平成28年度 1級建築施工管理技術検定試験  実地試験

回答例は公開されていません。独自の解答なため、出題者側の解答とは異なります。
このとおり解答しても採点者によっては誤りと判断される場合もあります。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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※ 問題1及び問題2は必須問題ですから、必ず解答してください。
問題1 あなたが経験した主な造園工事のうち、工事の施工管理において「工程管理」又は「品質管理」上の課題があった1つの工事を選び、その工事について以下の設問(1)〜(5)について答えなさい。(造園工事以外の記述は採点の対象となりません。)
解答は、解答用紙の所定の解答欄に記述しなさい。

(1) 工事名
(2) 工事内容
(1)の工事に関し、以下のについて明確に記述しなさい。
施工場所
(ア) この工事の契約上の発注者名又は注文者名
(イ) この工事におけるあなたの所属する会社等の契約上の立場を、解答欄の〔  〕内の該当するものにを付けなさい。
「その他」にを付けた場合は( )に契約上の立場を記
述しなさい。
工期

工事金額又は請負代金額

工事概要
(ア) 工事の内容について具体的に記述しなさい。
(イ) 工事数量について具体的に記述しなさい。(例:工種、種別、細別、数量、規格等)
(ウ) 現場の状況及び周辺の状況について具体的に記述しなさい。(必要に応じ、関連工事の有無等当該工事の施工に影響等を与える事項、内容等を含む)

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場を記述しなさい。
(4) 上記工事の施工において、課題があった管理項目名(工程管理又は品質管理)及びその課題の内容(背景及び理由を含む)を具体的に記述しなさい。

(5) (4)の課題に対し、あなたが現場で実施した処置又は対策を具体的に記述しなさい。


解答と解説: 

答え--- 
省略



※ 問題1及び問題2は必須問題ですから、必ず解答してください。
問題2 下図に示す公園の造園工事に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。
解答は、解答用紙の所定の解答欄に記述しなさい。


〔工事数量表〕

注)表中の*の欄に入れる語句及び数値は、出題の趣旨から記入していない。
本工事は、一部供用を開始している総合公園の未供用区域において、左記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
本公園の位置は関東地方である。
展望の丘は、過年度工事で粗造成しており、本年度は盛土工の最終工程で、勾配は斜面方向により1:2〜1:6程度に仕上げる。そこに地被類植栽工として、斜面全体にノシバの張芝を施工するものである。
植栽基盤工は、クスノキ及びシラカシの植栽予定地について行うもので、事前の調査により部分的に土壌が固結し、また有効土層の上部には埴壌土が、下部には砂壌土が多く分布していることが確認されている。
高木移植工は、あらかじめ溝掘り式根回しを行ってあるクスノキを供用中の区域から移植するものである。
遊具組立設置工は、本公園用に設計した木製複合遊具の組立設置を行うものである。
工事区域内の園路及びパーゴラは別工事で、本工事の後に施工される。
工期は、11月1日から翌年の3月10 日までとする。

(1) 植栽基盤工に関し、以下の(イ)、(ロ)について答えなさい。
(イ) 植栽基盤の土壌条件を確認する目的で一般的に行う調査項目について、土壌硬度及び透水性(排水性)以外に1つを加え、これら3つの調査項目に対応する調査方法を、それぞれ記述しなさい。(ただし、現場で行う調査方法に限ることとし、同一の調査方法を2回以上記述しないこと。)

解答と解説: 

答え---
加える項目 : pH(H2O)調査

調査方法
土壌硬度:
平坦な土壌に山中式硬度計の円錐体部分を垂直に圧し込み、その抵抗値を目盛りにて読む

透水性(排水性):
調査する土試料を円筒に入れ、水浸して真空脱気を行い通過した水量を測定する。

pH調査:
土壌に一定比率で水又は塩化カリウム溶剤を加えた懸濁液をpHメーターを用いて測定計測する。


(ロ) 植栽基盤工に関する次の記述の に当てはまる最も適当な語句を下記のア.〜コ.の中から選び、その記号を解答欄に記入しなさい。

「植栽予定地の土壌条件を踏まえ、土層改良工及び土性改良工を行うものである。
土層改良工としては、有効土層の物理性を改良するため を行う。その方法は、バックホウを用いて下層まで土壌の粗起こしを行い、固結した土塊の粉砕及び有効土層内の異なった土性の土壌が均質化するよう攪拌する。さらにトラクターで の耕耘を行って、土塊を細かく砕土して仕上げる。
土性改良工としては、土壌の透水性を改善するため、無機質系土壌改良材である を土層改良工の作業にあわせて混合する。」

