建築設備士受験対策 換気計画
換気計画
- 工場、作業場等の室内に汚染源がある場合の換気方式としては、第3種換気法を採用する。
- 置換換気方式は、全般換気方式に比べて、換気効率は高い。
- ダクト直管部の圧力損失は、ダクト内を流れる空気の温度が低いほど大きくなる。
- 送風機の静圧は、「送風機の全圧」から「送風機吐出し口における動圧」を減じた値である。
- 居室を有する建築物においては、ホルムアルデヒドを発散する建材を使用しない場合であっても、原則として、機械換気設備等を設けなければならない。
- 局所的に汚染物質が発生する場合、局所換気は、全般換気に比べて、換気量を少なくすることができる。
- 業務用厨房においては、臭気が他室へ流出しないように、室圧をやや負圧とする。
- 駐車場内に部分的に設けられた居室部においては、駐車場の汚染された空気が流入しないように、室圧を正圧とする。
- 置換換気システムとは、空気の温度差による換気力を利用した自然換気に、機械換気を組み合わせたものである。
- バイオハザード実験室においては、汚染物質が流入しないように、室圧を負圧とする。
- 置換換気方式は、全般換気方式に比べて、換気効率が高い。
- 送風機の静圧は、「送風機の全圧」から「送風機吐出し口における動圧」を減じた値である。
- 室内の水蒸気圧分布は、拡散や対流によって、ほぼ一様であると考えられるが、温度の分布が一様でないと、相対湿度の分布にも差が生じる。
- 自然換気の原動力は、室内外の温度差、風力及び空気の拡散作用であるが、換気計画においては、一般に、空気の拡散作用は考慮しない。
換気設備ダクト
- ダクトの圧力損失は、ダクト内を流れる空気の温度が高いほど小さくなる。
- ダクト断面を変化させる場合の角度は、圧力損失を小さくするために、拡大部を15度以下、縮小部を30度以下とする。
- 送風機に接続するダクトの形状が、その送風機の運転性能に与える影響は、吐出し側よりも吸込み側のほうが大きい。
- 長方形ダクトの断面のアスペクト比は、原則として、4以下とする。
- ダクト直管部の摩擦損失は、風速の2乗に比例する。
- ダクトの圧力損失は、ダクト内を流れる空気の温度が高いほど、小さくなる。
- 換気設備ダクトは、静圧により、低圧ダクト、高圧1ダクト及び高圧2ダクトに区別されている。
- 換気設備ダクト断面を変化させる場合の角度は、圧力損失を小さくするために、拡大部を15度以下、縮小部を30度以下とするのが望ましい。
- 換気設備の風量調整ダンパーは、「全開の状態で取り付けたときの圧力損失」の「送風系統の全圧力損失」に対する割合が大きいほど、制御性がよくなる。
- 径1,000mm程度までの低圧ダクトの断面の大きさについては、1m当たりの摩擦損失が0.8〜1.5Pa程度になるように決定する。
- 換気設備の長方形ダクトの断面のアスペクト比は、原則として、4以下とする。
- ダクト形状による局部圧力損失は、上流側と下流側の平均風速に関係する。
- ダクトの局部圧力損失の相当長は、その局部圧力損失と等しい圧力損失を生ずる同径の直管ダクトの長さで表す。
- 送風機に接続するダクトの形状が、その送風機の運転性能に与える影響は、吹出し側より吸込み側のほうが大きい。
- 送風機の吸込み側においては、吸込み口に対して偏流、旋回流等を生じると性能が低下するので、吸込み口全面に均一に気流が分布するようにする。
- 吸込み口に軸受を有する送風機においては、吸込みダクトに軸受点検用点検口を設ける。
- 送風機の吐出し口の向きは、吐出し側ダクトの圧力損失が最も少なくなる向きとする。
- 送風機の吐出し口直後にダンパーを設ける場合は、ダンパーの軸を羽根車の軸に対して直角とする。
- 送風機の吐出し騒音の減衰のためには、ダクトが一方向取出しの場合、チャンバーはできるだけ使用せず、エルボを使用するのがよい。
- ダクト工事の共板フランジダクトの施工において、一度使用した押え金具(クリップ等)は、再使用しないこととした。
- ダクト工事の長方形ダクトの曲がりの内R(内舳半径)はダクト幅の1/2以上とした。
- ダクト工事の厨房の排気ダクトに使用する鋼板製長方形ダクトの継目(はぜ)の位置は、ダクト内の油の漏えいを防止するため、U字型とした。
- ダクト工事の送風機とダクトとを接続するたわみ継手の長さは、接続する送風機の大きさに応じた寸法とした。
- ダクト工事の消音エルボ付近に風量調整ダンパを取り付ける場合は、消音エルボより上流に取り付けることとした。
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