 |
A |
シュートを用いる際は,1箇所にコンクリートを落とす方が分離は少ない。 |
B |
一般にバケット輸送の方が,ポンプ輸送より分離は少なくできる。 |
C |
コンクリートプレーサを用いる際は,細骨材率を小さくすると分離が少ない。 |
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解答 (3)
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コンクリートの打込み |
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コンクリートの施工方法に関して適当でないものはどれか。 |
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1 |
スランプが5cm以下のコンクリートは,運搬時間が1時間以内であればダンプトラックで運搬してもさしつかえない。 |
2 |
一般的な構造物のコンクリートの打上がり高さは,30分につき,2.0〜3.0m程度とするのが適当である。 |
3 |
運搬中に材料分離を生じたコンクリートは,十分に練り直して用いる。 |
4 |
バケットやホッパー等を用いてコンクリートを打ち込む場合は,原則としてそれらの吐き出し口から打込み面の高さは1.5m以内とする。 |
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解答 (2) |
30分につき1〜1.5m程度とするのが適当
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コンクリートの締固め |
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コンクリートの施工に関して適当でないものはどれか。 |
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1 |
スラブやはりが壁や柱と連続している部分は,壁や桂のコンクリート打設後,1〜2時間たってスラブやはりのコンクリートを打設する。 |
2 |
内部振動機は連やかに挿入し,一定時間振動を加えた後,速やかに引き抜くのがよい。 |
3 |
二層にコンクリートを打込むときは,下層のコンクリートが固まらないうちに上層のコンクリートを打設する。 |
4 |
設計図の継目位置は,施工上多少都合が悪くとも変更しない。 |
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解答 (2)
振動機はコンクリートから徐々に引抜く
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解説 |
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コンクリートの運搬 |
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1 |
コンクリートの練り混ぜから打終わるまでの時間は,原則として外気温か25℃を超えるときで1.5時間,25℃以下のときで2時間を超えないこと。 |
2 |
運搬距離が長い場合はアジテータ車を用いる。スランプ5cm以下の硬練りコンクリートを10km以内かつ1時間以内に運搬可能な場合はダンプトラックの使用可。なお,運搬中に材料分離が生じた場合は十分に練り直す。 |
3 |
バケットによるコンクリートの運搬は,材料分離を防止する上で最も優れている。コンクリートプレーサ(輸送管内のコンクリートを圧縮空気で圧送するもの)を用いる際の材料分離を防ぐには,細骨材率を大きくし,モルタル量を多くする。 |
4 |
コンクリートポンプを用いる場合, |
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@コンクリートのスランプは8〜15cm程度とし,みだりにスランプを大きくしない。圧送性を考慮する場合には流勧化コンクリートを原則とする。 |
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Aコンクリートの圧送開始に先立ち,コンクリートポンプや配管内面の潤滑性を確保するため先送りモルタルを圧送する。 |
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先送りモルタルは,原則として型枠内に打込まないこと。 |
5 |
コンクリートポンプの配送管は曲がりを少なくし,なるべく水平又は上向きとし,コンクリートが詰まらないようにする。 |
6 |
シュートは縦シュートを原則とし,シュート下端と打込み面との距離は1.5m以下,吐き口に適当な漏斗管を設ける。 |
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コンクリートの打込み |
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壁又は柱のような高さが大きいコンクリートを連続して打込む場合には,打込み及び締固めの際,ブリーディングの悪影響を少なくするため,コンクリートの1回の打込み高さや打上り速度を調整する。一般に,30分につき1〜1.5m程度とするのが適当である。 |
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コンクリートの締固め |
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スラブ・はりのコンクリートが壁・桂のコンクリートと連続している場合は,沈下ひび割れを防止するため,壁・桂のコンクリートの沈下がほぼ終了(打設後1〜2時間)してからスラブ・はりのコンクリートを打つ。 |
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内部振動機の挿入(間隔50cm以下)及び 上層1箇所当りの振動時間などは,コンクリートを十分に締固められるものとし,振動機はコンクリートから徐々に引抜き,後に穴が残らないようにする。 |
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