建築設備士受験対策 給排水設備
用途別計画給排水量
- ホテルからの高温排水を40℃に冷却して、公共下水道に排水する。
- ホテルに設ける湧水層に、湧水量が少なくなる場合を考慮して、受水槽からのオーバーフロー水を流入させるように計画する。
- 高層の事務所ビルにおいて、給水圧力が500kPaを超えないように、給水系統のゾーニングを行う。
- 厨房のない事務所ビルにおける設計用給湯量を、在勤者1人1日当たり7〜10リットル程度とする。
- 集合住宅における排水立て管の管径は、いずれの階においても、最も大きな排水負荷を負担する当該排水立て管の最下部の管径と同一とする。
- 給排水衛生設備の計画について、ホテルの中央式給湯設備において、加熱装置を最下階に設け、配管方式を下向き供給方式とした。
- 給排水衛生設備の計画について、中学校の設計用給水量を、プール用水を除き、生徒・教職員1人1日当たり90リットルとした。
- 給排水衛生設備の計画について、事務所ビルにおける使用水量の比率は、飲料水を30%、雑用水を70%とした。
- 給排水衛生設備の計画について、研究所からの高温排水を公共下水道に排水するに当たり、排水温度が39℃になるまで冷却した。
- 給排水衛生設備の計画について、厨房のない事務所ビルにおける設計用給湯量を、在勤者1人1日当たり7〜10リットルとした。
- 集合住宅における設計用給水量を、居住者1人1日当たり250リットルとした。
- 超高層の事務所ビルにおいて、給水圧力が500kPaを超えないように、給水系統のゾーニングを行った。
- ホテルにおける中央式給湯設備の循環ポンプの循環量は、給湯温度と返湯温度との差を5℃として算定した。
- 集合住宅における通気管の末端を、換気用開口部等の上端から600mm立ち上げるとともに、その換気用開口部等から水平に3m離した。
- 事務所ビルに設けるループ通気方式の排水立て管において、排水立て管に対して45度のオフセットの管径は、垂直な立て管とみなして決定した。
- 病院の特殊排水は、専用の排水管で排水処理装置に導き、処理した後に一般の排水管へ排水する。
- ホテルの中央式給湯設備の配管系統は、客室系統、パブリック系統、厨房系統等の給水系統と同様にゾーニングを行う。
- 事務所ビルの設計用給水量は、在勤者1人1日当たり100リットルとする。
- 高層集合住宅の給水系統は、給水圧力が400kPaを超えないようにゾーニングを行う。
- 浴場の循環式浴槽において、屋内風呂と露天風呂を別系統とし、それぞれのろ過装置で処理する計画とする。
- 集合住宅の住戸内における給水・給湯配管の配管工法は、施工・更新の容易性等を考慮して、さや管ヘッダ式配管工法とする。
- 病院の給湯設備は、使用湯量が多く、給湯箇所が建築物全体に分布しているので、中央式給湯設備とする。
- 湧水量が少ない湧水槽には、湧水ポンプの長時間の運転停止を避けるために、上水用受水槽のオーバーフロー水等を流入させる計画とする。
- 汚水槽の容量は、悪臭の発生を防止するために、長時間滞留させないようにする。
- レストランの食品用冷蔵庫からの排水は、汚水の逆流防止、下水ガスの侵入防止等のために、間接排水とする。
給排水設備設計施工
- 給排水設備によるウォーターハンマーは、給水管の管内流速が速いところにおいて発生しやすい。
- 給水管の管径は、ヘーゼン・ウィリアムスの式を用いて算出することができる。
- 排水管の管内平均流速は、マニングの式を用いて算出することができる。
- 大便器洗浄弁のように、吐水口空間を確保できない場合、バキュームブレーカーを設けなければならない。
- 排水設備によるSトラップは、Pトラップに比べて、自己サイホン作用による封水損失を起こしやすい。
- 給水設備において、給水管には、水道用硬質塩化ビニル管を使用しないようにする。
- 給水設備において、受水槽については、一つの水槽を中仕切りとするのではなく、二つの水槽を分離して設置する。
- 給水設備において、受水槽のオーバーフロー管は、外部立上げ配管とする。
- 給水設備において、屋外配管については、系統分けをできるだけ細かくし、分岐部には弁等を設置する。
- 給水設備において、緊急時に揚水管と給水管を接続し、重要系統に揚水管から直接給水できるようにする。
- 給排水衛生設備による高置水槽方式において、揚水ポンプの吐出側に設ける逆止め弁には、ウォーターハンマーの発生を防止するために、水撃防止の逆止め弁を用いた。
- 給排水衛生設備によるホテルの中央式給湯設備の配管系統は、給水系統と同様に、客室系統、パブリック系統、厨房系統等のゾーニングを行った。
- 給排水衛生設備による集合住宅の住戸内において、さや管ヘッダ方式の給湯用配管材料には、ポリブテン管を用いた。
- 給排水衛生設備による高層集合住宅における排水立て管の管径は、いずれの階においても、最も大きな排水負荷を負担する当該排水立て管の最下部の管径と同一とした。
- 給排水衛生設備による汚水槽の容量は、悪臭の発生を防止するために、できるだけ小さくした。
- 給水栓等の吐水口空間の確保に当たっては、近接する壁との距離を考慮する。
