施工管理 安全管理 4


単管足場の安全基準

高さが5m以上の単管足場の安全に関する記述のうち,労働安全衛生規則に違反しないものはどれか。
1 地上第一の布を,地上1.8mの位置に設けた。
2 建地の間隔を,けた行方向2.5m,はり間方向2mとした。
3 足場材の緊結,取りはずし,受渡し等の作業を,幅15cmの足場板を設け,安全帯を使用し行わせた。
4 建地間の積載荷重の限度を,500kgとした。
解答 (1)
適するのは1。他は違反している。

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解説

単管足場の安全基準
1 足場には,本足場(2列の建地),1側足場(1列の建地)及びつり足場がある。足場が倒れないように建物等に一定間隔で壁つなぎ,控えをとる。高さ2m以上の足場の作業場所には,幅40cm以上の作業床を設ける。
2 事業者は,つり足場,張出し足場,高さ5m以上の足場の組立て,解体等の作業では,足場組立て等作業主任者(技能講習修了者)を選任して行う。
3 鋼管(単管パイプ)足場の場合
@ 脚部には,ベース金具を使用し,敷板,敷角,根からみ等を設ける。
A 壁つなぎは,垂直方向5m以下,水平方向5.5m以下とする。
B 建地間隔は,けた方向1.85m以下,はり方向1.5m以下とする。
C 建地間の積載荷重は,400kgfを限度とする。
D 地上第一の布は、2m以下の位置に設けること。
E 建地の最高部から測って31mを越える部分の建地は、鋼管を2本組とすること。
F 建地の間隔はけた行き方向を1.85m以下とすること。梁行き方向を1.5m以下とすること
G 足場の脚部にはベース金具を使用し且つ敷き板敷き角等を使用し、根がらみ等を設けること。
H 鋼管の接合部又は交差部は、これに適合した付属金具を使用して、確実に接合し、、又は緊結すること。
I 足場を架空電路に近接して設ける場合は、架空電路を移設するか、鋼管又は架空電路に絶縁管、絶縁覆等を装着すること。
J 壁つなぎは、座屈の防止、風荷重等の水平力を負担し、倒壊を防止する。
4 足場組立作業主任者の職務
材料、工具、安全帯等の点検作業方法の決定、安全帯、保護帽の使用状況を監視する。
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