土木一般 土工 8


盛土の基礎地盤の処理

路体盛土の施工に関する記述のうち適当でないものはどれか
1 1:4より急な勾配を有する地盤上に盛土を行う場合は,段切りを行い,盛土と現地盤との密着を図り,滑動を防止するように施工する。
2 切土を横断方向に移動して盛土を行う場合は,地表水や地下水の浸入を防止するために,できるだけ高まき出しで施工する。
3 盛上材に岩塊・玉石が混じっている場合,粒径30cm程度以上のものは,路体の下部に入れるように施工する。
4 盛土基礎地盤が水田などの場合は,基礎地盤に溝を掘って盛土敷外に排水を行うなどの方法で盛土敷の乾燥を図る。

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解答 (2)
締固め不足の原因となる高まき出しは避けること。



解説
1 旧地盤と盛土とのなじみを良くするために表土処理を行う。
2 切株,腐植物,有機質土は腐食による圧縮性が大きいので,レーキドーザ等で伐開除根を行う。
3 旧地盤が傾斜している場合(1:4以上)は,地すべり対策として段切りを行い,盛土を原地盤にくい込ませて滑動を防ぐ。雨水対策として溝(トレンチ)を据り,排水を良好にしておく。
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