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直接基礎の施工に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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砂地盤上に基礎を施工する場合は,割栗石,砕石などを十分に掘削面にめりこませ,その上に均しコンクリートを打設する。 |
A |
フーチング底面の突起は,割栗石,砕石などで処理した層を貫いて十分に支持地盤に貫入する。 |
B |
岩盤上に基礎を施工する場合は,地山のゆるんだ部分を取り除き,取り除いた部分は砕石などで置き換え,均しコンクリートを打設する。 |
C |
基礎底面が地下水位より低い砂地盤では,ウェルポイント等を用いて排水して施工する。 |
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解答 (3)
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岩盤上に基礎を施工する場合は,割栗石を用いず,ゆるんだ部分を除いて均しコンクリートを打設する。 |
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直接基礎の安定 |
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直接基礎に関して適当でないものはどれか。 |
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1 |
直接基礎底面における鉛直地盤反力は,底面地盤の許容鉛直支持力を超えてはならない。 |
2 |
直接基礎に作用する荷重合力の作用位置は,常時には底面の中心部より底面幅の1/6以内,地震時には底面幅の1/3以内になければならない。 |
3 |
直接基礎の根入れ部に作用する水平反力は,基礎底面と根入れ部との協同で分担させ,地盤の許容水平支持力を超えてはならない。 |
4 |
直接基礎底面におけるせん断抵抗力は,底面地盤の許容せん断抵抗力を超えてはならない。 |
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解答 (3)
根入れ部に作用する水平反力は,根入れ部を考慮しない
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直接基礎の設計及び施工 |
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直接基礎に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
直接基礎の鉛直荷重は,直接基礎底面地盤の鉛直地盤反力のみで支持させるものとする。 |
2 |
基礎の変位量は,上部,下部構造の機能と安全性を考慮し,適切な値におさえる必要がある。 |
3 |
直接基礎底面に突起を設けると,地盤の鉛直支持力を増加させるのに非常に有効である。 |
4 |
基礎岩盤を切り込んで直接基礎を施工する場合,切り込んだ部分の岩盤の横抵抗を期待するためには,貧配合のコンクリートで埋め戻す。 |
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解答 (3)
突起を設けると,滑動に対する力を増加させるのに有効
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解説 |
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寒中コンクリート |
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1 |
直接基礎とは,地表近くに良質な地盤が存在し,上部構造物に対して十分な支持力があるとき,直接これを利用するフーチング基礎,ベタ基礎をいう。 |
2 |
直接基礎は,転倒,滑動,地盤の支持力に対して安全であること。転倒に対する安定は,直接基礎に作用する荷重合力(外力)の作用位置を,常時は底版の中央1/6以内,地震時は1/3以内とする |
3 |
直接基礎の底面は地盤に密着させ,十分な滑動抵抗を持たせる。 |
4 |
砂質地盤上に基礎を据える場合は,割栗石や砕石などで掘削面を十分に処理し,均しコンクリートを打設した後,基礎を設け埋戻す。 |
5 |
底面に突起を設けて滑動を防ぐときは,割栗石を貫いて十分に原地盤に貫入させておくこと。突起はフーチングコンクリートと一体とする。 |
6 |
岩盤上に基礎を施工する場合は,割栗石を用いず,ゆるんだ部分を除いて,均しコンクリートを打設する。 |
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許容沈下量
基礎形式 |
許容沈下量(cm) |
標準値 |
最大値 |
独立フーチング基礎 |
5 |
10 |
連続フーチンク基礎
ベ タ 基 礎 |
10 |
20 |
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直接基礎の安定 |
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1 |
鉛直荷重は鉛直地盤反力のみで支持させる。 |
2 |
直接基礎に作用する荷重の合力の作用位置は,底版の中央1/6以内,地震時は1/3以内の偏心を許している。 |
3 |
水平荷重は底面のみで抵抗させ,根入れ部を考慮しないのを原則とする。 |
4 |
滑動に対する安定は水平力とせん断抵抗力により決まる。 |
5 |
直接基礎は,転倒,滑動,地盤の支持力に対して安全であること。滑動に対する抵抗力が不足する場合は,基礎底面に突起を設ける。 |
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