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※ 問題番号〔No.51〕〜〔No.70〕までの20問題は、全問題を解答してください。


No59 コンクリート工事における品質を確保するための管理値に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、±2.5 %とした。
2 目標スランプフローが60 cmの高流動コンクリートの荷卸し地点におけるスランプフローの許容差は、±7.5 cmとした。
3 スランプ18 cmの普通コンクリートの荷卸し地点におけるスランプの許容差は、±2.5 cmとした。
4 構造体コンクリートの部材の仕上りにおける柱、梁、壁の断面寸法の許容差は、0 mm〜+ 15 mm とした。

解答と解説: 

答え--- 1
普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は、±1.5 %である。


No60 品質管理に用いる図表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 パレート図は、観測値若しくは統計量を時間順又はサンプル番号順に表し、工程が管理状態にあるかどうかを評価するために用いられる。
2 ヒストグラムは、計量特性の度数分布のグラフ表示で、製品の品質の状態が規格値に対して満足のいくものか等を判断するために用いられる。
3 散布図は、対応する2つの特性を横軸と縦軸にとり、観測値を打点して作るグラフ表示で、主に2つの変数間の相関関係を調べるために用いられる。
4 チェックシートは、欠点や不良項目などのデータを取るため又は作業の点検確認をするために用いられる。

解答と解説: 

答え--- 1
パレート図は、欠点等の発生箇所を要因別に分類し、数値の大きい順に並べ問題点を見出すツールである。


No61 品質管理における検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 購入検査は、提出された検査ロットを購入してよいかどうかを判定するために行う検査で、品物を外部から購入する場合に適用する。
2 中間検査は、製品として完成したものが要求事項を満足しているかどうかを判定する場合に適用する。
3 間接検査は、長期にわたって供給側の検査結果が良く、使用実績も良好な品物を受け入れる場合に適用する。
4 巡回検査は、検査を行う時点を指定せず、検査員が随時工程をパトロールしながら行う場合に適用する。

解答と解説: 

答え--- 2
製品として完成したものが要求事項を満足しているかどうかを判定するなら完了検査である。
中間検査なら工程の中間での検査をいう。


No62 鉄筋のガス圧接継手の外観検査の結果、不合格となった圧接部の処置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 圧接部のふくらみの直径や長さが規定値に満たない場合は、再加熱し加圧して所定のふくらみに修正する。
2 圧接部の折曲がりが規定値を超えた場合は、再加熱して折曲がりを修正する。
3 圧接部における鉄筋中心軸の偏心量が規定値を超えた場合は、再加熱し加圧して偏心を修正する。
4 圧接面のずれが規定値を超えた場合は、圧接部を切り取って再圧接する。

解答と解説: 

答え--- 3
既定値を超えている偏心の場合は、切断して再圧接する。


No63 仕上げ工事における試験及び検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 アルミニウム製外壁パネルの陽極酸化皮膜の厚さの測定は、渦電流式測定器を用いて行った。
2 室内空気中に含まれるホルムアルデヒドの濃度測定は、パッシブ型採取機器を用いて行った。
3 現場搬入時の造作用針葉樹製材の含水率は、高周波水分計を用いて15%以下であることを確認した。
4 塗装素地のモルタル面のアルカリ度は、pHコンパレータを用いて塗装直前にpH 12 以下であることを確認した。

解答と解説: 

答え--- 4
通常のアルカリpHは、コンクリートやモルタル表面であれば pH9以下である。





No64 労働災害に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 一般に重大災害とは、一時に 名以上の労働者が死傷又は罹病した災害をいう。
2 年千人率は、1,000人当たりの1年間に発生した死傷者数で表すもので、災害発生の頻度を示す。
3 労働損失日数は、死亡及び永久全労働不能の場合、1件につき5,000 日としている。
4 強度率は、1,000延労働時間当たりの労働損失日数で表すもので、災害の重さの程度を示す。

解答と解説: 

