建築設備士受験対策 避雷設備
避雷(雷保護)設備
- 受雷部システムの設計に当たっては、回転球体法、保護角法、メッシュ法を個別に又は組み合わせて使用することができる。
- 受雷部システムは、突針、水平導体及びメッシュ導体又はその組合せによって構成する。外周環状接地極は、0.5m以上の深さで壁から1m以上離して埋設するのが望ましい。
- 建築物等の屋根構造材の金属製部分(トラス、相互接続した鉄筋等)は、"構造体利用"受電部構成部材であるとみることができる。
- 被保護物から独立しない雷保護システムにおいて、壁が不燃性材料からなる場合には、引下げ導線は、壁の表面又は内部に施設してもよい。
- 使用する材料及び寸法は、被保護建築物等又は雷保護システムに腐食が発生するおそれのあることを考慮して選定しなければならない。
- 独立しない雷保護システムにおける引下げ導線は、地表面近く及び垂直方向最大20m間隔ごとに、水平環状導体等で相互に接続しなければならない。
- 雷保護設備の受雷部システムの設計に当たっては、回転球体法、保護角法及びメッシュ法を、個別に又は組み合わせて使用することができる。
- 雷保護設備の引下げ導線を施設する場合は、雷撃点から大地までの雷電流の経路として、複数の電流経路を並列に形成するように施設する。
- 雷保護設備の建築物等の屋根構造材の金属製部分(トラス、相互接続した鉄筋等)は、"構造体利用"受雷部構成部材であるとみることができる。
- 雷保護設備の被保護物から独立しない雷保護システムにおいて、壁が不燃性材料からなる場合、引下げ導線は、壁の表面又は内部に施設してもよい。
- 引下げ導線は、外部雷保護システムのうち、雷電流を受雷部システムから接地システムへ流すための部分である。
雷保護システム保護レベル
- 雷保護設備の受雷部システムの配置において、保護角法による保護角は、保護レベルがIVの場合、地表面から受雷部の上端までの高さが高くなるほど小さな値となる。
- 雷保護システムの効率は、保護レベル1から保護レベルIVへと減少する。
- 雷保護設備の保護レベルは、雷保護システムが雷の影響から被保護物を保護する確率を表す。
- 受雷部システムの配置において定められているメッシュ法の幅は、保護レベルTより保護レベルIVのほうが大きい。
- 受電部システムの配置において定められているメッシュ法幅は、保護レベルTより保護レベルIVのほうが大きい。
- 受雷部システムは、突針、水平導体、メッシュ導体又はそれらの組合せによって構成する。
- 雷保護システムの保護効率は、保護レベルTより保護レベルIVのほうが低い。
- 雷保護設備の受雷部システムの配置において、回転球体法の球体半径は、保護レベル1より保護レベルIVのほうが大きい。
- 保護レベルTの保護効率は98%で電撃距離は20mである。
- 保護レベルUの保護効率は95%で電撃距離は30mである。
- 保護レベルVの保護効率は90%で電撃距離は45mである。
- 保護レベルWの保護効率は80%で電撃距離は60mである。
雷保護設備
- 雷保護設備のA型接地極は、放射状接地極、垂直接地極又は板状接地極から構成される。
- 雷保護設備のB型接地極は、環状接地極、基礎接地極又は網状接地極から構成する。
- 雷保護設備のA型接地極は、比較的小規模建築物に向いている。
- 雷保護設備のB型接地極は、大規模建築物に向いている。
- 雷保護設備の引下げ導線は、雷撃点から大地までの雷電流の経路をできるだけ短くなるように施設しなければならない。
- 雷保護設備の使用する材料及び寸法は、被保護建築物等又は雷保護システムに腐食が発生するおそれのあることを考慮して選定しなければならない。
- 雷保護設備の建築物等の屋根構造材の金属製部分(トラス、相互接続した鉄筋等)は、"構造体利用"受雷部構成部材であるとみることができる。
- 受雷部システムの設計に当たっては、回転球体法、保護角法、メッシュ法のいずれかを個別に又は組み合わせて使用することができる。
- 雷保護設備のA型接地極は・放射状接地極・垂直接地極又は板状接地極から構成し、接地極の数を2以上としなければならない。
- 独立しない雷保護システムにおける引下げ導線は、一般建築物等の被保護物の水平投影面積が25m2以下のものは、1条とすることができる。
- 雷保護設備のSPDは、電路等に侵入した雷サージを制限し、被保護機器を過電圧破壊から保護する目的のものである。
- 雷保護設備の雷サージは、電路と大地問に発生し、引込線を通って侵入することが多いので、その引込口にSPDを設置することが雷保護に有効である。
- 雷保護設備の雷サージから電気・電子機器を保護するためには、等電位ボンディングを行うことが効果的である。
- 高圧又は特別高圧の電路に施設される避雷器には、A種接地工事を施す。
- 公称電圧6.6kVの施設に用いる避雷器の定格電圧は、遮断器や断路器の定格電圧に比べて高い
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