平成25年度 2級管工事施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page1

※ 問題No. 1 からNo. 6 までの6問題は必須問題です。全問題を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 1 温熱環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 相対湿度は、湿り空気中に含まれている乾き空気1kgに対する水分の質量で示したものである。
2 グローブ温度計は、表面を黒色つや消しに仕上げた中空銅球の中央に、温度計を挿入したものである。
3 有効温度は、空気の乾球温度、湿球温度、風速の3つの要素を考慮したものである。
4 湿球温度は、水を含んだガーゼで感温部を包んだ温度計を、通風状態で測定した温度である。

解答と解説: 

答え--- 1
相対湿度は、大気中の水蒸気の最大量(飽和水蒸気量)を空気中の水蒸気の実測値との比率で表したもの。設問は絶対湿度のことである。


No 2 空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 室内空気中の二酸化炭素の許容濃度は、一酸化炭素より低い。
2 浮遊粉じん量は、室内空気の汚染度を示す指標の一つである。
3 揮発性有機化合物(VOCs)は、シックハウス症候群の主要因とされている。
4 臭気は、二酸化炭素と同じように空気汚染を知る指標とされている。

解答と解説: 

答え--- 1
環境衛生管理基準では、二酸化炭素の許容濃度は1000ppm以下、一酸化炭素の許容濃度は10ppm以下である。


No 3 流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 レイノルズ数は、乱流と層流の判定の目安になる。
2 毛管現象は、液体の表面張力によるものである。
3 ウォータハンマは、液体の粘性が大きい場合に発生しやすい。
4 ピトー管は、流速の測定に用いられる。

解答と解説: 

答え--- 3

ウォーターハンマー現象は、粘性が低い場合に起こりやすい。

No 4 熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 1kg の物体の温度を1℃上げるのに必要な熱量を比熱という。
2 温度変化を伴わずに、物体の状態変化のみに消費される熱を顕熱という。
3 熱放射による熱移動には媒体を必要としない。
4 固体が直接気体になる相変化を昇華という。

解答と解説: 

答え--- 2
物質の状態変化に伴う熱は潜熱である。物質の温度に顕れる熱が顕熱である。




No 5 高圧で電気の供給を受ける交流電気回路に、進相コンデンサーを設けた場合の力率改善の効果として、関係のないものはどれか。
1 電線路及び変圧器内の電力損失の軽減
2 感電事故の予防
3 電圧降下の改善
4 電気基本料金の割引

解答と解説: 

答え--- 2

進相コンデンサーとは交流回路において力率を改善するために設けるものである。
感電の有無とは関係ない。


No 6 鉄筋コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 常温では、鉄筋とコンクリートの線膨張係数は、ほぼ等しい。
2 コンクリートの圧縮強さは、引張強さよりも大きい。
3 コンクリートはアルカリ性であるので、鉄筋がさびにくい。
4 コンクリートは、空気中の酸素により表面から次第に中性化する。

解答と解説: 

答え--- 4

コンクリートの中性化は、大気中の二酸化炭素によって生じる劣化である。



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2級管工事施工管理技術検定
学科試験問題 問題番号No. 1〜No.6 (必須問題)
問題番号No. 7〜No.23 (9問選択)
問題番号No. 24〜No28 (必須問題)
問題番号No. 29〜No.42 (12問選択)
問題番号No. 43〜No.52 (8問選択)

実地試験問題 問題番号1、2、3