土木一般 01

原位置試験の種類
土工の調査に用いる原位置試験の名称とその試験結果から求められるもの及び試験結果の利用との組合せとして適当でないものはどれか。
試験の名称 試験結果から求められるもの 試験結果の利用
1 単位体積質量試験 湿潤密度 締固めの施工管理
2 ポータブルコーン貫入試験 地盤係数 地下水の状態の推定
3 標準貫入試験 N 値 締まりぐあいの判定
4 現場透水試験 透水係数 地盤改良工法の設計

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解答 (2)
ポータブルコーン試験は、試験結果から求められるものがコーン指数、試験結果の利用としてトラフィカビリティの判定。

原位置試験に関する組合せのうち適当でないものはどれか。
試験の名称 試験結果から求められるもの 試験結果の利用
1 弾性波探査 地盤の弾性波速度 地層の種類,性質の推定
2 ベーン試験 粘着力 細粒土の斜面や基礎地盤の安定計算
3 コーン貫入試験 コーン指数 トラフィカビリティの判定
4 平板載荷試験 N値 地層の種類,性質,成層状況の判定

解答 (4)
原位置試験と試験結果及びその利用
平板載荷試験は地盤係数を求めるもので、締固めの施工管理を得る  が正しい
解説
原位置試験
1 原位置試験とは,土がもともとの位置にある自然の状態のままで実施する試験の総称で,現場で比較的簡易に土質を判定したい場合や土質試験を行うための乱さない試料の採取が困難なときに実施する。
2 標準貫入試験は,ハンマ質量63.5kg,落下高75cmでサンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数N値から地層の状態を判定し,また,サンプラーにより乱した土試料の採取を行う試験をいう。
3 土工の調査に用いる主な原位置試験
試験の名称 試験結果から求められるもの 試験結果の利用
弾性波探査
地盤の弾性波速度 V
地層の種類,性質
成層状況の推定
電気探査 地盤の比抵抗値 地下水の状態の推定
単位体積質量試験
湿潤密度 Pt
乾燥密度 Pd
締固めの施工管理
試験法(妙置換法,又はカッター法)
標準貫入試験 N値 土の硬軟,締まりぐあいの判定
スウェーデン式サウンディング Wsw及びNsw値 土の硬軟,締まりぐあいの判定
オランダ式二重管コーン貫入試験
コーン指数 qc
土の硬軟,締まりぐあいの判定
ポータブルコーン貫入試験
コーン指数 qc
トラフィカビリティの判定
ベーン試験
コーン指数 C
細粒土の斜面や基礎地盤の安定計算
平板載荷試験
地盤係数 K
締固めの施工管理
現場透水試験
透水係数 k
透水関係の設計計算
地盤改良工法の設計
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