ア.普通耕   イ.心土破砕  ウ.ゼオライト  エ.深層 
オ.黒曜石パーライト  カ.混層耕   キ.表層   ク.真珠岩パーライト
ケ.中層   コ.深耕

解答と解説: 

答え---

A=深耕
B=表層
C=黒曜石パーライト

バックホウを用いて下層まで土壌の粗起こしするのは「深耕」である。心土破砕は中層までを砕き起こすものなので妥当でないと判断した。
土塊を細かく砕土して仕上げるのなら、精々15cm程度なので「表層」が妥当。
無機質系土壌改良材で土壌の透水性を改善なら「黒曜石パーライト」が妥当。真珠岩パーライトなら保水性の改善で透水性改善は期待できない。ゼオライトは沸石なのでミネラル養分の改善に期待できるが、透水性改善は期待できない。



(2) 移植工に関し、以下の(イ)〜(ニ)について答えなさい。

(イ) 溝掘り式根回しが樹木の活着・生育を促す仕組みを具体的に記述しなさい。
解答と解説: 

答え---
根回しにより根の環状剥皮を行うと、剥皮部から根鉢内に細根の発根が十分に発生するので、根からの養分や水分が吸収されやすい。



(ロ) あらかじめ根回しを行ってある樹木の掘取り作業において、樹木の品質を保持するために行う作業を3つ記述しなさい。(ただし、幹や枝葉に対して行う作業及び根巻きの作業は除く。)
解答と解説: 

答え---
1.乾燥を防ぐため堀取り前まで十分に潅水を行う。
2.枝葉の剪定を実施し、地下部と地上部の栄養バランスをとる。
3.切断した根に殺菌剤や発根促進剤を塗布して腐れ防止や発根を促す。
4.気温条件などにより蒸散抑制剤を散布する。



(ハ) クスノキの移植にあたって、工期との関係で考えられる問題点を記述しなさい。また、その問題点に対する対策として行う作業内容を具体的に2つ記述しなさい。
解答と解説: 

答え---
問題点 冬季工事による防寒対策
対策  寒風による脱水、霜害などが考えられるので防風ネット、マルチング、寒冷紗養生などを実施する。



(ニ) 植付け後のワイヤー張り支柱の取付けにおいて、樹木を確実に固定するために留意すべき施工上の措置を具体的に3つ記述しなさい。(ただし、樹幹の保護及び公園利用者等のワイヤーロープへの衝突防止に関する内容は除く。)

解答と解説: 

答え---
1 樹幹の結束部には所定の幹当てを取り付ける。
2 指定の本数のワイヤーを効果的な方向と角度にとる。
3 止め杭などに結束し、固定する。
4 末端結束部は、ワイヤークリップなどで止める。
5 ワイヤーは緩みのないように夕ーンバックルの使用も考慮する。
6 ワイヤー交差部も動揺しないように結束する。
(緑化技術基準参照)



(3) 地被類植栽工において、張芝を斜面地で行う際に留意すべき施工上の措置を具体的に2つ記述しなさい。(ただし、安全管理に関する内容は除く。)

解答と解説: 

答え---
1.敷き並べ後に目串を1枚あたり2本以上打ち込んで固定する。
2.規定の表面排水勾配の確保の確認をする。
3.植え付け後、土羽板で叩いて培土と密着させる。



(4) 遊具組立設置工において、供用後の安全な利用のため、木製遊具の組立て、据付けにあたって、留意すべき施工上の措置を具体的に2つ記述しなさい。


解答と解説: 

答え---
1 木材の継手は指等が差し込めないように隙間なく取り付ける。
2 基礎の根巻きコンクリートは露出させない。
3 部材固定金物は怪我防止のため適切な保護をする。
4 木材にはササクレなどがないように表面仕上げ処理を実施する。


