平成24年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験問題 Page2
※ 問題はすべて必須ですから、50問題全部を解答してください。 |
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。 自分で調べた方が絶対に頭に入ります。 |
No 11 | 木材の一般的な性質に関する次の記述の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「我が国のように四季の気温変化が規則的な地域では、( A ) と呼ばれる細胞が小さく組織は緻密で強靱な部分と、( B ) と呼ばれる細胞は大きく組織が粗大で柔らかい部分が交互に生成され、樹幹部で年輪を形成する。 含水率の減少に伴う木材の収縮は、まさ目材よりも板目材の方が( C )。」 |
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解答と解説: 答え--- 3 気温変化が規則的な地域では、(秋材)と呼ばれる細胞が小さく組織は緻密で強靱な部分と、(春材)と呼ばれる細胞は大きく組織が粗大で柔らかい部分が交互に生成され、年輪を形成する。含水率の減少に伴う木材の収縮は、まさ目材よりも板目材の方が(大きい)。 |
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No 12 | 芝生に関する記述のうち、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 芝を短く刈りすぎると、根系の粗悪化や浅根化等の生理的障害を生じる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 播種後は、種子が流されないよう発芽まで灌水を控える。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 播種後の最初の刈込みは、草丈が十分生長してから短めに刈り込む。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 芝の植付け方法のうち、目地張りは、互の目張りに比べて目地幅が広い。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解答と解説: 答え--- 1 芝を短く刈りすぎると、成長点を切り取ってしまい、葉面積が必要以上に減少してしまい、光合成が抑制され障害がおきる。根系の障害ではない。 |
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No 13 | 樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 落葉広葉樹の根回しの時期は、根の発根が著しい春期が最もよく、梅雨期までなら良好である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 断根式の根回しは、側根部や底の太根を残し、他の細根等を鉢に沿って切断する方法である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 環状はく皮を行うことにより、葉でつくられた養分が根の先端部まで行かなくなり、はく皮部の根元側からの発根が促される。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 根の切断や環状はく皮が終わった後の埋戻しは、土と根とがよく密着するように細い棒で突き固め、一般的に灌水は行わない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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解答と解説: 答え--- 2 断根式根回しは、根元の周囲を掘りまわし、そこから出ている側根を切り離す。 記述は溝掘式の説明である。 |
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No 14 | 樹木の掘取りに関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | 根鉢の大きさを決める場合には、上鉢のかき取りを丁寧に行い、根張りの分布状況を把握しておく。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | 掘り回した後に、根鉢の周囲に出ている根は、鋭利な刃物等で切り直し、さらに太めの根は、切り口の周囲をきれいに削り直しておく。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | 根と土の密着を図ることや掘取り作業時の乾燥防止のために、掘取りの前日までに灌水しておく。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 掘取り作業において、支障となる力枝や弱小な枝などの下枝は、切り除いておく。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解答と解説: 答え--- 4 掘取り作業に支障となる下枝を上方に向け縄で縛り付ける。これを枝折りという。根回し後に繁茂した枝葉や枯枝、弱枝等は取り除くが、力枝は切り取らない。 |
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No 15 | 下図に示す苗木による生垣を施工する場合における次の(イ)〜(ニ)の作業手順として、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※図中、結束に関する表示は省略している。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(イ) | 胴縁を打ち付ける。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(ロ) | 苗木を植え付ける。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(ハ) | 親柱を打ち込み、その間に間柱を打ち込む。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(ニ) | 押縁を渡す。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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解答と解説: 答え--- 4 親柱を打ち込み、その間に間柱を打ち込み、胴縁を打ち付ける。その後、苗木を植え付け、押縁を渡す。 |
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No 16 | 秋の剪定が翌年の開花の大きな支障とならない花木として、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | アジサイ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | ハナミズキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | キンモクセイ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | ヤブツバキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解答と解説: 答え--- 3 キンモクセイが妥当。 アジサイは花が終わる夏前に剪定する。 ハナミズキは冬の剪定(12〜2月) ヤブツバキは春の剪定(3月〜5月) |
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No 17 | 造園樹木の支柱に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「二脚鳥居を樹木の前後に設置し、横架材2本を渡して接合し、四方から幹を支える支柱を( A ) 型支柱といい、比較的幹周の太い樹木に用いられる。支柱の丸太と丸太の接合する部分は(
B ) で固定する。」 |
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解答と解説: 答え--- 4 四方から幹を支える支柱を(二脚鳥居組合せ)型支柱といい、幹周の太い樹木に用いる。 支柱の丸太と丸太の接合部は(鉄線)で固定する。 |
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No 18 | 下図(模式図)に示すアスファルト舗装において、プライムコートを施工する場合の位置として、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 | A | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | B | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | C | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | D | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解答と解説: 答え--- 3 プライムコートは路盤とアスファルトの接着剤用途にも用いる。表層、基層ともアスファルトである。 |
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No 19 | 高齢者、障害者の利用に配慮した園路の施工に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる数値の組合せとして、適当なものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「車いす使用者に配慮し、公園の園路の有効幅は( A ) cm以上とすること。 ただし、やむを得ない場合は、園路の末端の付近及び当該園路の50 m以内ごとに、車いすが転回できる広さの場所を設けた上で、有効幅を( B ) cm以上とすることができる。」 |
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解答と解説: 答え--- 4 園路の有効幅は(180)cm以上とする。 転回場所を設けると、有効幅を(120)cm以上とすることができる。 |
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No 20 | 運動施設の舗装に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1 | アンツーカ舗装は、プレイ後の疲労感が少なく、冬季の霜害や凍上を受けにくい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2 | クレイ舗装は、施工が比較的簡単であるが、降雨後の乾燥に時間がかかる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3 | アスファルト系舗装は、耐久性に富み、樹脂系に比べ補修はしやすい。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4 | 天然芝系舗装は、競技時の傷害防止に優れるが、入念な維持管理が必要である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
解答と解説: 答え--- 1 アンツーカ舗装とは材料にレンガなど多孔質焼成土を粉砕したものを用いるので透水性と保水性に優れ、適度な粘性と弾力がある。 デメリットとしては施工費が高く、埃になり易い。又、霜が降りると使用できないといった点がある。 |
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