施工管理 工程管理 5


余裕日数

フロート(余裕)に開する記述のうち正しいものはどれか。
1 フリーフロート(自由余裕)は,最遅開始時刻で作業を始め後続する作業を最早開始時刻で作業を始めても存在するフロートである。
2 トータルフロート(全余裕)は,最遅開始時刻で作業を始め最遅完了時刻で作業が完了した場合に生ずるフロートである。
3 フリーフロート(自由余裕)は,全部使いきると後続作業に影響する。また,フリーフロートは,必ずトータルフロートより大きい。
4 トータルフロート(全余裕)は,その作業のみでなく前後の作業に開係があり,一つの経路上で共有される。
解答 (4)
(4)の説明が正しい


余裕日数の計算
図のネットワークに関する記述のうち誤っているものはどれか。
1 クリティカルパスの日数は,41日である。
2 作業Aのトータルフロートは,0日である。
3 作業Eのフリーフロートは,7日である。
4 イベントDの最早結合点時刻は,27日である。

解答 (2)

H→A→B→C→D→E→Fがクリティカルパス,工期41日,作業Aのトータルフロート 4 日。
 コンクリート床版橋工事において,各作業日数を下記とした場合,準備工から鉄筋組立を完了させるまでの工期を20日とするには,どの作業を1日短縮すればよいか。
 但し,準備工及び鉄筋組立は他の作業との並行作業を行わず,また型枠組立は支保工組立,型枠製作との並行作業を,鉄筋購入は鉄筋加工との並行作業を行わないものとする。
[各作業日数] 準備工(10日間),鉄筋加工(2日間),鉄筋購入(2日間),型枠組立(2日間),支保工組立(3日間),型枠製作(5日間),鉄筋組立(4日間)
1 型枠製作
2 鉄筋購入
3 支保工組立
4 鉄筋加工

解答 (1)
与えられた条件でネットワークを書くと,下図のとおり。
最早開始点時刻を求めると工期は21日となる。これを1日短縮して工期20日とすればよい。
2 Fの最遅完了時刻を20日として,順次,逆向き計算で最遅完了時刻を求め,余裕日数を出す。
3 マイナスフロートは,@→A→C…→D→E→Fで,この経路上の作業を1日短縮すればよい。
4 当該する作業は,(1)の型枠製作となる。


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解説
余裕日数(フロート)
1 クリティカルパス以外の経路には,工期に影響しないで作業を遅らせることのできる以下の余裕日数がある。
2 全余裕(トータルフロートT・F)
最早開始時刻(EST)げで作業を始め,最遅完了時刻(LFT)で後続作業を完了する場合に生じる余裕をいう。作業を合む一つの経路に共有する余裕で,ある作業で使いきれば, それ以降の経路はクリティカルパスとなる。
全余裕T・F=LFT−EFT
3 自由余裕(フリーフロートF・F)
最早開始時刻(EST)で作業を始め,後続作業も最早開始時刻がではじめてもなお存在する余裕で,後続作業に影響しないで自由に使用することができ,一つの経路において合流する直前の作業のみに存在する。なお.F・F≦T・Fとなる。
自由余裕F・F=EST−EFT
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