※ 問題3、問題4、問題5は選択問題ですから、このうち1問題を選択し解答してください。

問題3 工程管理に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。
解答は、解答用紙の所定の解答欄に記述しなさい。
(1) 下図は、ある造園工事の未完成のネットワーク図である。
(イ) 下記の条件に従い、解答用紙の未完成のネットワーク図を完成させなさい。
(作業名は記号で図示)
[条件]
BはAの後続作業である。
DはBの後続作業である。
HとGはFの後続作業である。
IはDの後続作業である。
JはEとGの後続作業であり、Dが終わらないと着手できない。
KはHとCの後続作業である。
LはKの後続作業であり、Jが終わらないと着手できない。
MはLの後続作業であり、Iが終わらないと着手できない。

解答と解説: 

答え---





(ロ) (イ)の場合において、工程の各作業の所要日数が下表のとき、クリティカルパスの作業名を例により記述しなさい。(例:A→B→C)


解答と解説: 

答え---
A→B→D→J→L→M で、20日




(ハ) (ロ)の場合において、イベント7 の最遅結合点時刻は何日か。

解答と解説: 

答え---
10日
クリティカルパスが20日なので M-3日、L-4日、K-3日の合計10日を20日から引く




(ニ) 施工箇所の条件から所要日数を再検討したところ、作業Fが3日、作業Hが1日、それぞれ多くかかることが判明した。この場合のクリティカルパスの作業名を例により記述しなさい。
(例:A→B→C)

解答と解説: 

答え---
A→B→F→H→K→L→M で22日




(ホ) (ニ)の場合において、作業Iを最も早く開始することができ、かつ、クリティカルパスにおける全所要日数を延ばすことができないとき、作業Iが延ばすことのできる最大日数(トータルフロート)は何日か。
解答と解説: 

答え---
4日
イベント4の最早時刻は9日、イベント10の最遅時刻は19日、作業Iは6日なので、
19-(9+6)=4日




(ヘ) (ニ)の場合において、全所要日数を(ロ)の予定通り進めるためには、どの作業を何日短縮する必要があるか。各作業における短縮日数の合計が最も少なくなる答えを記述しなさい。
ただし、作業A、作業B、作業F、作業G、作業H、作業L、作業Mは短縮できない。
また、作業日数が0日となる短縮はできない。
解答と解説: 

答え---
2日縮めるので、
Kを3日→1日
Jを4日→3日




(2) 工程管理に関する次の記述の当てはまる語句を解答欄に記述しなさい。
「工事の施工に当たっては、所定の図書、仕様書に基づき、定められた 内に、所定の (出来形を含む)の目的構造物を経済的に竣工させることが必要である。工事における三大管理項目についてみると、 は着工から竣工までの各工程の時間的な系列を所定の範囲に納めることによって守られ、 は各工程における確かな施工で確保され、工事の は各工程で発生する費用を管理することによって予定内に納めることができる。
工程管理は、 を守るための進捗管理だけが目的ではなく、このように、 管理や 管理をはじめその他の管理にも大きく影響するものである。」

解答と解説: 

答え---
A=工期
B=品質
C=予算



(3) 作業量管理に関して、以下の(イ)、(ロ)に答えなさい。
(イ) 作業量管理とは、標準作業量を維持していくための管理である。作業量に差異が生じる原因を理解しやすいように表したものが、下記の式(作業員一人当たり実際作業量の算定式)である。
この式で用いられている、ア.稼働率オ.作業能率のうちの2つの項目を乗じたものが標準作業量である。その2項目として適当な語句を下記のア.稼働率オ.作業能率の中から選び、その記号を解答欄に記入しなさい。
解答と解説: 

答え---
標準作業量=イ.労働時間×ウ.作業時間率



(ロ) 作業員の「稼働率」を低下させる要因を3つ記述しなさい。(ただし、悪天候などの不可抗力的要因は除く。)
解答と解説: 

答え---
1.材料の欠品などによる手持ち時間の発生。
2.工事機械の故障
3.無駄な動線、資材搬入動線と作業動線の交差
4.不良材料の混入、手直し作業の発生
5.作業員の作業内容の周知不足による余計な段取り時間の発生

など




(4) 工程管理に用いる工程図表のうち、横線式工程表(バーチャート)とネットワーク式工程表を比較した場合、工程管理を行う上で、それぞれが優れている点について具体的に記述しなさい。
解答と解説: 

答え---
横線式工程表
作成が容易で、作業に必要な日数がわかりやすい。
ネットワーク式工程表
作業手順、他業種との関連及び作業進捗状況がわかりやすい。




※ 問題3、問題4、問題5は選択問題ですから、このうち1問題を選択し解答してください。
問題4 次の工事数量表に基づく造園工事の品質管理に関する以下の設問(1)〜(4)について答えなさい。
解答は、解答用紙の所定の解答欄に記述しなさい。
(1) 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」の寸法規格に関し、以下の(イ)、(ロ)について答えなさい。

