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海岸堤防に間する記述のうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
天端被覆工は,沈下を防ぐために表のり及び裏のり被覆工と一体構造とする方が効果的である。 |
2 |
堤防の表のり被覆工は,作用する波力に応じて上部と下部で異なった被覆工とすることができる。 |
3 |
堤体には,必要に応じて隔壁を一定間隔に設ける。 |
4 |
排水工は,堤防の裏のり尻に設ける。 |
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解答 (1)
天端被覆工は不等波下にそなえ表のり及び裏のり被覆工と縁切りとする。
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突堤による浸食対策 |
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海岸の突堤による浸食対策に関して適当でないものはどれか。 |
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1 |
沿岸漂砂の卓越方向が一定せず,また岸沖漂砂の移動が大きい場合の浸食対策は,突堤工法よりも離岸堤工法を用いるべきである。 |
2 |
突堤工の施工順序は,沿岸漂砂の下手側から上手側に施工する。 |
3 |
突堤の方向は,汀線に対しほぼ直角に出すのが原則である。 |
4 |
透過性の突堤は,土砂の供給が著しく減少している場合の浸食対策として効果的である。 |
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解答 (4)
土砂の供給が著しく減少している場合の浸食対策は,離岸堤群(不透過性)により沿岸標砂量を減少させ,海岸を守る。
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離岸堤の施工 |
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離岸堤の施エに関する記述のうち適当なものはどれか。 |
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1 |
離岸堤は,海岸浸食の防止に有効な対策であるが,設置後の沿岸漂砂上手側の浸食影響には注意を要する。 |
2 |
汀線が後退しつつあって,離岸堤と護岸を新設する場合,なるべく護岸から先に着手する。 |
3 |
離岸堤の堤端部は,洗掘される恐れがあるので,計画の1基分はまとめて施工することが望ましい。 |
4 |
離岸堤が沈下することはまれで,特に沈下対策は必要としない。 |
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解答 (3)
(1)上手→下手,(2)離岸堤を先行,(4)沈下対策は必要。
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解説 |
海岸堤防 |
1 |
海岸堤防は高潮,波浪,津波等から海岸を守り,護岸は浸食を防ぐ |
2 |
表のり被覆工 |
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波による堤体土砂の流出を防ぎ,堤体を保護する。なお,天端被覆工は,不等波下にそなえ表のり及び裏のり被覆工と縁切りとする。 |
3 |
波返工 |
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越波やしぶきを防止するために表のり被覆工の延長として設ける。 波返工の高さは堤防天端上1m以下,半径1.5〜2.0m,天端幅は50cm程度で,波返しには波力が作用するため屍体と一体とする。 |
突堤による浸食対策 |
1 |
突堤は,海岸線から沖側に突き出して設ける堤体で,単一堤として設けられることは少なく,ある間隔をおいて数基,突堤群として建設する。 |
2 |
流出土砂量を減じたい場合 |
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施工順序は,漂砂下手側より着手して,対象地域への土砂の供給を過度に減少させないようにする。 |
3 |
沿岸漂砂を完全に阻止したい場合 |
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砕波帯まで突堤を延長すれば阻止できるが,漂砂の下手側の浸食が大きくなるので十分注意を要する。 |
離岸堤の施工 |
1 |
離岸堤は,汀線から離れた沖側の海面に,汀線にほぼ平行に設置される構造物で,次の目的をもつ。 |
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@ |
入射波のエネルギーを威勢させる。 |
A |
波高の減衰効果により,浸食型から堆積型に変える。 |
B |
波高の減衰効果により,沿岸漂砂量を減少させる。 |
C |
トンボロを発生させて前浜の前進を図る。 |
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2 |
漂砂の卓越方向が一定せず,岸沖の漂砂の移動が大きいと思われる所では,突堤工法よりも離岸堤工法とする。汀線が後退しつつあるときは,護岸を施工する前に離岸堤を設置し,その後,護岸に着手する。 |
3 |
離岸堤の施工順序は,浸食区域の下手側から着手し,順次上手側に及ぶのを原則とする。 |
4 |
開口部あるいは堤端部は,施工後の波浪によって一般にかなり洗据される。したがって計画の1基分はなるべくまとめて施工する。 |
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