Page1





※ 問題は全て必須ですから、40 問題全部を解答してください。

問題01 日本庭園に関する次の記述の(A)、(B)に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「平等院庭園や毛越寺庭園は、( A )時代に発達した庭園様式である( B )の代表的なものである。」
    () ()
1 平安  ----  浄土式庭園
2 平安  ----   枯山水式庭園
3 室町  ----   浄土式庭園
4 室町  ----   枯山水式庭園

解答と解説: 

答え--- 1
「平等院庭園や毛越寺庭園は、平安時代に発達した庭園様式である浄土式庭園の代表的なものである。」


問題02 土壌に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 粒径が大きい土壌粒子の割合が多い土壌ほど、保水性が小さくなる。
2 土壌粒子の粒径は、シルトに比べ、粘土の方が大きい。
3 土壌の色は、一般に有機物が多いと、黒味を増す。
4 土壌中の有機物は、土壌微生物などの働きによって、植物の養分として利用できるようになる。

解答と解説: 

答え--- 2
土壌粒子の粒径は粘土のほうがシルトよりはるかに細かい。


問題03 土壌のpHに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 土壌のpHは数値が小さくなるほど、酸性が強くなる。
2 市街地では、コンクリートの構造物の影響や舗装による土壌の乾燥の影響などにより、一般に土壌が酸性化する傾向がある。
3 酸性の強い土壌に対しては、一般に炭酸カルシウムなどを混合してpH を改良する。
4 アルカリ性の強い土壌に対しては、一般にピートモスなどを混合してpHを改良する。

解答と解説: 

答え--- 2
コンクリート構造物の成分が影響すればアルカリ性になる。




問題04 次の記述の加害特徴を示す害虫として、適当なものはどれか。
「成虫、幼虫ともに集団をなして植物体に針状の口を刺し吸汁するため、植物の生育が阻害される。また、その排泄物にすす病が発生する場合が多い。」
1 カイガラムシ類
2 ヨトウムシ類
3 ハムシ類
4 ミノガ類

解答と解説: 

答え--- 1
カイガラムシ類は群れになっており、コナカイガラムシなどは白い粉が吹いたように見える。吸汁性の害虫である。すす病はカイガラムシ類やアブラムシ類の分泌物から発生することが多い。


問題05 植物に必要な肥料に関する次の記述の(A)に当てはまる語句として、適当なものはどれか。
「( A )肥料は、根・葉・茎の繁茂を促すが、不足すると植物が小型となり、葉が黄変する。また、過多になると、茎葉が軟弱になり、病気を誘発する。」
1 窒素質
2 リン酸質
3 カリ質
4 石灰質

解答と解説: 

答え--- 1
窒素肥料が不足すると葉が黄色くなりやすく、植物も小型化する。



問題06 花壇に用いられる球根草花として、2種とも該当するものはどれか。
1 スズラン、マーガレット
2 ヒナゲシ、ペチュニア
3 キンギョソウ、ナデシコ
4 アネモネ、フリージア

解答と解説: 

答え--- 4
スズラン、マーガレット、ナデシコは多年草。ヒナゲシ、ペチュニア、キンギョソウは一年草。
アネモネ、フリージアは球根多年草である。


問題07 造園樹木に関する記述のうち、適当なものはどれか。
1 カツラ、クスノキ、ムクノキは、落葉広葉樹である。
2 アラカシ、ゲッケイジュ、トチノキは、常緑広葉樹である。
3 カイズカイブキ、クロガネモチ、ヒイラギモクセイは、常緑針葉樹である。
4 カラマツ、メタセコイア、ラクウショウは、落葉針葉樹である。

解答と解説: 

答え--- 4
カツラ、ムクノキ、トチノキは、落葉広葉樹
クスノキ、アラカシ、ゲッケイジュ、クロガネモチ、ヒイラギモクセイは、常緑広葉樹
カイズカイブキは、常緑針葉樹
カラマツ、メタセコイア、ラクウショウは、落葉針葉樹
(ラクウショウは和名で「落羽松」です)




問題08 「造園樹木」とその「花の色」の組合せとして、適当なものはどれか。
    (造園樹木) (花の色)
1 ヤブツバキ、レンギョウ  ----  赤色
2 サルスベリ、ロウバイ  ----   黄色
3 コデマリ、ホソバタイサンボク  ----   白色
4 コブシ、フジ  ----   紫色

解答と解説: 

答え--- 3
ヤブツバキ、サルスベリは赤色
レンギョウ、ロウバイは黄色
コブシ、コデマリ、ホソバタイサンボクは白色
フジは紫色




問題09 下図に示す丸太の断面の(イ)〜(ニ)のうち、伸縮が一様で不規則な変形が少ない「まさ目の材」が得られる木取りとして、適当なものはどれか。
1 (イ)
2 (ロ)
3 (ハ)
4 (ニ)

解答と解説: 

答え--- 2
柾目をが取れて伸縮が表裏とも均一なものは(ロ)である。


問題10 造園樹木の根回しに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 根回しを行う根鉢の直径は、一般に根元直径の3〜5倍程度とする。
2 断根式の根回しは、根元の周囲を掘回し側根だけを切断する方法で、一般に深根性の樹種を対象に行う。
3 溝掘り式の根回しでは、支持根に環状はく皮を行うことで、はく皮部の根元側から発根が促進される。
4 根回しでは、根の切断を行うことから、減少した地下部の根系とのバランスをとるため、地上部を剪定し葉の量を減らす。

解答と解説: 

答え--- 2
断根式の根回しは、根元の周囲を掘り回し、そこから出ている側根だけを切り離す。比較的浅根性の樹木に適用する。





TOP 次のページへ
令和01年度2級造園施工管理技士(前期) 学科問題No.1  問題.01〜問題.10
学科問題No.2  問題.11〜問題.20
学科問題No.3  問題.21〜問題.30
学科問題No.4  問題.31〜問題.40
実地試験