6 |
アスファルト防水 |
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@ |
プライマー塗り |
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下地コンクリートの平滑度と乾燥を確認し,はけ塗り またはスプレー塗布する。はけ塗りの場合は所定量(一般仕様0.3 //m2) を1回で均一に塗布し,吹付けの場合は所定量を2回に分けて吹き付ける。 |
A |
アスファルトの溶解 |
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重油式アスファルトの溶融がまは原則として2基並べて設置し,できるだけ施工場所の近くに設ける。アスファルトの溶融温度は,JASS8で下表のように定めている。
制限温度を超えて長時間(3時間以上)溶融するとアスファルトの品質が低下する。 |
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アスファルトの種類 |
溶融温度(゜C) |
JIS 1 , 2種 |
240〜250 |
JIS 3 , 4種 |
260〜270 |
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B |
ルーフィング類の張付け |
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張付け工法には,千鳥張り工法とよろい張り工法とがあり,一般には千鳥張り工法が用いられる。張付けは,空げき,気泡,しわなどが生じないように平均に押しならして,下層に密着するように行う。ルーフィング類の継目は,縦横とも100
mm 以上重ね合わせ,水下から水上に張り上げる。立上り,立下りの出入隅の下地は,30mmぐらいの面をとり,幅300 mm 程度のストレッチルーフィングを均等に振り分け,増し張りをする。 |
C |
防水層の保護 |
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防水部分の保護はポリエチレンフィルム厚0.15mmを水平面の全面に敷き並べて,接着テープなどで張り付ける。 |
D |
防水押え |
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防水層の押さえコンクリートは一般に設計基準強度150 kg/cm2が用いられ,厚さは,コンクリートこて仕上げの場合,水下で8cm以上,仕上げを行う場合は6cm以上とし,所定のこう配をとる。 |
E |
伸縮目地 |
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屋上の防水層押さえコンクリートには伸縮目地を設ける。目地板の合成樹脂発泡材は,コンクリート硬化後,防水層を傷めないように取り除く。目地材としては,アスファルト注入以外にアスファルト成形目地板,タールウレタンなどがある。 |
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7 |
合成高分子ルーフィング防水 |
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@ |
長所・短所 |
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一般に厚さ0.8〜2.0mmぐらいの薄いルーフィングを,接着剤により単層または2層重ねで構成し,火は使用しない。長所は施工が簡単で工期が短い。短所はルーフィングが薄いため,下地の状態や施工時の不注意により,防水層の損傷が起きやすい。 |
A |
材料とルーフィングの分類 |
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合成高分子ルーフィング合成高分子 ルーフィング(単層のもの、JIS A6008) |
加硫ゴム系ルーフィング |
ブチルゴム |
エチレンプロピレンゴム |
非加硫ゴム系ルーフィング |
ブチルゴム |
エチレンプロピレンゴム |
塩化ビニル樹脂系 |
塩化ビニル樹脂系 |
エチレン樹脂系 |
エチレン樹脂系またはエチレン樹脂と合成ゴムとの混合系 |
基布、その他を積層した合成高分子ルーフィング(積層のもの、JIS A6009) |
1種(加硫系を基材とするフイング) |
基材がブチルゴム |
基材がポリクロロプレンオム |
基材がエチレンプロピレンゴム |
2種(非加硫系を基材とするフイング) |
基材がポリイソブチレン |
基材がクロロスルホン化ポリエチレン |
3種(ポリ塩化ビニルを基材とするルーフィング) |
基材がポリ塩化ビニルおよびその共重合体 |
4種(ポリエチレンを基材とするルーフィング) |
基材がポリエチレンおよびその共重合体 |
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B |
ルーフィングの材種別適応性 |
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地域別 |
施工時期別 |
加硫ゴム系 |
非加硫ポリイソブチレン系 |
非加硫ブチルゴム系 |
ポリ塩化ビニル系 |
アクリル樹脂系 |
寒冷地域 |
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温暖地域 |
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C |
工法の要点 |
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a |
接着剤の塗布は均一に行い,塗布後の乾燥放置時間は,最低30分程度から最高60〜120分程度とする。 |
b |
ルーフィングは,張付けを行う前に仮敷きを行ってくせを直し,接着剤の施工可能時間に張付けを行い,気泡やしわのできないように注意する。 |
c |
ルーフィングの接合部の重ねは100mm以上とし,コンクリートの打継ぎ個所やき裂個所などは幅200mm程度のルーフィングで捨張り(浮かし張り)を行う。 |
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8 |
塗膜防水 |
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@ |
工法上の分類 |
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塗布工法 |
ウレタンゴム系(2成分反応形) |
アクリル樹脂系(エマルジョン形) |
クロロプレンゴム系(溶液形) |
ゴムアスファルト系(エマルジョン形) |
吹付工法 |
ゴムアスファルト系(エマルジョン形) |
アクリルゴム系(エマルジョン形) |
ローラ塗り工法 |
アクリルゴム系(エマルジョン形) |
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A |
防水剤および希釈剤の使用量は製造所の仕様により,総使用量,m2当たりの使用量,混合割合を確認しておく。 |
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9 |
ステンレスシート防水 |
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@ |
工法 |
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ステンレスシート防水においては,下地との密着工法をとらないので,下地と防水層との固定はつり子によっている。つり子の引張強さは約300 kgf
であり,つり子は下地の種類により種々のファスナーで固定されるので,ファスナーの強さおよび下地との固定強さが重要である |
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工 法 |
防水層の板幅 |
つり子配置のピッチ |
1u当たりのつり子の数 |
露 出 |
400〜460 mm |
600mm |
約4個 |
非露出(押さえあり) |
860〜960 mm |
1000mm |
約1個 |
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A |
つり子の施工に伴って発生する木くず,金属くず,コンクリート粉などが,つり子や成型材折上げ部(溶接箇所)に付着すると溶接不良の原因となる。 |
B |
防水層の施工 |
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a |
割付け図に従ってステンレスシートを所定の長さに切断し,成型する。 |
b |
隣接する成型材の折上げ部分を拝み合せにして所定の位置に敷き込み,つり子と折上げ部分をスポット溶接機でシーム溶接予定位置より上部で仮付けする。 |
c |
仮付け溶接後,自走式シーム溶接機で溶接する。 |
d |
防水層を成型材の長手方向に直交して折り曲げる場合は,溶接済みの折上げ部を約300mm倒し,半径30〜50mm程度の曲面で折り曲げる。 |
e |
防水屑の立上り出・入隅部は,一方のステンレスシートを八千代折りにし,所定の形状に切断成型した他方のシートとシーム溶接して一体化する。 |
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