答え--- 3
労働損失日数は、死亡及び永久全労働不能の場合、1件につき7,500 日である。


No65 市街地の建築工事における公衆災害防止対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 高さ10mの鉄骨造2階建の建築工事を行うため、工事現場周囲に高さ3mの鋼板製仮囲いを設置した。
2 建築工事を行う部分の高さが地盤面から20 mのため、防護棚を2段設置した。
3 外部足場に設置した防護棚は、水平面となす角度を20 度とし、はね出し長さは建築物の外壁面から水平距離で2 mとした。
4 外部足場に設置した工事用シートは、シート周囲を35 cmの間隔で、すき間やたるみが生じないように緊結した。

解答と解説: 

答え--- 3
アサガオ防護棚は、水平距離で外部足場の外側から2m以上突出させること。設問は外壁面から2mなので誤り。


No66 作業主任者の選任に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
1 同一場所で行う型枠支保工の組立て作業において、型枠支保工の組立て等作業主任者を2名選任した場合、それぞれの職務の分担を定めなければならない。
2 鉄筋コンクリート造建築物の支保工高さが3mの型枠支保工の解体作業においては、型枠支保工の組立て等作業主任者を選任しなくてもよい。
3 高さが4mの鋼管枠組足場の組立て作業においては、足場の組立て等作業主任者を選任しなくてもよい。
4 高さが5mの鉄骨造建築物の骨組みの組立て作業においては、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者を選任しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 2
型枠支保工の解体は、作業主任者の選任は必要。高さは関係ない。


No67 足場に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 つり足場の作業床の幅は、40 cm以上とする。
2 単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m以下、水平方向5 m以下とする。
3 枠組足場の使用高さは、通常使用の場合、45 m以下とする。
4 移動はしごの幅は、30 cm以上とする。

解答と解説: 

答え--- 2
単管足場の壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以下、水平方向5.5 m以下とする。


No68 事業者の講ずべき措置に関する記述として、「労働安全衛生規則」上、誤っているものはどれか。
1 事業者は、高さが2 m以上の箇所で作業を行う場合、強風、大雨、大雪等の悪天候のため危険が予想されるときは、労働者を作業に従事させてはならない。
2 事業者は、2 m以上の箇所から物体を投下する場合、適当な投下設備を設け、監視人を置く等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。
3 事業者は、高さが2 m以上の箇所で作業を行う場合、作業に従事する労働者が墜落するおそれのあるとき、作業床を設けなければならない。
4 事業者は、高さが2 m以上の箇所で作業を行う場合、作業を安全に行うため必要な照度を保持しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 2
事業者は、3m以上の箇所から物体を投下する場合、適当な投下設備を設け、監視人を置く等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。




No69 クレーン又は移動式クレーンに関する記述として、「クレーン等安全規則」上、誤っているものはどれか。
1 移動式クレーンの運転についての合図の方法は、事業者に指名された合図を行う者が定めなければならない。
2 クレーンに使用する玉掛け用ワイヤロープひとよりの間において、切断している素線の数が10 %以上のものは使用してはならない。
3 つり上げ荷重が0.5 t以上5 t 未満のクレーンの運転の業務に労働者を就かせるときは、当該業務に関する安全のための特別の教育を行わなければならない。
4 強風により作業を中止した場合であって移動式クレーンが転倒するおそれがあるときは、ジブの位置を固定させる等の措置を講じなければならない。

解答と解説: 

答え--- 1
クレーンの合図を定めるのは事業者である。「合図を行う者」や「玉掛け資格者」などの設問が出題されるが、すべて誤りである。


No70 屋内作業場において、有機溶剤業務に労働者を従事させる場合における事業者の講ずべき措置として、「有機溶剤中毒予防規則」上、誤っているものはどれか。
1 有機溶剤濃度の測定を必要とする業務を行う屋内作業場について、原則として6月以内ごとに2回、定期に、濃度の測定を行わなければならない。
2 原則として、労働者の雇い入れの際、当該業務への配置換えの際及びその後6月以内ごとに1回、定期に、所定の事項について医師による健康診断を行わなければならない。
3 有機溶剤業務に係る局所排気装置は、3月を超えない期間ごとに1回、定期に、有機溶剤作業主任者に点検させなければならない。
4 有機溶剤業務に係る局所排気装置は、原則として1年以内ごとに1回、定期に、所定の事項について自主検査を行わなければならない。

解答と解説: 

答え--- 3
有機溶剤業務に係る局所排気装置は、1月を超えない期間ごとに1回、定期に、有機溶剤作業主任者に点検させなければならない。




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