〔工事に係る条件〕
表土保全工は、良質な表土を今後の工事の植栽用土として活用するため、表土を掘削し、現場に近接する場所に運搬して、仮置きして保全するものである。

(イ) 寸法規格に関し、「W」の測定上の留意事項を記述しなさい。

解答と解説: 

答え---
幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。又、一部の突出した枝は含まない。



(ロ) 下表に示すア〜オのコナラについて、本工事に使用するものとして、「H」及び「C」の寸法規格基準を満たしているものの記号をすべて解答欄に記入しなさい。
ただし、表中「C」のそれぞれの数値は、「H」の数値の順序と同じ幹に対するものである。


解答と解説: 

答え---
コナラの規格、H=3.0m C=0.14mなので
Hは株立ての過半数が満たされ、他は所要の樹高の70%である。
3m×70%=2.1mなのでイ、ウ、オが規定内である。
Cは株立数を指定した場合は、太い順に指定株立数の各々の周長の総和の70%の値をもって幹周とし、最低株立ち数を指定した場合(〜本立以上)には、株立全数を測定し、その総和の70%の値を幹周とする。なお、測定する株の判定にあたっては、所定樹高の70%に満たないものは対象外とする。
C=0.14×70%≒0.1mとすると、全て規格を満たしている。
よってイ、ウ、オである。


(2) 「公共用緑化樹木等品質寸法規格基準(案)」の品質規格に関し、以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。

(イ) コナラなどの樹木の品質規格のうち「樹姿」に関し、「樹形」と「枝葉の密度」について、それぞれの品質判定上の留意事項を記述しなさい。

解答と解説: 

答え---
樹形は自然樹形で、整っていること。
枝葉の密度は節間が詰まり、枝葉密度が良好であること。




(ロ) コナラなどの樹木の品質規格のうち「樹勢」に関し、「生育」、「葉」、「枝」以外の表示項目を4つ記述しなさい。

答と解説: 

答え---
樹形は自然樹形で、整っていること。
枝葉の密度は節間が詰まり、枝葉密度が良好であること。




(ハ) タマリュウなどの地被類の品質規格に関し、「形態」以外の表示項目を2つ記述し、それぞれの品質判定上の留意事項を記述しなさい。

答と解説: 

答え---
葉:正常な葉型、葉色、密度を保ち、しおれや軟弱葉がなく生き生きしているもの。
根:発達が良く、細根が多く乾燥していないこと
病害虫:発生がないもの。過去に発生したものは発生が軽微で痕跡が認められないよう育成されたもの。



(3) 植栽土壌に関する以下の(イ)、(ロ)に答えなさい。
(イ) 次の記述は、植栽基盤の土壌に透水性(排水性)が求められる理由を示したものである。次の記述の当てはまる適当な語句を解答欄に記述しなさい。

「多量の雨が降ると土壌は一時的に飽水状態となり、 が滞るようになる。通常の場合、土壌水は重力によって速やかに排水され、土壌の も回復するが、透水性(排水性)の小さい土壌や排水が悪い場所では、その状態が続き、土壌は酸欠状態になる。 と呼ばれる障害はこのような酸欠状態によって引き起こされる。」


解答と解説: 

答え---
A=通気性
B=根腐れ



(ロ) 本工事では表土を有効活用するために仮置きを行うが、仮置き場所において表土を堆積する際に、表土の品質を確保するため留意すべき事項を記述しなさい。(ただし、堆積後の保護養生上の留意事項(「雨による流失を防ぐためシートを掛ける」など)は除く。)

解答と解説: 

答え---
1.自重により圧密されることを防ぐために盛土の高さは低くする。
2.飽和水状態になると酸素不足に陥るので排水勾配の確保等を整備する。


(4) 移植工において、根巻きを行うことが樹木の活着を良好にする理由を3つ記述しなさい。

解答と解説: 

答え---
1.鉢土の割れ、乾燥が防がれる。
2.移動時に根を傷めにくい。
3.有機材料での根巻きなら、そのまま腐食して肥料となる。


 


