建築設備士受験対策 空気調和設備
空調機の騒音対策
- ダクト直管部における発生騒音は、アスペクト比により変化する。
- スプリット形消音器における減衰効果は、低周波数域よりも中高周波数域のほうが大きい。
- 水配管系における発生騒音の要因には、ポンプの圧力脈動がある。
- 水配管系における発生騒音の対策の一つに、空気伝搬音の対策がある。
- 冷却塔における主な発生騒音には、送風機による騒音と冷却水の落下による散水音がある。
- 水配管系における発生騒音には、空気伝搬音と固体伝搬音がある。
- 吸収冷凍機の騒音は、一般に、遠心冷凍機の騒音に比べて小さい。
- スプリッタ型消音器における減衰特性は、一般に、中高周波数域より低周波数域のほうが小さい。
空気調和設備の配管
- 空気調和設備の配管による、三方弁制御においては、負荷に応じて水量をバイパスさせるので、配管系全体の循環水量は変化しない。
- 空気調和設備の配管による、低圧蒸気管の横管の管径は、蒸気量が同一の場合、逆勾配より順勾配のほうが小さくなる。
- 空気調和設備の配管による、二方弁制御による変流量方式を用いる場合は、ポンプの締切運転が起こらないようにする。
- 空気調和設備の配管による、密閉回路方式は、開放回路方式に比べて、配管の腐食が起こりにくい。
- 空気調和設備の配管による、リバースリターン方式は、各負荷機器への配管抵抗をほぼ均等にすることができる。
- 空気調和方式の変風量単一ダクト方式は、同時負荷率を考慮して機器を決定するので、定風量単一ダクト方式に比べて、設備容量が小さくなる。
- 空気調和方式の変風量単一ダクト方式は、送風量が絞られた場合、外気導入量も減少してしまうので減少しないように外気を導入する。
- 空気調和方式の定風量単一ダクト方式は、負荷特性のほぼ等しいゾーンに対して、温湿度、気流分布等に関し、安定した空調を行うことができる。
- 空気調和方式の外気冷房システムを用いた定風量単一ダクト方式は、一般に、冬期における導入外気の加湿を行うためのエネルギー消費量が増加する。
- 空気調和方式の床吹出し方式は、冷房運転時において、室内空間の下部を居住域、上部を非居住域とした場合、効率的な居住域空調を行うことができる。
- 空気調和機の冷却コイルには、一般に、銅管にアルミニウム製のプレート型のフィンを圧着したものが用いられる。
- 空気調和機の温水コイルは、冷水コイルと兼用する場合がある。
- 空気調和機の蒸気コイルには、コイル内の蒸気分布を考慮した二重管型がある。
- 空気調和機の冷却フィンは、加熱フィンに比べて、湿り状態となりやすいので、腐食しやすい傾向にある。
- 空気調和機の温水コイルの加熱管は、冷水コイルの冷却管に比べて、使用温度が高いので、腐食しやすい傾向にある。
- 吸収冷凍機の容量制御は、一般に、再生器に入る加熱熱量の制御によって行う。
- 遠心冷凍機において、吸込みベーン制御による容量制御範囲が狭い場合は、一般に、ホットガスバイパス制御装置を設ける。
- 遠心冷凍機の成績係数は、一般に、吸収冷凍機の成績係数に比べて大きい。
- 往復動冷凍機とスクリュー冷凍機は、いずれも容積圧縮型に分類される。
- スクリュー冷凍機の容量は、一般に、スクロール冷凍機の容量に比べて大きい。
- 温水暖房は、一般に、蒸気暖房に比べて、負荷変動に対する制御を行いやすい。
- 蒸気暖房は、一般に、温水暖房に比べて、装置全体の熱容量が小さいので、予熱時間が短い。
- 密閉回路の冷温水配管系に循環ポンプと開放式膨張タンクを設置したシステムの場合、膨張タンクと循環ポンプとの位置開係が異なっても、膨張タンク接続点における圧力は変わらない。
- 冷温水配管において、開放回路方式は、密閉回路方式に比べて、配管の腐食が起こりやすい。
- 冷温水配管において、リバースリターン方式は、ダイレクトリターン方式に比べて、配管延長が長くなり、スペース、設備費ともに多くなる。
自動制御機器方式
- 自動制御機器の方式による電気式は、検出部と調節部が一体化した構造のものであり、電気信号を直接操作信号として操作部に伝送する方式である。