- 水道直結増圧方式は、水道直結直圧方式に比べて、給水圧力の変化が少ない。
- 水道直結増圧方式は、圧力水槽方式に比べて、水質汚染の可能性が少ない。
- 給水ポンプの吸込み管は、空気だまりが生じないように、ポンプに向かって上り勾配とする。
- 水道直結系統の給水栓における飲料水の保持すべき残留塩素の値としては、遊離残留塩素の値と結合残留塩素の値が定められている。
- ポンプ直送方式の検知方式における圧力検知式には、吐出し圧カー定制御及び末端圧力推定制御がある。
- ステンレス鋼板製水槽については、組立て溶接加工後に耐食処理を施す。
- 給水管の管内流速は、原則として、2m/s以下とする。
- 小便器洗浄弁の最低必要圧力は、70kPaである。
- 揚水ポンプの吐出側に設ける逆止め弁には、一般に、スモレンスキー逆止め弁を使用する。
- 上水用受水槽の流入口は、所定の吐水口空間を確保するとともに、オーバーフロー管より上方で開口する。
- 上水用受水槽の周囲に確保する点検スペースの有効寸法は、一般に、上面においては1,000mm以上、側面及び底面においては600mm以上とする。
- 上水用受水槽の有効容量は、一般に、1日予想給水量の半分程度とする。
- 圧力水槽方式における圧力水槽の有効水量(ポンプが停止してから再び起動するまでに使用可能な水量)は、一般に、ポンプ揚水量の2〜3分間分程度とする。
- 給水ポンプの吸込み管は、空気だまりが生じないように、ポンプに向かって上り勾配とする。
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給排水管材料
- 水道直結増圧方式は、ポンプ直送方式に比べて、ポンプの消費電力は少なくなる。
- 可変速運転による給水ポンプにおいて、末端圧カ一定制御方式は、吐出し圧カ一定制御方式に比べて、省エネルギーの効果が大きい。
- 高置水槽方式を採用した高層建築物において、給水系統を上層階と下層階にゾーニングする場合、揚水ポンプの消費電力は、「揚水系統を1系統とし、減圧弁によるゾーニングを行う」より「揚水系統を2系統とし、中間水槽によるゾーニングを行う」ほうが少なくなる。
- サーモスタット付き混合水栓は、設定温度の湯を自動的に得ることができるので、節水効果が期待できる。
- 便器洗浄水として同量の水を供給する場合、雨水利用設備は、排水再利用設備に比べて、消費エネルギーが少ない。
- 上水用水槽の材質としては、ステンレス鋼板、FRP、木などがある。
- 上水用水槽のオーバーフロー管の開口部には、防虫網を設けなければならない。
- 上水用水槽への流入口は、オーバーフロー管より上方で開口する。
- 上水用水槽は、建築物最下階の床下の地中に設けてはならない。
- 雑用水管は、上水用水槽の上方を横切ってはならない。
- 配管用炭素鋼管は、流体の圧力がほぼ1MPa以下の範囲で使用される。
- 硬質塩化ビニル管の肉厚は、同じ呼び径の場合、VUよりもVPのほうが厚い。
- 水道用銅管の肉厚の数値の大小関係は、同じ呼び径の場合、Kタイプ>Lタイプ>Mタイプである。
- 一般配管用ステンレス鋼管は、配管用炭素鋼管に比べて、温度変化に対する伸び縮みが大きい。
- 排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、配管用炭素鋼管に比べて、同じ呼び径の場合、単位長さ当たりの質量が小さい。
- 給排水衛生設備に用いる硬質塩化ビニル管の肉厚は、同じ呼び径の場合、VPよりVUのほうが薄い。
- 給排水衛生設備に用いる配管用及び水道用銅管の肉厚の数値の大小関係は、同じ呼び径の場合、Mタイプ<Lタイプ<Kタイプである。
- 給排水衛生設備に用いる圧力配管用炭素鋼鋼管の最高使用圧力(MPa)は、一般に、スケジュール番号の1/10程度である。
- 給排水衛生設備に用いる水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管における流体の連続使用許容温度は、継手の部分を考慮すると40℃以下が適当である。
- 給排水衛生設備に用いる水配管用亜鉛めっき鋼管は、配管用炭素鋼管(白)に比べて、亜鉛の付着量が多い。
- 大便器洗浄弁の吐水量は、洗浄弁に付属している水量調節ねじによって調整することができる。
- ロータンク方式のサイホンゼット式大便器においては、タンク内に便器の留水位を復元させるための補助水管が設けられている。
- サイホンボルテックス式大便器は、サイホン作用に渦巻き作用を加えて吸引力を高めたものである。
- ブローアウト式大便器は、噴射口から洗浄水を噴出させて、留水を排水管へ誘い出し、汚物を吹き飛ばして排出するものである。
- 大便器の洗浄弁方式は、給水管を直接便器に接続して給水するので、連続して頻繁に使用される場合に適している。
- 複合サニタリーユニットは、入浴、用便及び洗面の機能を1室に複合した室型ユニットである。
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