※ 問題3、問題4、問題5は選択問題ですから、このうち1問題を選択し解答してください。
問題5 次の工事数量表に基づく造園工事の安全管理に関する以下の設問(1)〜(3)について答えなさい。
解答は、解答用紙の所定の解答欄に記述しなさい。
〔工事数量表〕

〔工事に係る条件〕
本工事は、供用後20年を経過した総合公園(面積15 ha)の一部区域の再整備を行うものであり、上記の工事数量表に基づく工事を施工するものである。
耐震性貯水槽は広場の地下に埋設する地下貯水槽であり、作業土工は埋設に必要な床掘り等を施工するものである。
給水設備工を施工する区域の近辺には、水道管及び下水道管が埋設されていることが確認されている。
ケヤキは、公園より約3 km離れた圃場から移植する。工事箇所への樹木の搬入にあたっては、工事用車両が公園の供用区域内を通過するものである。


(1) 移植工において、高所作業車を用いて枝の剪定を行うこととした。この作業について、以下の(イ)、(ロ)について答えなさい。
(イ) 高所作業車の転倒を防止するために行うべき措置について、具体的に2つ記述しなさい。
ただし、当該工事区域の地盤は水平である。

解答と解説: 

答え--- 
1.アウトリガを最大限に張り出す。
2.地盤の不同沈下防止のため鉄板等の敷材を用いる。


(ロ) 高さ4 mの位置での高所作業車の作業床において、高木の剪定作業を行う際に、作業員が自らの安全を確保するために留意すべき事項を具体的に2つ記述しなさい。

解答と解説: 

答え--- 
1.作業員は作業床以外の場所に乗らない。
2.墜落を防止するため、作業者は安全帯を使用する。
3.クローラ式の場合、作業床に乗ったままで移動しない。



(2) 移植工及び植栽工に関する以下の(イ)〜(ハ)について答えなさい。
.
(イ) 下表は、本工事における次のA、Bの業務に関して、それぞれの業務に従事することが可能な資格等か否かを示すものである。表中の(a)〜(f)について、従事することが可能な資格等であれば○を、それに該当しない資格等であれば×を解答欄に記入しなさい。

(運転業務): 樹木の立込み等の際に行う、吊り上げ荷重が3tの移動式クレーンの運転業務
(玉掛け業務): 樹木の立込み等の際に行う、吊り上げ荷重が3tの移動式クレーンの玉掛け業務




解答と解説: 

答え--- 
a=×
b=○
c=○
d=×
e=○
f=○
 1t以上5t未満のクレーン運転は「クレーン運転の技能講習」が必要。
 0.5t以上1t未満の玉掛なら「玉掛けの業務に係る特別教育」だが、1t以上なら「玉掛技能講習」が必要。「免許を受けた者」は5t以上の運転可能なクレーン免許保持者であるが、その免許保有者は玉掛け業務が可能である。


(ロ) 公園内での樹木の運搬作業に関して、運搬路及び運搬路周辺における安全管理上の措置を具体的に2つ記述しなさい。ただし、運搬路及び公園利用者のう回路は、あらかじめ決定されており、その周辺には公園利用者等の侵入防止のためのバリケードは設置済である。

解答と解説: 

答え--- 
1 搬入出入口に誘導員を配置し、車両の誘導及び一般公園利用者の誘導を行う。
2 バリケード、注意標識の固定状況の定期点検を実施する。
3 作業車両に公園内の走行速度を通知し、徐行運転の徹底をする。



(ハ) 移動式クレーンを用いる際の玉掛け作業において、安全を確保するために行うべき措置を具体的に2つ記述しなさい。(ただし、玉掛け業務に係る資格及び玉掛け用のワイヤロープ等用具に関する内容は除く。)

解答と解説: 

答え---
1.吊り荷の重心位置にフックがあること。
2.ワイヤ等吊具に緩みがないこと。
3.玉掛けが外れそうでないこと。
4.釣り上げ旋回移動範囲内に他の作業員の立ち入りがないこと。


(3) 耐震性貯水槽の作業土工に関する次の記述の について、「建設工事公衆災害防止対策要綱」等に基づく安全管理上の措置として適当な語句を解答欄に記述しなさい。

「埋設物の存在が予想される工事であったので、施工に先立ち、埋設物の管理者に現地での を求め、埋設物の管理者等が保管する台帳に基づいて を行い、その埋設物の種類、位置、構造、腐食状況等を により確認した。」


解答と解説: 

答え---

A=立会
B=試掘等
C=目視


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