用 語 |
記号 |
説 明 |
表示・計算 |
アクティビティ
(Activity) |
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ネットワークを構成する作業単位
@作業に必要な時間の大きさを矢線の下に記入
A矢線は作業進向方向へ
B作業内容は矢線上に |
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イベント
(Event) |
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作業(またはダミー)と作業(またはダミー)を結合する点および
対象工事の開始点または終了点
@結合点に番号または記号を付す
A同じ番号があってはならない
B作業の進行方向に向かって大きな数字になるように
C矢線群がすべて終了しないと工事にかかれない |
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ダミー
(Dummy) |
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架空の作業の意味で作業の前後関係のみを表し,作業および時間の
要素は含まない
A,Bの作業が終わらないと次の作業にかかれない場合 |
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所要時間
(Duration) |
D |
作業をするのに必要な時間(日数) |
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最早開始時刻
(Earliest StartTime) |
EST |
作業が最も早く着手できる
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先行作業が2以上あるときは,その最早終了時刻のうちで最も時間の多いもの |
最早終了時刻
(EarliestFinish Time) |
EFT |
作業が最も早く完了できる |
最早時刻にその作業の所要時間を加えたもの |
最遅開始時刻
(Latest Start Time) |
LST |
全体の工期を守るために,必ず着手しなければならない時刻 |
最遅終了時刻からその作業の所要時間を引いたもの |
最遅終了時刻
(Latest Finish Time) |
LFT |
所要時間内に工事が完了するために各イベントが遅くとも完了していなくてはならない時刻 |
最終結合点のESTから順に先行作業の所要時間を引いたものがその結合点のLFTで,その結合点に後続作業が2以上あるときは最小値をとる |
結合点時刻
(Event Time) |
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アロー型ネットワークにおいて時間計算された結合点の時刻 |
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最早結合点時刻
(Earliest Event Time) |
ET |
開始結合点から対象となる結合点の経路で,時間的に最も長い経路を通って,最も早く到達する結合点の時刻 |
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最遅結合点時刻
(Latest Event Time)
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LT |
任意の結合点から終了結合点の経路で,時間的に最も長い経路を通って,プロジェクトの終了時刻に間に合うぎりぎりの開始時刻 |
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パス
(Path) |
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ネットワークの中で2つ以上の作業の連なりをいう |
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クリティカルパス
(Critical Path) |
CP |
アロー型ネットワークでは,開始結合点から終了結合点の最長パス。
サークル型ネットワークでは,最初の作業から最後の作業に至る最長パス。
通常,太線で表す |
各作業のTFを求め,TF=0の経路がクリティカルパスである。ネットワークが簡単な場合には,すべての経路を拾いだし,最長経路を求めてもよい |
フロート
(余裕時間)
(Float) |
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作業余裕時間 |
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トータルフロート
(最大余裕時間)
(Total Float) |
TF |
作業を最早開始時刻で始め,最遅終了時刻で完了する場合に生ずる余裕時間で,1つの経路上では共有されており,任意の作業が使い切ればその経路上の他の作業のTFに影響する。 |
@→Aのとき
TF12=tL2-(tE2十T12)
tL2 :@におけるLFT
tE2 :@におけるES
T12 :@→Aの所要日数 |
フリーフロート
(自由余裕時間)
(Free Float) |
FF |
作業を最早開始時刻で始め,後続する作業も最早開始時刻で始めてもなお余る時間で,その作業の中で自由に使っても,後続作業に影響しない |
FF= tE2 -( tE2+T12)
tE2 :AにおけるEST |
ディペンデント
フ ロ ー ト
(干渉余裕時間) |
DF |
後続作業の卜一タルフロー卜に影響を及ぼすようなフロートのことでインターフェアリングフロートともいう(interfering noat) |
DF=TF−FF |
スラック
(Slack) |
SL |
結合点のもつ余裕時間 |
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山崩し
(Leveling) |
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割付けた人員などの不均衡を平滑化する方法 |
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特急時間
(Crash time) |
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作業時間を限界までに短縮し,特急の状態で作業を行うときに要する時間 |
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