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仮設備計画に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
仮設備は,工事内容に大幅な変更があった場合でも設計変更の対象とはならない。 |
2 |
仮設備計画には,仮設備の種類,数量及び配置計画はもとより,それらの設置と維持,撤去及び跡片付けの計画も合まれる。 |
3 |
仮設備の計画は,施工者自身の技術力で,本工事が円滑に施工できるよう立案するのが一般的である。 |
4 |
仮設備は,工事規模に対し,過大あるいは過小にならないよう十分検討し,必要でかつ無駄のない合理的なものにしなければならない。 |
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解答 (1)
指定仮設備は、本工事と同様に取り扱われる。よって、設計変更の対象となる。
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工程管理計画 |
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工程計画に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
作業可能日数は,工期中の暦日数から定休日,水文気象,その他に基づく作業不能日数を差し引いて推定する。 |
2 |
自然条件が,作業可能日数に与える影響のうち,最も大きいものは土工作業時における天候の影響である。 |
3 |
建設機械の施工速度には,最大施工速度,正常施工速度,平均施工速度があるが,工程計画には正常施工速度を用いるのが望ましい。 |
4 |
建設機械1台当り又は作業者1人当りの1時間当り施工量は,工程計画,工事費見積りなどを行うための基本事項となる。 |
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解答 (3)
工程計画には平均施工速度を用いる
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建設機械の組合せ |
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建設機械の組合せに関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
土工の一連の作業の作業能力は,組合せ機械のうちで最大の作業能力の機械によって決定される。 |
2 |
土工の一連の作業を施工する場合,各建設機械の作業能力をできるだけバランスをとって,費用が節減できるよう計画する。 |
3 |
土工の一連の作業において,大規模工事には大型機械が,小規模工事には小型機械が選定されるが,普及度の高いものの中から選定する。 |
4 |
作業効率は,機械の組合せが多いほど低下し,作業の休止も多い。 |
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解答 (1)
組合せた一連の作業の作業能力は,組合せた建設機械の中で最小の作業能力の建設機械によって決定される。各建設機械の作業能力に大きな格差が生じないよう建設機械の規格と台数を決め,バランスをとる。
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解説 |
仮設計画及び留意事項 |
1 |
仮設備とは,目的とする構造物を建設するために必要な工事用の施設で,原則として工事完成後に取り除かれる。 |
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仮設備の種類
直接仮設 |
運搬関係 |
工事用道路,橋梁,トンネル等 |
材料関係 |
材料置場,砕石プラント等 |
動力・用水関係 |
受電・配電設備.給水設備等 |
作業上の必要施設 |
支保工,足場,土止め工等 |
間接仮設 |
管理用建物 |
事務所・見張り所・試験室等 |
保管用建物 |
倉庫,車庫,作業場,機械室等 |
宿舎,厚生関係建物 |
宿舎,休憩所,医療所等 |
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2 |
仮設備は,施工業者の自主性にゆだねられる任意仮設備と,重要なものとして本工事と同様に取り扱われる指定仮設備がある。指定仮設備は,工事内容が変更した場合,設計変更の対象となる。 |
3 |
仮設計画の留意事項 |
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@ |
工事規模に見合ったムダのない計画を立てる。 |
A |
構造的・強度的にも十分目的を達するものであること(構造計算必要)。 |
B |
設計図書に明示されていない仮設備は,一般には変更契約の対象でない。 |
C |
作業の流れを考えて効率的な仮設備の配置を行う。 |
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工程管理計画 |
1 |
工程管理計画の立案に当っての基本事項は,次のとおり。 |
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@ |
作業可能日数,一日平均施工量,施工速度等の施工日程の算定。 |
A |
機械,設備の規模・台数の決定。 |
B |
工程図表の作成。 |
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2 |
工事着工から竣工までの作業可能日数及び各工事の所要作業日数を算出し,計画達成に必要な作業日数を決める。所要作業日数は,一日当りの平均施工量,つまり動員できる機械・労働者及び材料の調達計画によって決まる。 |
3 |
現場条件を考慮してむりのない合理的なものとし,全工程期間を通じて忙しさの程度をなるべく等しくする。 |
4 |
建設機械の施工速度は,最大施工速度(カタログの公称速度で損失時間は考えない),正常施工速度(整備・修理等の正常損失時間を考えた速度,能力の比較,機械の組合せに用いる)及び平均施工速度(正常損失時間及び故障・手持ち等の偶発損失時間を考えた速度,工程計画に用いる)がある。 |
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