平成23年度 2級造園施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page2

※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 11 コンクリートの性質に関する次の記述の(A),(B)に当てはまる語句の組合せとして,適当なものはどれか。
   「コンシステンシーの( A ) コンクリートを用いると,作業は容易になるが材料は分離しやすくなる。この測定には一般的にスランプ試験が有効な補助手段として用いられ,スランプの値が( B ) ほどコンシステンシーは小さい。」
(A) (B)
1 大きい  ----  大きい
2 大きい  ----  小さい
3 小さい  ----  大きい
4 小さい  ----  小さい

解答と解説: 

答え--- 3
コンシステンシーの小さいコンクリートを用いると,作業は容易になるが材料は分離しやすくなる。スランプの値が大きいほどコンシステンシーは小さい。



No 12 花壇の種類に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
1 境栽花壇は,建物等に沿って細長く設け,前面に草丈の低いものを,後方に行くに従って,草丈の高いものを配植した花壇である。
2 沈床花壇は,周囲より一段低く掘り下げ,斜面や沈床面に芝生や草丈の低い草花などを配植した整形式の花壇である。
3 舗石花壇は,レンガやコンクリート平版などの舗装材の一部を抜き取り,そこに草丈の低い草花や低木類などを配植した花壇である。
4 毛せん花壇は,周囲から観賞できるように中央部を高く,周辺部になるほど低くなるよう草花などを配植した花壇である。

解答と解説: 

答え--- 4
毛せん花壇は、カーペット状に広がる花壇で主に花の色で模様を描いたりする。
周囲から観賞できるように中央部を高く,周辺部になるほど低くなるよう草花などを配植した花壇は、寄せ植え花壇である。


No 13 根回しに関する次の記述の(A),(B)に当てはまる語句及び数値の組合せとして,適当なものはどれか。
「溝掘り式の根回しでは,支持根として残した太根に幅( A ) cm程度の環状はく皮を行う。また,根回しの時期は,落葉樹では一般に( B ) に行うのが最もよい。」
(A) (B)
1 3  ----  春期萌芽前
2 3  ----  秋期落葉後
3 15  ----  秋期落葉後
4 15  ----  春期萌芽前

解答と解説: 

答え--- 4
溝掘り式の根回しは、太根に幅15cm程度の環状はく皮を行う。根回しの時期は、落葉樹では春期萌芽前に行うのがよい。


No 14 芝生の造成に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
1 目地張りで張芝を行う場合には,目地を格子状にすると,雨水などが容易に流れることによって土が洗い流されてしまうので,目地は互い違いになるようにする。
2 播種や植芝の場合には,生育を促進し,密な芝生地を早期につくるため,基肥を施すようにする。
3 播種後は,大雨等で種子が流出するのを防ぐため,土を厚めにかけるのがよい。
4 張芝の植付け可能な期間は,播種に比べて長いが,一般的に真夏と10 月から2月の休眠期間を避けるのがよい。

解答と解説: 

答え--- 3
芝生の播種後の覆土は、5mm程度に薄めにする。

No 15 造園樹木の支柱に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
1 布掛支柱は,植付け間隔が狭い列植など集団植栽の場合に,竹あるいは丸太の横架材を渡し,両端,中間を斜柱で支えるものである。
2 添え柱支柱は,撞木型や鳥居型のものがあり,傾斜した幹や横架した大枝を支えるものである。
3 ワイヤー張り支柱は,樹高が高く,八ッ掛支柱では効果を発揮しない場合などに,控え杭等と樹幹をワイヤーでつないで支えるものである。
4 地下支柱は,狭い場所や人通りの多い場所などにおいて,根鉢をワイヤー等を用いて抵抗板やアンカーボルト等に地中で固定して支えるものである。

解答と解説: 

答え--- 2
添え柱支柱は風等の原因による樹木の揺れを押さえ、樹木の活着を助けたり、傾きや倒木を防止するために行なう。幹に対するものであるので横架した大枝を支えるものではない。


No 16 造園樹木における剪定すべき枝(忌み枝)に関する記述のうち,適当でないものはどれか。
1 徒長枝は,通常の枝に比較して勢いよく伸びる枝で,樹形を乱す。
2 ひこばえは,根元又は地中にある根元に近い根から伸びた枝で,樹勢を衰えさせる。
3 ふところ枝は,幹から直接発生する枝で,樹勢を衰えさせる。
4 からみ枝は,主枝にからみついたような形になる枝で,樹形を乱す。

解答と解説: 

答え--- 3
木の内側に向かって生えた枝で、枝葉がこみ混み過ぎて、病気や害虫の原因とことがあるので、早めに切り取る。


No 17 造園樹木の掘取りに関する記述のうち,適当でないものはどれか。
1 樹木の掘取りに当たって,作業の支障とならないよう,枝を下方から梢に,外枝から幹に近い枝へ順にしおった。
2 高木の常緑樹の掘取りに当たって,根がしっかりと土をつかんでいる範囲として,根鉢の直径を根元直径の約4倍とした。
3 掘取り作業中の根鉢の乾燥や土崩れを防ぐため,作業前日までに,水鉢を切った上で十分な灌水を行った。
4 掘取り前に根鉢の上根の状態の確認や移植先での雑草繁茂を防ぐなどのため,上鉢のかき取りを行った。

解答と解説: 

答え--- 1
枝しおりの順序は幹に近い枝から始めて、外枝へとしおる。


No 18 園路整備における,「建設機械」とその主な「使用目的」に関する組合せとして,適当でないものはどれか。
(建設機械) (使用目的)
1 アスファルトディストリビュータ  ---- アスファルト乳剤の散布
2 ロードスタビライザ  ---- 締固め
3 トラクタショベル  ---- 積込み
4 モータグレーダ  ---- 路盤材の敷均し

解答と解説: 

答え--- 2
ロードスタビライザは路上路盤再生工法などに使用される路盤破砕混合機である。
締固めも可能ではあるが、その目的のみではあまり使用されない。


No 19 アスファルト舗装におけるプライムコートの目的として,適当なものはどれか。
1 舗装する混合物層と基層との付着をよくする。
2 表層の耐摩耗性を高める。
3 路盤とその上に施工するアスファルト混合物とのなじみをよくする。
4 継目部の付着をよくする。

解答と解説: 

答え--- 3
プライムコートとは路盤とその上に施工するアスファルト混合物とのなじみをよくするもの。舗装する混合物層と基層との付着をよくするはタックコートという。間違えやすいので注意。


No 20 次の「特色」及び「標準断面」をもった,野球場の外野フェンス周りの舗装の種類として,適当なものはどれか。
(特色) ・降雨後の乾燥が早く,雨に対しては比較的強い。
(標準断面)
1 クレイ舗装
2 アンツーカ舗装
3 ダスト舗装
4 混合土舗装

解答と解説: 

答え--- 2
アンツーカ舗装は降雨後の乾燥が早く,雨に対しては比較的強い。


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