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鋼材の規格とその記号との組合せのうち適当でないものはどれか。 |
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1 |
一般構造用圧延鋼材 |
SS400 |
2 |
溶接構造用圧延鋼材 |
SM400A |
3 |
鋼管矢板 |
SMA400AW |
4 |
鋼管くい |
SKK400 |
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解答 (3)
SKKは鋼管くいを,SKYは鋼管矢板を表わす。
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解説 |
鋼材の種類
分 類 |
種 類 |
記号 |
例 |
数字の意味 |
備 考 |
構造用鋼材 |
一般構造用圧延鋼材 |
SS |
SS400 |
引張強度 |
鋼板,形鋼 |
溶接構造用圧延鋼材 |
SM |
SM400A
SM490
SM490YB
SM520C |
引張強度 |
鋼板,形鋼,溶接性に優れている。 |
溶接構造用耐候性熱間圧延鋼材 |
SMA |
SMA400
SMA490 |
引張強度 |
鋼板,形鋼,防食性に優れている。 |
鋼 管 |
一般構造用炭素鋼鋼管 |
STK |
STK400
STK490 |
引張強度 |
鋼管くいなどに用いられる。 |
接合用鋼材 |
摩擦接合用高力六角ボルト |
- |
F8T
F10T |
引張強度 |
現場継手用鋼材 |
棒 鋼 |
熱間圧延棒鋼 |
SR |
SR235 |
降伏点強度 |
鉄筋コンクリート用丸鋼 |
熱間圧延異形棒鋼 |
SD |
SD295
SD345 |
降伏点強度 |
鉄筋コンクリート用異形棒鋼 |
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注 |
1 |
SS400 |
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引張強度400N/mm2以上の一般構造用圧延鋼材 |
2 |
SM400A,SM490B,SM520C |
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末尾のA,B,Cは衝撃値の規定について記したもので,Aは衝撃値の規定がないもので,B,Cの順に衝撃値の規定値が厳しくなる |
3 |
F8T |
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引張強度780N/mm2以上の摩擦接合用高カボルト。 |
4 |
SR235 |
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降伏点強度235N/mm2以上の熱間圧延棒錆 |
5 |
耐鋼性鋼材は,初期において発生した錆が緻密層(安定錆)を形成し用材の保護膜となり、それ以後は錆は進行しない。 |
6 |
安定錆の生成は、大気に触れ,雨によって浮錆が流され,日照によって鋼表面が乾燥することが必要。水中や土中など,常時鋼表面が濡れている場合は生成されない。 |
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