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※ 問題番号No.1 からNo.14までの14問題は必須問題です。全問題を解答してください。


No1 日射に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 日射の大気透過率は、大気中に含まれる水蒸気の量に影響される。
2 天空日射とは、大気を通過して直接地表に到達する日射をいう。
3 日射のエネルギーは、紫外線部よりも赤外線部及び可視線部に多く含まれている。
4 太陽定数とは、大気上端で、太陽光線に対して垂直な面で受けた単位面積当たりの太陽放射エネルギーの強さをいう。

解答と解説: 

答え--- 2
天空日射は、太陽からの放射のうち大気中の水蒸気や塵埃等の微細粒子により散乱、反射又は吸収後再放射された結果、天空全体から地表に到達する放射エネルギー量をいう。
大気を通過して直接地表に到達する日射は大気放射である。


No2 室内の空気環境に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 燃焼において、酸素濃度が18%近くに低下すると不完全燃焼が著しくなり、一酸化炭素の発生量が多くなる。
2 ホルムアルデヒド及び揮発性有機化合物(VOCS)のうちのいくつかは、発がん性物質である可能性が高いとされている。
3 浮遊粉じんは、在室者の活動により、衣類の繊維、ほこり等が原因で発生し、その量は空気の乾燥によって減少する傾向がある。
4 臭気は、臭気強度や臭気指数で表され、空気汚染を知る指標とされている。

解答と解説: 

答え--- 3
浮遊粉じんは、空気が乾燥するほど増加する傾向になる。


No3 排水の水質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 CODは、主に水中に含まれる有機物を酸化剤で化学的に酸化したときに消費される酸素量である。
2 DOは、水中に存在する有機物に含まれる炭素量のことで、水中の総炭素量から無機性炭素量を差し引いて求める。
3 大腸菌は、病原菌が存在する可能性を示す指標として用いられている。
4 SS は、浮遊物質量のことで、水の汚濁度を視覚的に判断する指標として使用される。

解答と解説: 

答え--- 2
DOは、溶存酸素量のことである。溶存酸素量が高いほど、水質は良好とされる。


No4 流体に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 密閉容器内に静止している流体の一部に加えた圧力は、流体のすべての部分にそのまま伝わる。
2 管路に流れる液体の密度が小さいほど、管路閉止時の水撃圧は高くなる。
3 ニュートン流体とは、粘性による摩擦応力が速度勾配に比例する流体をいう。
4 レイノルズ数は、流体に作用する慣性力と粘性力の比で表される無次元数で、流体の平均流速に比例する。

解答と解説: 

答え--- 2
管路閉止時の水撃圧は液体の密度が大きいほど高くなる。


No5 管路内の流体に関する文中、内に当てはまる用語の組合せとして、適当なものはどれか。
流体が水平管路の直管部を流れている場合、 のために流体摩擦が働いて、圧力損失を生じる。
この圧力損失は、ダルシー・ワイスバッハの式から、 に反比例することが知られている。
(A) (B)
1 慣性  ---  管径
2 慣性  ---  平均流速の1乗
3 粘性  ---  管径
4 粘性  ---  平均流速の1乗

解答と解説: 

答え--- 3
流体が水平管路の直管部を流れている場合、粘性のために流体摩擦が働いて、圧力損失を生じる。
この圧力損失は、ダルシー・ワイスバッハの式から、管径に反比例することが知られている。





No6 非圧縮性の完全流体の定常流に関する文中、内に当てはまる用語の組合せとして適当なものはどれか。
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の が最大、 が最小となる。
(A) (B)
1 流速 ---- 静圧
2 流速 ---- 全圧
3 流量 ---- 静圧
4 流量 ---- 全圧

解答と解説: 

答え--- 1
流路断面積を連続的に変化させたくびれのある水平管路において、流路断面積が最小となる場所では、流体の流速 が最大、静圧が最小となる。


No7 熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 異なる2種類の金属線を両端で接合した回路において、2つの接合点に温度差を与えると、熱起電力が生じる。
2 エンタルピーは、物質の持つエネルギーの状態量の一つで、その物質の内部エネルギーに、外部への体積膨張仕事量を加えたもので表される。
3 融解熱、気化熱等のように、状態変化のみに費やされる熱を潜熱という。
4 気体の定圧比熱と定容比熱を比べると、常に定容比熱の方が大きい。

解答と解説: 

