品質管理1

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5 抜取り検査
建築工事における材料,施工の検査には抜取り検査が行われることが多い。抜取り検査は対象となる物品の量が非常に多い場合や連続して生産される場合を対象として行われる(JIS Z9001)。
a 抜取り検査の分類
抜取り検査は,製造された製品の合否判定や製造過程の修正処置判定をする場合に用いられる検査方法で,種々の分類方法があるが,品質の表し方によって分類すると次のようになる。
1 計数抜取り検査 不良個数による抜取り検査(ロットの品質を不良点数で表し,合否を判定する)
欠点数による抜取り検査(ロットの品質を平均点数で表し,合否を判定する)
2 計量抜取り検査 特性値による抜取り検査ロットから試料を抜き取り,試料の特性を測定し,その平均値,標準偏差,範囲などが決められた条件に合致すれば合格,しなければ不合格と判定する。
b 抜取り検査の必要条件
抜取り検査を行う場合は,次の必要条件がある。
1 抜取り検査はロットの処理を決める行動であって,ロット内の個々の製品を別々に処理するものではないので,製品がロットとし て処理できる場合に限られる。
2 合格ロットの中にある程度の不良品が混入してもよい場合。
3 試料の抜取りがランダムにできること。
4 誰がいつ検査をしても同じ結果が出るように,適切な計測方法,計器,測定値の必要けた数まで,基準が明確であること。
5 計量抜取り検査では,ロットの検査単位の特性値の分布がわかっていること
c 計数検査と計量検査
計数検査と計量検査の比較 
品質の表し方 計数抜取り検査 計量抜取り検査
(不良個数による検査) (欠点数による検査)
良品,不良品 欠点 計量値
検査の実施  検査に熟練を要しない。
 検査設備が簡単である。
 計算が簡単である。
 多数の検査項目があっても総合して判定できる。
 一般に検査に熟練を要する。
 検査設備が複雑である。
 計算が複雑である。
 検査項目ごとに別々の判定をするので,項目が多い場合,ロットの総合の不良率を保証できない。
 検査所要時間が少ない。
 検査記録が簡単である。
 検査所要時間が比較的少ない。
 検査記録が比較的簡単である。
検査所要時間が多い。
検査記録が複雑である。
適用についての理論上の制約  ランダム抜取り以外には分布形の制約はない。  ランダム抜取りの他に,特性値が正規分布するとみなされる場合に限る。
良いロットと悪いロットの判別力と検査個数  同等の判別力を得るには,サンプルの大きさが大きくなる。検査個数が等しければ判別力が悪くなる。  同等の判別力を得るにはサンプルの大きさが小さくなる。検査個数が等しければ判別力がよくなる。
検査記録の利用
 検査記録を他の目的に利用する程度は低い。  検査記録を他の目的に利用する程度は比較的低い。  検査記録を他の目的に利用する程度が高い。
適用して有利な場合  検査の費用が品物の価格に比べて割安なもの。
 検査に時間,設備,人手をあまり要しないもの。
 検査項目が多数あって,ロットの品質を総合的に保証したい場合。
 検査の費用が品物の価格に比べて割高なもの。
 検査に時間,設備,人手を比較的多く要するもの。
 特定の重要項目だけロットの品質を保証したい場合。
 不良品はそっくり良品と交換するような場合。  欠点は修理または修正して良品とするような場合。  個々の不良品や欠点よりも,ロットの平均的品質のほうが重要な場合。
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