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※ 問題番号No. 13 からNo.33までの20問題のうちから11 問題を選択し、解答してください。



No13 火力発電に用いられるタービン発電機に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 水車発電機に比べて、回転速度が速い。
2 大容量機では、水素冷却方式が採用される。
3 単機容量が増せば、発電機の効率は良くなる。
4 回転子は、突極形が採用される。


解答と解説:

答え--- 4
回転速度の大きいタービン発電機の回転子は細長い円筒形である。
突(凸)極形は界磁巻線の起磁力を大きく、極数を多くすることが容易なため回転速度の小さい水車発電機に採用されることが多い。


No14 変電所の変圧器騒音の低減対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 変圧器の鉄心の断面積を小さくして、磁束密度を大きくする。
2 変圧器の鉄心材料に磁気ひずみの小さいけい素鋼板を採用する。
3 変圧器を変電所敷地境界からできるだけ遠ざけた配置とする。
4 変圧器に防音タンク構造を採用する。


解答と解説:

答え--- 1
圧器騒音の低減対策なら、磁束密度は小さくする。


No15 過電流継電器(OCR) に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1 定限時特性や反限時特性がある。
2 入力電流が整定値以上になると動作する。
3 短絡保護、過負荷保護に用いられる。
4 過電流の方向を判別することができる。


解答と解説:

答え--- 4
過電流の方向判別は、地絡方向継電器(DGR)である。




No16 架空送電線路に関する次の記述に該当する機材の名称として、適当なものはどれか。

「電線の振動による素線切れ及びフラッシオーバ時のアークスポットによる電線の溶断を防止するため、懸垂クランプ付近の電線に巻き付けて補強する。」
1 ダンパ
2 スペーサ
3 アーマロッド
4 スパイラルロッド


解答と解説:

答え--- 3
アーマロッドの説明が適当


No17 図のような構造で、鉄構などに直立固定させ、電線を磁器体頭部に固定して使用するがいしの名称として、適当なものはどれか。

1 懸垂がいし
2 長幹がいし
3 ラインポストがいし
4 スモッグがいし


解答と解説:

答え--- 3
ラインポストがいしが適当


No18 図に示す単相2線式配電線路において、送電端電圧Vs〔V〕と受電端電圧Vr〔V〕の間の電圧降下v〔V〕を表す簡略式として、正しいものはどれか。
ただし、各記号は、次のとおりとする。

I:線電流〔A〕
R:1線当たりの抵抗〔Ω〕
X:1線当たりのリアクタンス〔Ω〕
cos θ:負荷の力率
sin θ:負荷の無効率



1
2
3
4


解答と解説:

答え--- 1
1線当たりの電圧降下は

2線式なので となる。



No19 中性点非接地方式の高圧配電系統において、地絡事故から系統を保護するために使用する機器として、不適当なものはどれか。
1 零相変流器
2 接地形計器用変圧器
3 避雷器
4 地絡方向継電器


解答と解説:

答え--- 3
避雷器は雷やスイッチの開閉によって発生した瞬間的な過渡的過電圧(サージ)を制限して、機器や設備を保護する機器。地絡事故は電気機器が予定外に大地に接続された事故である。雷のような瞬間的な過大電力とは異なる。


No20 配電系統の電圧調整に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ステップ式自動電圧調整器による線路電圧の調整
2 負荷時タップ切換変圧器による変電所の送り出し電圧の調整
3 静止形無効電力補償装置を用いて無効電力を供給することによる電圧の調整
4 分路リアクトルを接続し、系統の遅れ力率を改善することによる電圧の調整


解答と解説:

答え--- 4
分路リアクトルは無効電力調整器である。
無効電力調整機器は、線路の無効電力潮流を変えることによって電圧降下を変化させ、間接的に電圧を調整するもの。


No21 単相200 V 回路に使用する定格電流15 Aの接地極付コンセントの極配置として「日本工業規格(J I S)」上、適当なものはどれか。

1
2
3
4


解答と解説:

答え--- 4
選択肢のコンセントは全て2極の接地極付きであり、
1は定格電流20A 定格電圧125V
2は定格電流20A 定格電圧250V
3は定格電流15A 定格電圧125V
4は定格電流15A 定格電圧250V
よって単相200 V 回路に使用する定格電流15 Aは4である。


No22 使用電圧200 Vの三相誘導電動機が接続されている電路と大地との間の絶縁抵抗値として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、定められているものはどれか。
ただし、対地電圧は、200 V とする。

1 0.1 MΩ以上
2 0.2 MΩ以上
3 0.3 MΩ以上
4 0.4 MΩ以上


解答と解説:

答え--- 2
対地電圧300V以下で対地電圧が150V以下の場合は0.1 MΩ以上、それ以外(設問のように200V)の場合は0.2 MΩ以上である。300Vくぉ超える場合は0.4 MΩ以上。


No23 低圧屋内配線の施設場所と工事の種類の組合せとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
ただし、使用電圧は300V 以下とし、事務所ビルに施設するものとする。
施設場所 工事の種類
1 乾燥した点検できない隠ぺい場所 ケーブル工事
2 乾燥した点検できない隠ぺい場所 合成樹脂管工事
3 湿気の多い場所又は水気のある場所 金属線ぴ工事
4 湿気の多い場所又は水気のある場所 金属管工事






