平成21年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page2

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 11 木材の一般的な性質に関する次の記述の正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
(イ) 板目材は、まさ目材に比べ伸縮が一様で不規則な変形をしない。
(ロ) 辺材は、心材に比べて一般に硬質で腐朽しにくい。
(イ) (ロ)
1 ……
2 ……
3 ……
4 ……

解答と解説: 

答え--- 4
まさ目材は目が揃っているので不規則な変形は少ないが、板目は狂いやすい。
芯材の方が一般的に硬質であり、腐朽しにくい。



No 12 造園樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 老木、大木などの根回しは、先に半分を処理し、残りを1年おいてから行うのが望ましい。
2 根回しを行う鉢の大きさは、根元直径の3〜5倍程度とするのがよい。
3 溝掘式の根回しは、底根を残し側根だけ切断する方法である。
4 落葉広葉樹の根回しの時期は、秋期落葉後よりも春期萌芽前がよい。

解答と解説: 

答え--- 3
これは断根式の説明である。

No 13 支柱に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
「幹周0.18 m の高木を歩道の植樹帯に植栽する際、その支柱として( A ) を用い、支柱の丸太は( B ) を上にして使用した。」
(A) (B)
1 二脚鳥居型支柱(添え木付) …… 末口
2 添え柱支柱 …… 末口
3 二脚鳥居型支柱(添え木付) …… 元口
4 添え柱支柱 …… 元口

解答と解説: 

答え--- 1
幹周0.18 m の高木の支柱として二脚鳥居型支柱(添え木付)を用い、支柱の丸太は末口 を上にして使用した。
基本的に末口は上にします。


No 14 造園樹木の剪定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 ひこばえ、幹吹き、徒長枝など樹勢を衰えさせたり、樹形を乱したりする枝は、原則として取り除くのがよい。
2 樹木の自然に備わった樹形を基本的に残しながら樹枝の骨格や配置をつくるための基本剪定は、樹木の生長が旺盛な夏期に行うのがよい。
3 枝おろしは、太い枝を付け根から切り取る作業であり、下からのこを入れた後、上から切り落とし、残った部分を幹に沿って切り直す。
4 剪定は、樹木の美観・観賞面だけでなく、発芽や発根を促すなど生理・生育面などを考慮して行う作業である。

解答と解説: 

答え--- 2
主幹や主枝などの基本剪定は、なるべく樹木の休眠期間中、もしくは萌芽直前に行うのがよい。

No 15 芝生の造成に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 張芝後の目土は、ほふく茎を覆うことにより発根を促すなどのために、葉が半分かくれる程度にかける。
2 播種後は、発芽するまで床土の表面が乾燥しないよう灌水を行う。
3 張芝後は、床土と芝を密着させるために、ローラ等により転圧する。
4 播種後の最初の刈込みは、草丈が十分生長してから短めに刈り込み、ほふく茎の伸長を促進させる。

解答と解説: 

答え--- 4
一度に急に短く刈りこむと茎だけになり、枯れてしまうことがある。
初回は6〜8cm程度伸びてから上部1/3程度を刈るようにする。

No 16 「境栽(ボーダー)花壇」に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 草丈の低い草花を密植して、花のじゅうたんを敷きつめたように平面的にデザインされた花壇
2 壁状に空積みした石と石の間隙に草本類を植え込んだ壁面状の花壇
3 建物、塀、通路に沿って細長く設けられる立面的な花壇
4 周囲より一段低く掘り下げて設けられる平面的な整形式の花壇

解答と解説: 

答え--- 3
建物、塀、通路に沿って細長く設けられる立面的な花壇は、境栽花壇に該当する。
花のじゅうたんを敷きつめたようにするのは、毛氈花壇(もうせんかだん)

No 17 造園樹木の植付けに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 「水極め」による植付けは、土を埋め戻しながら根鉢と土を密着させるために水を注ぎながら棒で土を突いて埋め戻し、これを数回繰り返す。
2 常緑広葉樹の植付けの適期は、植物の成長の止まる休眠期から萌芽前までがよく、一般に萌芽直前が最もよい。
3 床土に遅効性肥料を施す場合は、濃度障害などによる根の損傷を避けるため、肥料が根に直接当たらないようにする。
4 植付けを行う際には、水分の供給と蒸散のバランスを保ち、枝枯れや枯損を防ぐため、枝葉の剪除を行う。

解答と解説: 

答え--- 2
常緑広葉樹は寒さに弱いので5〜6月頃が適している。

No 18 平板測量に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 アリダードは、図上点と地上点を一致させるために用いられる。
2 測量中の平板は、常に最初に定めた方向と同一方向に置く。
3 整置とは、設置した平板面を水平にすることである。
4 放射法とは、平板を移動することなく一定点に据え付けて行う方法である。

解答と解説: 

答え--- 1
アリダードとは、平板上で目標で目標物を視準し、方向線を描くためのもの。

No 19 次の(イ)〜(ニ)のうち、「建設機械」とその主な「施工用途」に関する組合せとして、適当なものの個数はどれか。
(建設機械) (施工用途)
1 ブルドーザ …… 掘削押土
2 振動ローラ …… 締固め
3 トラクタショベル …… 積込み
4 バックホウ …… 掘削積込み
1 1個
2 2個
3 3個
4 4個

解答と解説: 

答え--- 4
すべての組み合わせで正しい。

No 20 運動施設に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 陸上競技場の長軸の方向は、東西方向とすることが望ましい。
2 野球場の方位は、競技者を主とした場合、一般に本塁は南を基準に設置することが望ましい。
3 サッカー場の長軸の方向は、その地域の恒風方向と一致していることが望ましい。
4 テニスコートの長軸の方向は、南北方向を基準に、若干北西〜南東に振ることが望ましい。

解答と解説: 

答え--- 4
この系統の問題は競技者の片方に有利にならないようにするには?と考えるのがセオリーです。西日は眩しいのでそれが片側のみ不利益にならない配慮をされたものと考えましょう。
(1)トラック競技では方向による不利益は少ないですが、投てき競技などは長軸方向にて行います。
(2)競技者を主とした場合、本塁側は北を基準にする。フライが上がった場合、南を背にするほうが太陽の眩しさの影響を受けにくい。(若干北西へ振ったほうがベター)
(3)地域の恒風方向と一致すると、片側のチームはボールに風の影響を受けて有利・不利が出やすい。
(4)記述どおり


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2級造園施工管理技術検定
学科試験問題 問題番号No. 1〜No.10
問題番号No. 11〜No.20
問題番号No. 21〜No30
問題番号No. 31〜No.40
問題番号No. 41〜No.50

実地試験問題 問題番号1、2、3