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※ 問題番号No.43〜No.61 までの19 問題は必須問題ですから全問題を解答してください。


No43 下図のように No.0からNo.3 までの水準測量を行い,図中の結果を得た。
No.3の地盤高は次のうちどれか。なお,No.0の地盤高は 10.0 m とする。
1 11.0 m
2 11.5 m
3 12.0 m
4 12.5 m

解答と解説: 

答え--- 3
No.0の地盤面が10.0mなので、
No.1の高さは10+(2.6-0.6)=12.0m
No.2は、12+(0.4-1.8)=10.6m
No.3は、10.6+(1.6-0.2)=12.0m


No44 公共工事標準請負契約約款に関する次の記述のうち,誤っているものはどれか。
1 現場代理人とは,契約を取り交わした会社の代理として,任務を代行する責任者をいう。
2 設計図書とは,図面,仕様書,契約書,現場説明書及び現場説明に対する質問回答書をいう。
3 発注者は,工事完成検査において,工事目的物を最小限度破壊して検査することができる。
4 受注者は,不用となった支給材料又は貸与品を発注者に返還しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 2
設計図書に契約書は含まない。

No45 下図は逆 T 型擁壁の断面図であるが,逆 T 型擁壁各部の名称と寸法記号の表記として2つとも適当なものは,次のうちどれか。
 
1 擁壁の高さ H2,つま先版幅 B1
2 擁壁の高さ H1,底版幅 B2
3 擁壁の高さ H2,たて壁厚 B
4 擁壁の高さ H1,かかと版幅 B2

解答と解説: 

答え--- 4
擁壁の高さと工作物申請される場合の対象高さはH2、擁壁の構造高さはH1である。
今回の問題では「擁壁の高さ」だけではH1、H2どちらでも正解だと思われる。
つま先版幅=B1、かかと版幅=B2、底版幅=B、たて壁厚=T1、底版厚=T2
正解が「4」だが「1」も正解としても支障無いと思える。
つま先版幅は通常B1だが、転倒モーメント算定にはたて壁部分も含めることがあるし、せん断力の対象として見るならB1をつま先版幅とするべきだと思われる。


No46 建設機械に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1 バックホゥは,かたい地盤の掘削ができ,機械の位置よりも低い場所の掘削に適する。
2 ドラグラインは,軟らかい地盤の掘削など,機械の位置よりも低い場所の掘削に適する。
3 ローディングショベルは,掘削力が強く,機械の位置よりも低い場所の掘削に適する。
4 クラムシェルは,シールド工事の立坑掘削など,狭い場所での深い掘削に適する。

解答と解説: 

答え--- 3
ローディングショベルは機械より高い位置の掘削に用いられる。


No47 施工計画作成のための事前調査に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1 近隣環境の把握のため,現場用地の状況,近接構造物,労務の供給などの調査を行う。
2 工事内容の把握のため,設計図面及び仕様書の内容などの調査を行う。
3 現場の自然条件の把握のため,地質調査,地下水,湧水などの調査を行う。
4 輸送,用地の把握のため,道路状況,工事用地などの調査を行う。

解答と解説: 

答え--- 1
近隣環境の把握に「労務の供給」(職人の手配など)は一般的に関係ない。





No48 施工体制台帳の作成に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1 公共工事を受注した元請負人が下請契約を締結したときは,その金額にかかわらず施工の分担がわかるよう施工体制台帳を作成しなければならない。
2 施工体制台帳には,下請負人の商号又は名称,工事の内容及び工期,技術者の氏名などについて記載する必要がある。
3 受注者は,発注者から工事現場の施工体制が施工体制台帳の記載に合致しているかどうかの点検を求められたときは,これを受けることを拒んではならない。
4 施工体制台帳の作成を義務づけられた元請負人は,その写しを下請負人に提出しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 4
施工体制台帳は公共工事の場合は発注者に提出義務あるが、民間の場合は要求あれば閲覧に供せなければならない。下請負人に提出する義務はない。


No49 平坦な砂質地盤でブルドーザを用いて,掘削押土する場合の時間当たり作業量 Q として,適当なものは次のうちどれか。
ブルドーザの時間当たり作業量 Q(m3/h)
Q = (q × f × E × 60)/Cm
ただし,ブルドーザの作業量の算定の条件は,次の値とする。
q:1回当たりの掘削押土量(m3):3 m3
E:作業効率 0.7
Cm :サイクルタイム 2 分
f:土量換算係数 = 1/L(土量の変化率 ほぐし土量 L = 1.25)
1 40.4 m3/h
2 50.4 m3/h
3 60.4 m3/h
4 70.4 m3/h

解答と解説: 

答え--- 2
f=1/1.25=0.8
(3×0.8×0.7×60)/2=50.4 m3/h


No50 工程表の種類と特徴に関する次の記述のうち,適当でないものはどれか。
1 ガントチャートは,各工事の進捗状況が一目でわかるようにその工事の予定と実績日数を表した図表である。
2 出来高累計曲線は,工事全体の実績比率の累計を曲線で表した図表である。
3 グラフ式工程表は,各工事の工程を斜線で表した図表である。
4 バーチャートは,工事内容を系統だて作業相互の関連の手順や日数を表した図表である。

解答と解説: 

答え--- 1、4
ガントチャートは出来高のみのもので、予定と実績日数は表すことはない。
バーチャートは個別の作業のみの開始・終了予定日を示すもので作業相互の関連の手順はわからない。
この問題は不適切記述が2つある。




No51 下図のネットワーク式工程表に示す工事のクリティカルパスとなる日数は,次のうちどれか。
ただし,図中のイベント間の A〜G は作業内容,数字は作業日数を表す。
1 19 日
2 20 日
3 21 日
4 22 日

解答と解説: 

答え--- 3
クリティカルパスは、A→B→E→G。 3+6+8+4=21日である。


No52 特定元方事業者が,その労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一の場所において行われることによって生じる労働災害を防止するために講ずべき措置に関する次の記述のうち,労働安全衛生法上,正しいものはどれか。
1 作業間の連絡及び調整を行う。
2 労働者の安全又は衛生のための教育は,関係請負人の自主性に任せる。
3 一次下請け,二次下請けなどの関係請負人ごとに,協議組織を設置させる。
4 作業場所の巡視は,毎週の作業開始日に行う。

解答と解説: 

答え--- 1
安全衛生教育は元請けの事業者が実施する。協議組織は関連する事業者もあるので全体で総括する。作業場所巡視は毎日実施する。






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2級土木施工管理技術検定
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