答え--- 4
定圧比熱と定容比熱を比べると、必ず、定圧比熱cp>定容比熱cr となる。


No8 燃焼に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 ボイラーの燃焼において、空気過剰率が大きいほど熱損失は小さくなる。
2 燃焼ガス中の窒素酸化物の量は、低温燃焼時よりも高温燃焼時の方が多い。
3 不完全燃焼時における燃焼ガスには、二酸化炭素、水蒸気、窒素酸化物のほか、一酸化炭素等が含まれている。
4 低発熱量とは、高発熱量から潜熱分を差し引いた熱量をいう。

解答と解説: 

答え--- 1
燃焼時、空気が過剰になるほど熱損失は大きくなる。


No9 湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 飽和湿り空気の温度を上げると、相対湿度は低下する。
2 飽和湿り空気の温度を下げると、絶対湿度は低下する。
3 湿り空気を蒸気スプレーで加湿すると、絶対湿度と相対湿度はともに上昇するが、湿球温度は変わらない。
4 湿り空気をその露点温度より高い温度の冷却コイルで冷却しても、絶対湿度は変わらない。

解答と解説: 

答え--- 3
蒸気スプレーで加湿なら、温度も湿度も両方上がる。水スプレーなら湿度は上がるが温度は下がる。上記スプレーなので湿球温度も上がる。


No10 金属材料の腐食に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
 
1 異種金属の接触腐食は、貴な金属と卑な金属を水中で組み合わせた場合、それぞれの電極電位差によって卑な金属が腐食する現象である。
2 水中における炭素鋼の腐食は、pH 4 以下では、ほとんど起こらない。
3 溶存酸素の供給が多い開放系配管における配管用炭素鋼鋼管の腐食速度は、水温の上昇とともに80 ℃ 位までは増加する。
4 配管用炭素鋼鋼管の腐食速度は、管内流速が速くなると増加するが、ある流速域では表面の不動態化が促進され腐食速度が減少する。

解答と解説: 

答え--- 2
pH 4 以下とは強酸性になること。金属なら酸化還元反応により、酸性が強くなるほど腐食しやすい。




No11 三相誘導電動機に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 インバータによる運転は、電圧波形にひずみを含むため、インバータを用いない運転よりも電動機の温度が高くなる。
2 スターデルタ始動方式は、全電圧直入始動方式と比較して、始動電流を1/ 3に低減できる。
3 トップランナーモータは、銅損低減のため抵抗を低くしている場合があり、標準モータに比べて始動電流が大きくなる傾向がある。
4 インバータで運転すると、騒音が増加することがある。

解答と解説: 

答え--- 2
スターデルタ始動方式は、全電圧直入始動方式と比較して低減できるのは始動「電圧」である。「電流」ではない。始動電流を小さく抑えるための装置には、別途スターデルタ始動器やコンドルファ始動などを付加することになる。


No12 電気工事に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 乾燥した場所に敷設した合成樹脂製可とう管(PF 管)内には、電線の接続部を設けてもよい。
2 使用電圧が300 V 以下の金属管には、D種接地工事を施す。
3 合成樹脂製可とう管(PF 管)相互の接続は、直接接続としてはならない。
4 金属管相互は、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続しなければならない。

解答と解説: 

答え--- 1
配線相互を接続する場合は、ボックス、カップリング及びコネクタなど適当な接続器具を使用して行うこと。配管内では接続しない。


No13 鉄筋コンクリート構造の建築物の鉄筋に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 柱、梁の鉄筋のかぶり厚さとは、コンクリート表面から最も外部側に位置する帯筋、あばら筋等の表面までの最短距離をいう。
2 耐力壁の鉄筋のかぶり厚さは、柱、梁のかぶり厚さと同じ厚さとする。
3 基礎の鉄筋のかぶり厚さは、捨てコンクリート部分を含めた厚さとする。
4 鉄筋の定着長さは、鉄筋径により異なる。

解答と解説: 

答え--- 3
鉄筋のかぶり厚さに、捨てコンクリートは含まれない。


No14 鉄筋コンクリート構造の建築物に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 構造部材に生じる応力は、軸方向応力、曲げモーメントの2種類である。
2 単位水量が多いほど、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすい。
3 単位水量が多いほど、乾燥収縮によるひび割れが発生しやすい。
4 水セメント比を小さくすると、コンクリートの耐久性は高くなる。

解答と解説: 

答え--- 1
軸方向応力、曲げモーメント以外に、引張力、せん断力などもある。





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令和01年度1級管工事施工管理技士 学科午前問題No1 No.01〜No.14
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学科午前問題No3 No.30〜No.44
学科午後問題No1 No.01〜No.15
学科午後問題No2 No.16〜No.29
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