コンクリートの特殊な施工方法 |
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特殊コンクリートの施工に関する記述で誤っているものはどれか。 |
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1 |
マスコンクリートでは,耐久性を高めるため,単位セメント量をできるだけ多くする。 |
2 |
マスコンクリートの打込み温度は,練混ぜ水に冷水や水を用いるなどしてできるだけ低くするのがよい。 |
3 |
水中コンクリートで最少セメント量が定められているのは,周囲の水の洗い出し作用を受け,強度の低下が起り易いからである。 |
4 |
水密コンクリートの水セメント比は,55%以下を標準とする。 |
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解答 (1) |
単位セメント量をできるだけ少なくする。 |
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コンクリートの品質管理と検査 |
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コンクリート工事中に行う試験に関して誤っているものはどれか。 |
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1 |
スランプ試験は,コンクリートのワーカビリティー並びに均等質なコンクリートが造られているかどうかを判断するために行われる。 |
2 |
空気量試験は,耐凍害性確保やワーカビリティーの変動等の把握のために行われる。 |
3 |
圧縮強度試験は,使用されたコンクリートが所定の強度であるかどうかを確かめるために行われる。 |
4 |
塩化物含有量試験は,コンクリートに海砂が使用されているかどうかの判定をするために行われる。 |
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解答 (4) 塩化物含有量試験は,フレッシュコンクリート中の塩化物含有量が規定値以下であるか試験するもので,塩化物は,セメント,骨材としての海砂・海砂利,混和材等から供給される。 |
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解説 |
1 |
マスコンクリート |
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部材あるいは構造物の寸法が大きく,セメントの水和熱による温度上昇を考慮して施工するコンクリートで,中庸熱,高炉・フライアッシュセメント等の低発熱形のセメントを使用するのがよい。 |
2 |
水中コンクリート |
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淡水中,安定液あるいは海水中に打込むコンクリートで,水セメント比50%以下,単位セメント量370kg/m3以上を標準とする。締固めができないので一般にスランプを大きくして,流動性をもたせる。 |
3 |
水密コンクリート |
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透水性の小さいコンクリートで,水セメント比55%以下,AE剤・減水剤・AE減水剤・ポゾラン等を原則として用いる。 |
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