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施工計画の策定にあたって,元請業者が直営で施工するよりも下請業者に外注した方が一般的に得策と考えられるものはどれか。 |
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1 |
新しい工法,試験的な工事で不確定要素の多いもの |
2 |
単純な附帯工事で労力が主体的なもの |
3 |
工事の性質上,常用的に労働者を使用しなければならないもの |
4 |
主体工事で高度な品質を要求されるもの |
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解答 (2)
単純な附帯工事で労力が主体的なものが適当。
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土木工事の資材管理の特徴 |
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土木工事における資材管理の特徴のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
注文生産であるので,資材の長期需給計画が立てにくい。 |
2 |
多品種少量生産であるので,資材の規格化,統一化が困難である。 |
3 |
工事現場条件により,工事のプロセスが極めて変化に富んでいるので,資材管理が流動的である。 |
4 |
生産の主体が工事施工の現場であるので,資材の集中管理がし易い。 |
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解答 (4)
工事施工の現場であるので,資材の集中管理がやりにくい
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環境保全計画 |
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施工計画において事前に検討すべき環境問題に関する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
騒音,振動については,法で定められている特定建設作業以外にも地方公共団体が条例により規制している場合がある。 |
2 |
工事に伴う水質汚濁の恐れがある場合は,必要に応じて排水処理装置や沈殿池を設置し,濁水処理を行う。 |
3 |
くい打機や削岩機等を使用する作業は,騒音等の防止対策を施すとともに周辺環境を考慮し,作業時間等を調整する。 |
4 |
土工用機械により発生する土ぼこりについては,自然環境保全法に定める粉じん排出基準以下となるよう規制されている。 |
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解答 (4)
粉じんについては,大気汚染防止法
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解説 |
下請発注計画 |
1 |
直営が有利な工事 |
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@ |
工事内容の変化が多く,規格がきびしいもの。 |
A |
新しい工法,試験的な工事,費用算定の難しいもの。 |
B |
高度の技術を要するもの。 |
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2 |
下請が有利な工事 |
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@ |
労働力を主体とする単純な工事。 |
A |
専門業者による特殊工事。 |
B |
下請の経験を活かせる工事。 |
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土木工事の資材管理の特徴 |
1 |
注文生産であるため,長期にわたる需要計画が立てにくい(注文生産)。 |
2 |
現場の自然条件により,また同種の工事でも同じ作業が少なく変化に富んでいるため,調達や資材の管理が流動的である(単品生産)。 |
3 |
資材は多岐・多種にわたり規格化・統一化が困難である。 |
4 |
生産の主体が工事現場であり,短期間で移動するため,資材の集中管理がやりにくい(現地生産)。 |
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環境保全計画 |
ばい煙・粉じん対策 |
1 |
ばい煙・粉じんについては,大気汚染防止法により,ばい煙の排出等の規制及び粉じん発生施設の構造並びに使用・管理に関する基準がある。建設工事では,アスファルトプラントあるいは土石の堆積場が,ばい煙発生施設,粉じん発生施設に該当する |
2 |
粉じんの飛散の防止対策は,次による。 |
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@ |
防じんカバーで覆われていること。 |
A |
散水設備によって散水が行われていること。 |
B |
粉じんが飛散しにくい構造の建築物内に設置されていること。 |
C |
土石の堆積の場合は,薬液の散布又は表層の締固めが行われていること。 |
D |
フード及び集じん機が設置されていること(土石の堆積以外の場合)。 |
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水質の汚濁防止対策 |
1 |
水質の汚濁防止については,水質汚濁防止法により排出水の規制があり,さらに都道府県によっては条例により上乗せ規制があるので注意を要する。
建設工事関係で,排出物質として浮遊物質(SS)とpHの濃度が問題となる場合には,水処理装置や沈殿池を設置し,濁水処理を行う。 |
2 |
建設工事関係で下記のものは,特定施設に該当し,その設置は60日前までに都遵府県知事に届け出ると共に,排出基準を遵守すること。 |
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@ |
セメント製品製造業用施設(抄造施設,成型機,水養生施設等) |
A |
生コンクリート製造業用バッチャープラント |
B |
砕石業用施設,砂利採取業用水洗式分別施設 |
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