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施工計画を作成する一般的手順として適当なものはどれか。 |
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(イ) |
施工法及び施工の順序について技術的・経済的検討を行い,施工方法の基本方針を決定する。 |
(ロ) |
契約条件及び現場条件を確認する。 |
(ハ) |
機械の選定,作業員の配置など本工事の詳細作業計画を検討する。 |
(ニ) |
労務,機械,資材などの調達・使用・輸送計画を立てる。 |
(ホ) |
仮設備など工事用施設の設計とその配置を計画する。 |
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1 |
(ロ)→(ハ)→(イ)→(ニ)→(ホ) |
2 |
(ロ)→(イ)→(ハ)→(ホ)→(ニ) |
3 |
(イ)→(ロ)→(ハ)→(ホ)→(ニ) |
4 |
(ロ)→(イ)→(ホ)→(ニ)→(ハ) |
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解答 (4)
(4)が適当
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施工計画の基本方針 |
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施工計画の基本方針の決定に関して適当でないものはどれか。 |
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1 |
施工計画は,1つの計画案にこだわることなく幾つかの代案を作成し,長所,短所を比較検討して最も適した計画を見い出す必要がある。 |
2 |
施工計画は,従来の経験のみに限定することなく,新工法,新技術の動向に対して目を向けることも必要である。 |
3 |
契約に基づく工期は,必ずしも経済的な最適工期とは限らないので,契約工期の範囲内で,さらに短縮することについても検討する。 |
4 |
施工計画は,現場の諸条件をよく知っている現場代理人が検討し,経済性のみを優先し,決定する。 |
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解答 (4)
経済性のみを優先は間違い
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施工計画 |
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施工計画に関するの語句として適当なものはどれか。 |
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施工計画は,工事の目的とする築造物を,工事に関係する種々の制約の中で,かつ的確に施工すると方法を策定するものである。
施工管理は,安全の確保,への配慮といった社会的要件の制約の中でに基づき工事の円滑な実施を図ることであり,品質管理,工程管理,の3つの柱によって支えられている |
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1 |
工期内に |
工 程 |
地域社会 |
施工計画 |
施工管理 |
2 |
安 全 |
条 件 |
環境保全 |
環境保全計画 |
施工管理 |
3 |
工期内に |
工 程 |
地域社会 |
環境保全計画 |
安全管理 |
4 |
安 全 |
条 件 |
環境保全 |
施工計画 |
原価管理 |
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解答 (4)
施工管理は,安全の確保・環境保全への配慮の中で行う。
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解説 |
施工計画 |
1 |
施工計画とは,契約条件に基づき,設計図どおりの構造物を工期内に,経済的かつ安全に作るため,施工の各段階ごとに最善の方法を計画することをいう。その手順は次のとおり。なお,施工計画書は監督員に提出する。 |
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2 |
施工事前調査 |
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@ |
設計図書・仕様書その他契約条件の確認 |
A |
現場の自然条件・経済条件・環境条件の検討 |
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3 |
施工基本(技術)計画 |
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@ |
工事の施工順序・施工法の選択及び決定 |
A |
作業量の検討・工期の見通しの検討ぽ程計画) |
B |
主要施工機械の選定・施工機械の組合せの検討 |
C |
仮設計画の検討 |
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4 |
調達計画 |
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@ |
下請使用計画・労務計画の検討 |
A |
材料購入計画・保管方法の検討(資材管理計画) |
B |
械調達・使用計画及び輸送計画の検討 |
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5 |
現場運営(管理)計画 |
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@ |
現場管理組織・運営手続きの決定(施工管理) |
A |
実行予算の決定・収支計画の立案(原価管理) |
B |
安全管理計画・品質管理計画の立案 |
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施工計画の基本方針 |
1 |
施工計画の決定に当っては,過去の経験を十分に生かすと共に常に改良を試み,新工法,新技術の検討を行う。一般に,経験に頼った施工計画は過小になりがちで,新工法を主としたものは過大になる傾向がある。 |
2 |
施工計画は,全体にバランスの取れたものとし,無理のないものとする。 |
3 |
施工計画の検討は,社内の組織(スタッフ)を活用し,一つの計画のみでなく,いくつかの代案を作り,長所短所を比較検討し決定する。 |
4 |
契約工期が社内的な情況によっては,必ずしも最適工期とは限らないので,この範囲内でさらに経済的な工程を検討する。 |
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