- 自動制御機器の方式による電子式は、検出部・調節部・操作部がそれぞれ独立した構造のものであり、検出部からの信号を調節部において設定値と比較・増幅し、操作信号として操作部に伝送する方式である。
- 自動制御機器の方式によるディジタル式は、検出部からのアナログ信号を調節部においてディジタル化し、操作信号として操作部に伝送する方式である。
- 自動制御機器の方式による空気式は、検出部と調節部が一体化した構造のものと独立した構造のものがあり、操作部を含めた各部は空気圧配管で結ばれ、動力源として圧縮空気が必要である。
- 自動制御機器の方式による電子-空気式は、操作部を空気式とし、検出部と調節部を電子式とする方式である。
冷暖房負荷計算
- 冷暖房負荷計算による 間欠空調による蓄熱負荷は、暖房時に大きく冷房時に小さいので、冷房時においては、一般に、考慮しない。
- 冷暖房負荷計算による 冷房時には、北面のガラス窓や日影となるガラス窓についても、日射熱負荷を考慮する。
- 冷暖房負荷計算による 建築物の外壁の外表面熱伝達率には、一般に、対流成分と放射成分を見込んだものが用いられる。
- 冷暖房負荷計算による 透湿熱負荷は、冷房時・暖房時ともに非常に小さいので、一般に、考慮しない。
- 冷暖房負荷計算による 人体から発生する顕熱量と潜熱量の和は、室内乾球温度が高くなる程、顕熱は下がり、潜熱は上昇する。よって、和はほとんど変化しないで一定である。冷暖房時の最大負荷計算による土間床・地下壁の通過熱負荷は、年間を通して熱損失側であるので、冷房時においては、一般に、無視する。
- 冷暖房時の最大負荷計算による冷房時においては、北面のガラス窓や日影のガラス窓についても、日射熱負荷を考慮する。
- 冷暖房時の最大負荷計算による間欠空調による蓄熱負荷は、冷房時に小さく、暖房時に大きい。
- 冷暖房時の最大負荷計算による人体からの発生熱量は、作業状態が同一の場合、室内乾球温度が高くなるほど、顕熱は下がり、潜熱は上昇する。
- 冷暖房時の最大負荷計算による透湿熱負荷は、冷房時・暖房時ともに非常に小さいので、一般に、無視することが多い。
その他空調システム
- 氷蓄熱においては、製氷時に冷媒蒸発温度を低下させるので、冷凍機の成績係数が低下してしまう。
- 氷蓄熱は、水蓄熱に比べて、蓄熱槽容積を大幅に小さくすることができる。
- 蓄熱式空調システムの運転方法には、ピークシフト運転、ピークカット運転等がある。
- 蓄熱式空調システムにおいては、空調時間外に熱源機を運転することによって、熱源機容量、受電設備容量、契約電力等を低減することができる。
- 水蓄熱の蓄熱槽は、混合特性によって、一般に、完全混合型と温度成層型に分類される。コージェネレーションシステムのディーゼルエンジンシステムは、ガスタービンシステムに比べて、一般に、発電効率が高い。
- コージェネレーションシステムのガスタービンシステムの排熱回収源は、排ガスであり、主に蒸気の形で利用される。
- コージェネレーションシステムのガスエンジンシステムの排熱回収源は、排ガスとジャケット冷却水の2形態であり、蒸気、温水又はそれらの組合せの形で利用される。
- コージェネレーションシステムのジャケット冷却水からの排熱は、一般に、熱交換器を介して利用される。
- コージェネレーションシステムのディーゼルエンジンシステムは、ガスエンジンシステムに比べて、軽負荷時における発電効率の低下割合が小さい。
- 恒温恒湿型は、年間冷房を可能とするために、高圧制御器を内蔵している。
- コンピューター室用は、加湿器、再熱機構、年間冷房制御装置等を備えた高顕熱比空気調和機である。
- パッケージ型空気調和機に用いられるインバーターの目的には、「部分負荷効率の向上」のほか、「設定室温への立上り時間の短縮」、「起動電流を小さくする」等がある。
- パッケージ型空気調和機に用いられる圧縮機には、ロータリー型、スクロール型、往復動型等がある。
- パッケージ型空気調和機に用いられる往復動型の圧縮機は、一般に、高圧縮化の過熱運転に強い半密閉型圧縮機である。
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