解答と解説:

答え--- 3
排水立て管の管径は、どの階も最下階の排水負荷と同じ管径とする。下階になるに従い排水負荷に応じて大きくするというようなタケノコ配管は原則禁止されている。


No24 限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
ただし、ストライカ引外し式とする。

1 限流ヒューズは、各相のすべてに設けて用いる。
2 限流ヒューズの溶断に伴い、内蔵バネによって表示棒を突出させ開路する。
3 ストライカ引外し式は、事故相のみを開路できるようにしたものである。
4 絶縁バリアは、相間及び側面に設けるものである。


解答と解説:

答え--- 3
ストライカ引外し式は、ヒューズ溶断後、ヒューズが破壊する以前に負荷開閉器は遮断動作を完了すること。


No25 キュービクル式高圧受電設備に関する記述として、「日本工業規格(J I S)」上、不適当なものはどれか。

1 単相変圧器1台の容量は、500 kV・A以下とする。
2 三相変圧器1台の容量は、1 000 kV・A以下とする。
3 CB 形の主遮断装置は、高圧交流遮断器と過電流継電器を組み合わせたものとする。
4 CB 形の高圧主回路の過電流は、変流器と過電流継電器を組み合せたもので検出する。


解答と解説:

答え--- 2
変圧器1台の容量は、単相変圧器の場合は500 kVA以下、三相変圧器の場合は750 kVA以下とする。


No26 建築物の雷保護システムに関する用語として、「日本工業規格(J I S)」上、関係のないものはどれか。

1 放電クランプ
2 等電位ボンディング
3 回転球体法
4 メッシュ導体


解答と解説:

答え--- 1
放電クランプは異常電流を放電させて電線の切断を防ぐクランプのこと。がいしに関する事項なので雷保護システムでは関係ない。


No27 需要場所に施設する地中電線路に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、誤っているものはどれか。

1 管路式では、電線に絶縁電線(IV)を使用することができる。
2 直接埋設式では、地中電線を衝撃から防護するための措置を施す。
3 暗きょ式で施設する場合は、地中電線に耐燃措置を施す。
4 暗きょ式で施設する暗きょは、車両その他の重量物の圧力に耐えるものとする。


解答と解説:

答え--- 1
管路式では、ケーブル(VVF・VVRなど)のみである。絶縁電線は使えない。


No28 自動火災報知設備に関する次の記述に該当する感知器として、「消防法」上、適当なものはどれか。
「一局所の周囲の温度が一定の温度以上になったときに火災信号を発信するもので、外観が電線状以外のもの」

1 差動式スポット型感知器
2 定温式スポット型感知器
3 光電式スポット型感知器
4 赤外線式スポット型感知器


解答と解説:

答え--- 2
周囲の温度が一定の温度以上になったときに火災信号を発信するものなら、定温式スポット型感知器である。


No29 非常用の照明装置に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
ただし、地下街の各構えの接する地下道に設けるものを除く。

1 LEDランプを用いる場合は、常温下で床面において水平面照度2 lx以上を確保することができるものとする。
2 予備電源は、充電を行うことなく10分間継続して点灯させることができるものとする。
3 照明器具内に予備電源を有する場合は、電気配線の途中にスイッチを設けてはならない。
4 電線は、600V二種ビニル絶縁電線その他これと同等以上の耐熱性を有するものとしなければならない。


解答と解説:

答え--- 2
非常用の照明装置の連続継続時間は30分以上の点灯である。


No30 インターホンに関する記述として、「日本工業規格(J I S)」上、不適当なものはどれか。

1 親子式とは、親機と子機の間に通話網が構成されているものをいう。
2 相互式とは、親機と親機の間に通話網が構成されているものをいう。
3 同時通話式とは、通話者間で同時に通話ができるものをいう。
4 通話路数とは、個々の親機、子機の呼出しが選択できる相手数をいう。


解答と解説:

答え--- 4
通話路数とは、同一の通話網で同時に別々の通話ができる数。


No31 電車線のちょう架方式のうち、大容量区間の本線に用いられるものとして、最も不適当なものはどれか。

1 き電ちょう架式
2 ツインシンプルカテナリ式
3 シンプルカテナリ式
4 コンパウンドカテナリ式


解答と解説:

答え--- 3
き電ちょう架式(饋電吊架式)、ツインシンプルカテナリ式、コンパウンドカテナリ式は高速運転用であるが、シンプルカテナリ式は最高時速100km以下で運転する用である。


No32 道路照明において、連続照明の設計要件に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1 道路条件に応じ十分な路面輝度を確保すること。
2 路面輝度分布ができるだけ均一であること。
3 照明からのグレアを大きくすること。
4 道路線形の変化に対する誘導性を有すること。


解答と解説:

答え--- 3
グレアとは、まぶしさのことで見えづらく不愉快な現象である。なので、できる限り照明からのグレアは小さくすることが好ましい。







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令和01年度2級電気工事施工管理技士(前期) 学科問題No1 No.01〜No.12 01〜12 のうち8問選択
13〜32 のうち11問選択
23〜38 のうち3問選択、39は必須問題

学科問題No2 No.13〜No.32

学科問題No3 No.33〜No.39

学科問題No4 No.40〜No.52 40〜52 のうち9問選択

学科問題No5 No.53〜No.64 53〜64 のうち8問選択

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