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盛土材料・敷均し作業 |
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堤防の盛土材料に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
降雨や流水等に対してのり面が安定する土であること。 |
2 |
粘性土は,乾燥に対してひびわれを生じやすいので,施工にあたり注意する必要がある。 |
3 |
砂質土は,排水や施工性がよいので表土に適する。 |
4 |
ローム質土は施工性はよいが,のり崩れが発生しやすい欠点がある。 |
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解答 (3) |
砂質土は適水性がよく,雨水の影響を受けやすいので堤防の表層には適さない。 |
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解説 |
1 |
好ましい盛土材料とは,土の粒度分布がよく,塑性指数の大きい土で,施工が容易で締固め効果の大きいもの。また,圧縮性が小さく,雨水等の浸食に対して強く,吸水による膨潤性の低いことが望ましい。なお,砂質土は適水性がよく,雨水の影響を受けやすいので堤防の表層には適さない。 |
2 |
次の土は盛土材料として不適当である。 |
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ベントナイト,温泉余土,シラス土,腐植物を多く含んだ有機質土,凍土など。 |
3 |
盛土全体の締固め不足となる高まきを防止するとともに,路体は一層の敷均し厚35〜45cm以下,締固め仕上り厚30cm以下とし,路床は一層の敷均し厚25〜30cm以下,仕上り厚20cmとする。 |
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