平成21年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page4

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 31 次の(イ)〜(ハ)のうち、施工計画作成時の留意事項に関する記述として、適当なものをすべて示したものはどれか。
(イ) 設計図書など契約条件の確認だけでなく、現場条件の調査や確認を行うこと。
(ロ) 発注者と協議し、施工途中の検査等の確認方法をあらかじめ施工計画に反映させておくこと。
(ハ) 一つの計画のみでなく幾つかの代案を作り、経済性、施工性、安全性等の長所短所を比較検討して、最も適した計画を採用すること。
1 (イ)、(ロ)
2 (イ)、(ハ)
3 (ロ)、(ハ)
4 (イ)、(ロ)、(ハ)

解答と解説: 

答え--- 4
施工計画作成時の留意事項は、すべてである。


No 32 人力により5日間で完了することのできる次の張芝工事の正誤の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、歩掛は100 m2当たり2人/日とする。
(イ) 張芝面積1,800 m2 を7人/日で施工する。
(ロ) 張芝面積750 m2を3人/日で施工する。
(イ) (ロ)
1 ………
2 ………
3 ………
4 ………

解答と解説: 

答え--- 3
1800m2を5日で施工しようとすると、1800/5=360m2になる。
歩掛は100 m2当たり2人/日なので、一人当たり50m2とすれば1日350m2になるので誤り。
750/5=150m2なので、50m2×3=150m2により正しい。

No 33 建設副産物に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 建設副産物とは、建設工事に伴い副次的に得られたすべての物品をいう。
2 公園の管理工事で生じた剪定枝葉は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定する産業廃棄物である。
3 元請業者は、造成工事で生じた伐採木・伐根の再資源化等に努めなければならない。
4 建設工事で生じた建設発生土は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に規定する廃棄物に該当しない。

解答と解説: 

答え--- 2
産業廃棄物の定義は、
1. 事業活動に伴つて生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物
2.輸入された廃棄物
これが該当するので剪定枝葉は含まれない。


No 34 下図に示す施工管理の一般的な手順を示したデミング・サークルの(A)において行う作業内容として、適当なものはどれか。
1 工事内容に関する事前調査を行う。
2 計画どおりでない場合は、対策をとる。
3 施工計画を作る。
4 計画に適合しているか調べる。

解答と解説: 

答え--- 2
デミング・サークルは、PDCAサイクルともいう。計画(plan)、実行(do)、評価(check)、改善(act)の順番で回るものである。(B)が評価、(A)が改善に該当するので(2)が該当する。

No 35 次の(イ)〜(ニ)のうち、「工期に影響する作業」が判明する工程図表として、適当なものの個数はどれか。
(イ) バーチャート
(ロ) ガントチャート
(ハ) 曲線式工程表
(ニ) ネットワーク式工程表
1 1個
2 2個
3 3個
4 4個

解答と解説: 

答え--- 1
ネットワーク式工程表しか工期に影響する作業はわからない。


No 36 下図に示すネットワーク式工程表で表される工事におけるクリティカルパスの日数として、正しいものはどれか。
1 8日
2 9日
3 10日
4 11日

解答と解説: 

答え--- 4
クリティカルパスはA→C→Gとなり、11日。

No 37 経済的に工事を実施するための一般的な留意事項に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 合理的に最小限の一定数の作業員をもって、全工事期間を通じて稼働作業員数の不均衡をできるだけ少なくすること。
2 施工用機械設備、仮設資材、工具などは合理的な範囲で最小限とし、できるだけ反復使用すること。
3 施工の段取り待ち、材料の搬入待ちなどの余裕をできるだけ確保すること。
4 仮設備工事、現場諸経費を合理的な範囲で最小限であること。

解答と解説: 

答え--- 3
施工上、段取り待ち、材料の搬入待ちはある程度は必要だが、必要最小限にする必要がある。着工前に納期など調査した上で待ち時間は無くすような努力をすべき。



No 38 下図に示すある材料に係るヒストグラム(A)、(B)の判断に関する次の記述の正誤の組合せとして、適当なものはどれか。
(A) (B)
(イ) (A)は将来、少しの変動でも規格を外れるものが出る可能性があり、注意が必要である。
(ロ) (B)は上限規格値と下限規格値にゆとりがあって良い。
(イ) (ロ)
1 ………
2 ………
3 ………
4 ………

解答と解説: 

答え--- 2
(A)は上限規格値と下限規格値の範囲に収まって入るが、規格値いっぱいなので少しの変動でも規格を外れる可能性がある。正しい。
(B)は上限規格値と下限規格値ともに外れているので規格値が間違っているか、品質に問題がある。よって誤り。


No 39 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「幹周は、その測定部分で枝が分岐しているときには、その( A ) の周長を測定する。また、ウメなどのように樹木の根元付近から幹が分岐しているものは、生産苗畑で幹が土と接している根元部分の周長を測定するが、この場合の根元周を、特に( B ) という。」
(A) (B)
1 上部 ……… 根上がり
2 下部 ……… 芝付き
3 上部 ……… 芝付き
4 下部 ……… 根上がり

解答と解説: 

答え--- 3
幹周は、その測定部分で枝が分岐しているときには、その上部 の周長を測定する
幹が土と接している根元部分の周長(根元周)は、芝付き という。

No 40 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」における樹木の搬入時の品質寸法規格の判定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 根系の発達が良く、根鉢範囲に多数の細根が発生していたが、根鉢が乾燥していたため、不合格とした。
2 葉に虫害の発生の跡が見られたが、被害が軽微で、搬入時には害虫が付着していなかったため、合格とした。
3 樹皮の形姿はおおむね良好であったが、その一部に裂け目があり変色していたため、不合格とした。
4 枝の一部に徒長があったが、それにより枝張りの寸法規格を満たしており、また、片枝でなかったため、合格とした。

解答と解説: 

答え--- 4
徒長枝があるものは不合格となる。


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問題番号No. 31〜No.40
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