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※ 問題番号No.40 からNo.52までの13問題のうちから9問題を選択し、解答してください。

No40 汽力発電所のボイラ設備に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 自然循環ボイラは、蒸気ドラムが必要である。
2 自然循環ボイラは、循環ポンプを必要としない。
3 貫流ボイラは、蒸気ドラムを必要としない。
4 貫流ボイラは、循環ポンプが必要である。

解答と解説: 

答え--- 4
貫流ボイラは、蒸気ドラムのように一旦ボイラ水を貯める場所はなく、給水から蒸発管、過熱器へと加熱水が進んでいくボイラで、強制的に循環させるボイラーには必須な循環ポンプは不要である。


No41 高圧架空配電線路の施工に関する記述として、誤っているものはどれか。
1 柱上変圧器の過負荷保護のため、変圧器の一次側にケッチヒューズを取り付けた。
2 柱上変圧器の二次側に、B種接地工事を施した。
3 配電用避雷器は、柱上開閉器の近くに設けた。
4 高圧配電線路の事故区間の切り離しのため、柱上開閉器を設けた。

解答と解説: 

答え--- 1
ケッチヒューズは、柱上変圧器の2次側の短絡保護用の密閉型低圧引込ヒューズである。一次側ではない。


No42 金属管配線に関する記述として、「内線規程」上、不適当なものはどれか。
1 金属管配線には、絶縁電線(IV)を使用した。
2 金属管のこう長が、30mを超えないように、途中にプルボックスを設置した。
3 金属管の太さが31 mmの管の内側の曲げ半径を、管内径の6倍以上とした。
4 強電流回路の電線と弱電流回路の電線を同一ボックスに収めるので、金属製の隔壁にD種接地工事を施した。

解答と解説: 

答え--- 4
D種接地工事は300V以下の低圧機器の接地の場合に採用する。電線と弱電線を同時に納める場合はC種接地工事以上が必要である。




No43 電気鉄道における架空式の電車線路の施工に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 ちょう架線のハンガ取付箇所には、アーク溶損を防止するために、保護カバーを取り付けた。
2 電車線を支持する可動ブラケットは、長幹がいしを用いて電柱に取り付けた。
3 パンタグラフがしゅう動通過できるように、トロリ線相互の接続に圧縮接続管を使用した。
4 パンタグラフの溝摩耗を防止するために、直線区間ではトロリ線にジグザグ偏位を設けた。

解答と解説: 

答え--- 3
パンタグラフは摺動部の摩擦抵抗を低減させることが好ましい。線の接続に圧縮接続管を使用することとは関係ない。


No44 建築物等に設ける防犯設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1 ドアスイッチは、扉の開閉を検知するため、リードスイッチ部を建具枠に、マグネット部を扉にそれぞれ取り付けた。
2 ガラス破壊センサは、はめころし窓のガラスの破壊及び切断を検知するため、ガラス面に取り付けた。
3 熱線パッシブセンサ式は、熱線を放出して侵入者を検知するため、外壁に取り付けた。
4 センサライトは、ライトを点灯して侵入者を威嚇するため、外壁に取り付けた。

解答と解説: 

答え--- 3
熱線パッシブセンサ式の取り付けは屋内の天井面が一般的である。風などでも反応しやすいので屋外には向かない。


No45 新築工事の着手に先立ち作成する総合施工計画書に記載するものとして、最も関係のないものはどれか。
1 現場施工体制表
2 仮設計画
3 施工要領書
4 官公庁届出書類一覧表

解答と解説: 

答え--- 3
施工要領書は個々の業種作業に利用するもので、総合施工計画とは直接の関係性はない。




No46 法令に基づく申請書等と提出先等の組合せとして、誤っているものはどれか。
申請書等 提出先等
1 建築基準法に基づく「確認申請書(建築物)」 建築主事又は指定確認検査機関
2 労働安全衛生法に基づく「労働者死傷病報告」 所轄労働基準監督署長
3 電波法に基づく「高層建築物等予定工事届」 総務大臣
4 道路法に基づく「道路占用許可申請書」 所轄警察署長

解答と解説: 

答え--- 4
道路占用許可申請書の提出先は道路管理者である。市道なら市長宛など。警察署長に提出するのは「道路使用許可申請」である。


No47 アロー形ネットワーク工程表に関する記述として、不適当なものはどれか。
1 アクティビティは、作業活動、材料入手など時間を必要とする諸活動を示す。
2 イベントに入ってくる先行作業がすべて完了していなくても、後続作業は開始できる。
3 アクティビティが最も早く開始できる時刻を、最早開始時刻という。
4 デュレイションは、作業や工事に要する時間のことであり矢線の下に書く。

解答と解説: 

答え--- 2
次の作業に入る前に、前の作業が完了していないと駄目なのは一般的なこと。


No48 図に示す工程管理に用いる図表の名称として、適当なものはどれか。
1 ガントチャート工程表
2 バーチャート工程表
3 QC 工程表
4 タクト工程表

解答と解説: 

答え--- 1
ガントチャートが適当


No49 品質管理に関する次の記述に該当する用語として、適当なものはどれか。

「2つの特性を横軸と縦軸にとり、測定値を打点して作る図で、相関の有無を知ることができる。」
1 管理図
2 散布図
3 パレート図
4 ヒストグラム

解答と解説: 

答え--- 2
「打点して作る図」なら、散布図が適当


No50 高圧引込みケーブルの絶縁性能の試験(絶縁耐力試験)における交流の試験電圧として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。
1 最大使用電圧の1.5倍
2 最大使用電圧の2 倍
3 公称電圧の1.5 倍
4 公称電圧の2 倍

解答と解説: 

答え--- 1
試験電圧を電路と大地との間に連続して10分間加えたとき、これに耐える性能を有すること。


No51 クレーンを使用して機材を揚重する場合の玉掛け作業に関する記述として、「クレーン等安全規則」上、不適当なものはどれか。
1 つり角度によりワイヤロープの安全荷重が変わるので、ワイヤロープのサイズを変更した。
2 玉掛け用ワイヤロープは、異常の有無についての点検を前日に行ったものを使用した。
3 玉掛け用ワイヤロープは、両端にアイを備えているものを使用した。
4 玉掛け用ワイヤロープは、安全係数が6のものを使用した。

解答と解説: 

答え--- 2
玉掛け用ワイヤロープは、作業前の当日に点検したものでないと使用してはならない。


No52 作業主任者を選任すべき作業として、「労働安全衛生法」上、定められていないものはどれか。
1 酸素欠乏危険場所における作業
2 土止め支保工の切りばりの取付けの作業
3 仮設電源の電線相互を接続する作業
4 張出し足場の組立ての作業

解答と解説: 

答え--- 3
電線相互を接続する作業は電気工事士の資格が必要だが、作業主任者の選定作業ではない。





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令和01年度2級電気工事施工管理技士(前期) 学科問題No1 No.01〜No.12 01〜12 のうち8問選択
13〜32 のうち11問選択
23〜38 のうち3問選択、39は必須問題
学科問題No2 No.13〜No.32
学科問題No3 No.33〜No.39
学科問題No4 No.40〜No.52 40〜52 のうち9問選択
学科問題No5 No.53〜No.64 53〜64 のうち8問選択
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