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ショベル系掘削機の特徴について適当なものはどれか。 |
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1 |
ドラグラインは,地面より低い所を掘削するのに適し,作業範囲は狭いが正確な掘削仕上げができる。 |
2 |
バックホウは,地面より低い所で広い範囲の掘削に適し,地面より高いのり面の仕上げもできる。 |
3 |
クラムシェルは,狭い面積で深く掘削する場合や,高い位置への積込みに適する。 |
4 |
パワーショベルは,掘削積込み能力が大きく地面より高い所の掘削に使用されるが,地面より低い所は全く掘削できない欠点がある。 |
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解答 (3)
3が適当。ドラグラインの作業範囲は広い。地面より高いのり面の仕上げは困難。地面より低い所の掘削は困難なだけで、全く出来ないことはない。
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掘削運搬機 |
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スクレープドーザに関する記述のうち誤っているものはどれか。 |
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1 |
任意の厚さに捨上ができるので,別に敷均しの必要がない。 |
2 |
運搬距離は,モータスクレーパほど長くすることはできない。 |
3 |
走行形式がタイヤ式なので,軟弱地での作業には不適当である。 |
4 |
前後進での作業であるから,Uターンの必要がなく,狭い帯状の作業地でも使用可能である。 |
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解答 (3)
スクレープドーザはクローラ式なので、軟弱地での作業には向いている
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モータグレーダ |
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モータグレーダに関する記述のうち適当なものはどれか。 |
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1 |
ブレードと車体進行方向とのなす角を推進角といい,切削する地盤が硬いほど大きくする。 |
2 |
モータグレーダでスカリファイヤ作業をする場合は,硬い地盤ほど爪の本数を増やして施工するとよい。 |
3 |
ブレードに推進角をつけた作業やバンクカット作業のとき,前輪が横に滑ることを防ぐためにリーニング装置を使用する。 |
4 |
モータグレーダによる作業仕上り面の平坦性は,軸距に関係し,軸距が小さい方が平坦性はよくなる。 |
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解答 (3)
3が適当。
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解説 |
ショベル系掘削機 |
1 |
掘削箇所が地盤より高いときは,パワーショベル(バケットが上向き),低いときはバックホウ(バケットが下向き),水中掘削にはドラグライン,クラムシェルが適当である。 |
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ショベル系掘削機
名 称 |
規格または能力 |
用 途 |
特 徴 |
パワーショベル |
0.8〜4m3(バケット容量) |
掘削,積込み
(高い所の掘削) |
360°旋回可能,油圧式とロープ式,覆帯式とタイヤ式 |
バックホウ |
0.3〜4.6m3(バケット容量) |
基礎掘削,溝掘リ
(低い所の掘削) |
地盤より低い掘削,あらゆる土質に向く,正確な施工可能 |
ドラグライン |
0.3〜2.0m3(バケット容量) |
基礎掘削,水中掘削 |
広い範囲の浅い掘削に適 |
クラムシエル |
0.3〜2.0m3(バケット容量) |
基礎掘削,水中掘削 |
孔掘リ,深い基礎等の正確な掘削可能 |
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掘削運搬機(スクレーパ類) |
1 |
掘削,積込み,運搬,捨土,敷均し作業を1台の機械で処理するものがスクレーパ類である。自走式で2,000m,被牽引式で500 m 位までが経済的である。スクレーパとブルドーザを組合せた形式のスクレープドーザは,前進,後退が自由にでき,狭い所の作業に適している。 |
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掘削運搬機
名 称 |
規格または能力 |
用 途 |
特 徴 |
スクレーパ |
6〜17m3 (ボウル容量) |
掘削,運搬,捨土,地均し |
大型土工向き,コストが安い,自走式と牽引式 |
スクレープドーザ |
17〜22t (ボウル容量) |
削土,運搬,捨土,締固め |
狭い場所で可能,万能性 |
ダンプトラック |
2〜13 t |
土砂運搬 |
汎用性,荷卸しが早い |
モータグレータ |
(ブレード)
2.2〜3.7m |
整地,敷均し |
砂利道の補修に独白の能力あリ |
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モータグレーダ |
1 |
ブレード作業は,材料の敷均し,地面凹凸の整正,切削などである。推進角は地盤が硬い程,小さくする。 |
2 |
スカリファイヤ作業は,硬い路盤の掘起こし作業で,地盤の硬さ,土質,栗石の有無によって,爪の数(硬い場合減らす),掘起こし幅,切削角度,切削深さなどを調整する。 |
3 |
横すべりを防ぐため,前輪を左右に傾斜させるリーニング装置がある。 |
4 |
軸距(ホイールベース)が他の車両に比べて長いのは,作業延長方向の仕上面のうねりを少なくし,平坦性を確保するためである。 |
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