平成22年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page2

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 11 コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 レディーミクストコンクリートとは、整備されたコンクリート製造設備を持つ工場から、荷卸し地点における品質を指示して購入することができるフレッシュコンクリートをいう。
2 モルタルとは、コンクリートのうち細骨材を含まないもののことである。
3 スランプは、スランプコーンを抜き取った後のコンクリートの中央部における下がりを測定する。
4 コンクリートの耐久性を向上させるためには、一般に水セメント比を小さくする。

解答と解説: 

答え--- 2
モルタルとは、コンクリートのうち粗骨材を含まないもののこと。



No 12 秋の剪定が翌年の開花の大きな支障とならない花木として、適当なものはどれか。
1 オオムラサキ
2 ハナミズキ
3 シモクレン
4 ムクゲ

解答と解説: 

答え--- 4
オオムラサキ、ハナミズキ、シモクレン(紫木蓮)ともに春に花をつけるので、秋の剪定により影響が出る。
ムクゲは初夏に花をつけるため、新芽に影響が出にくい。

No 13 造園樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 根回しは、移植後の活着や生育を容易にするため、あらかじめ移植に必要な根鉢の範囲で掘り回し、根鉢部分の切断するなどした根に細根の発生を促すものである。
2 常緑広葉樹の根回しは、樹木の生長が止まる秋から冬の間が最も適した時期である。
3 断根式根回しは、根元の周囲を掘り回し、そこに出ている側根だけを切り離すものであり、地表から根切り鋏で根を切るだけの簡便な方法もある。
4 根回しを行う根鉢の大きさは、樹種や根の特徴等によって異なるが、一般に、その直径は根元直径の3〜5倍が適当とされている。

解答と解説: 

答え--- 2
常緑広葉樹は、春期で樹液の活動を始めるまでが最適で、発芽開始後は、それが止まった時に行う。


No 14 下図に示す芝の植付け方法の名称として、正しいものはどれか。
1 市松張り
2 目地張り
3 筋張り
4 互の目張り

解答と解説: 

答え--- 3
張り間隔があるので筋張り。ほぼ均等に近接していれば市松張りになる。

No 15 樹木の掘取りに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 樹木の枝しおりは、外枝から始めて幹に近い枝へとしおる作業で、樹木の生長期であればかなり強くしおることができる。
2 土付きで移植する場合、根鉢を掘り回した後に、その表面を縄などで十分巻き締めて根巻きを行い、根鉢がくずれないようにする。
3 「振い」とは、根鉢を少し大きめに掘り上げ、縄などを巻かずにそのまま植え込む方法であり、鉢土が自然に付いたままにしておく場合や、落とす場合がある。
4 根鉢の大きさは、根と土が離れて根が乾燥するのを防ぐためにも、根がしっかりと土をつかんでいる範囲とするのがよい。

解答と解説: 

答え--- 1
枝しおりは、幹に近い枝から順番に外枝へとしおる。

No 16 生垣の刈込みに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 長年同じところばかりを刈らず、時には深く切戻し作業を行って、不定芽の萌芽を促すとよい。
2 枯れ枝や徒長枝などを剪定して枝の整理を行った後に、一定の幅を定めて両面を刈り込み、天端をそろえるとよい。
3 刈込みの回数は、樹種、樹勢や萌芽力に応じて年1〜3回刈り込むとよい。
4 生垣の裾が上がるのを防ぐため、上の方を弱く、下の方を強く刈り込むとよい。

解答と解説: 

答え--- 4
生垣の刈込みは、自然の状態だと上部ほど枝が茂るので一般に上部ほど強く刈り込む。
下枝は強く刈り込む必要もないし、刈りすぎると丸見えになり、生垣の機能が損なわれる。


No 17 次の(イ)〜(ニ)のうち、樹木の支柱に関する記述として、適当なものの個数はどれか。
(イ) 鳥居型支柱の丸太は、末口を上にして規定の深さまで打ち込んだ。
(ロ) 八ツ掛支柱の丸太と幹の取付け部は、幹に杉皮を巻き、しゅろ縄綾割掛けで結束した。
(ハ) 鳥居型支柱の丸太と丸太の交差部は、釘打ちの上、鉄線綾割掛けで結束した。
(ニ) 八ツ掛支柱の基部は地中に埋め込み、やらず杭を支柱と逆方向に打ち込み、支柱と釘打ちの上、鉄線綾割掛けで結束した。
1 1個
2 2個
3 3個
4 1個

解答と解説: 

答え--- 4
全て適当な処理である。

No 18 平板測量に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「図上に示された測点が、地上の測点と同一鉛直線上にあるようにすることを( A ) といい、図上の測線の方向と地上の測線の方向とを一致させることを( B ) という。」
(A) (B)
1 整置 …… 致心
2 整置 …… 定位
3 致心 …… 定位
4 定位 …… 整置

解答と解説: 

答え--- 3
測線の方向と地上の測線の方向とを一致させること「定位」

No 19 アスファルト舗装に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 基層面上にアスファルト混合物を舗設する際、付着をよくするためタックコートを施した。
2 縦継目の施工に当たって、下層の継目の上に上層の継目を重ねるようにした。
3 透水性舗装の施工に当たって、透水性を高めるため路盤上にプライムコートを施した。
4 敷きならし作業中に雨が降り始めた際、敷きならした混合物の締固めを中止した。

解答と解説: 

答え--- 1
継ぎ目は重ねずにずらすこと。
プライムコートは防水性向上と上層のなじみを良くする目的で採用されるものであり、透水性向上には全く関係ない。
敷均し作業中に雨が降り始めた場合には,敷均し作業を中止するとともに,敷均し済の混合物を速やかに締め固めて仕上げる。


No 20 運動施設に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 硬式テニスコートの寸法の計測は、すべてコートラインの外側で行う。
2 サッカー場の長軸方向は、できるだけ南北にとることが望ましい。
3 陸上競技場のフィールドの排水勾配は、中心から周辺に向かって均等にとる。
4 野球場のグラウンドのセンター方向は、その地域の恒風の方向と直交していることが望ましい。

解答と解説: 

答え--- 4
地域の恒風の方向と直交していると、同一方向へ球が流れやすくなるので、好ましくない。


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2級造園施工管理技術検定
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問題番号No. 31〜No.40
問題番号No. 41〜No.50

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