平成21年度 2級管工事施工管理技術検定試験  学科試験問題 Page1

※ 問題No. 1 からNo. 6 までの6問題は必須問題です。全問題を解答してください。
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。
自分で調べた方が絶対に頭に入ります。
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No 1 室内環境に関する用語の組合せのうち、関係のないものはどれか。
1 有効温度(ET) ---- ヤグローの線図
2 騒音 ---- NC曲線
3 予想平均申告(PMV ---- 暖冷房デグリデー
4 着衣量 ---- クロ(clo)

解答と解説: 

答え--- 3
暖房デグリデー(暖房度日--℃日にて表される)とは、 対象となる地域で暖房を必要とされる期間中における統計上の日平均外気温と暖房温度の差を積算して得る、暖房に必要な熱量計算する指標である。
予想平均申告(PMV--予想平均温冷感申告ともいう)とは、人体の温熱感を数値で示したもので、代謝量、衣服の熱抵抗、放熱量、気温、湿度、風速の6つの因子を快適方程式と呼ばれる式に代入することで求められる。

よって、直接的な関係はない。

No 2 湿り空気に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 湿り空気を加熱すると、絶対湿度は下がる。
2 湿り空気を加湿すると、相対湿度は上がる。
3 湿り空気が、その露点温度以下の物体に触れると、物体の表面に露又は霜が生じる。
4 湿球温度とは、感熱部を水で湿らせた布で包んだアスマン通風乾湿計等で測定した温度をいう。

解答と解説: 

答え--- 1
圧力一定のもとで湿り空気を加熱すると、エンタルピーは増加するが、絶対湿度は変化しない。
厳密なことをいえば、体積が膨張すれば若干絶対湿度が下がるでしょうけど、ま、一定圧力下ということで。
ただ、「下がる」は間違いでしょうね〜

No 3 全圧、静圧及び動圧の関係を表した式として、正しいものはどれか。
ただし、Pt:全圧、Ps:静圧、ρ:流体の密度、v:流速とする。
1
2
3
4

解答と解説: 

答え--- 1
全圧=静圧+1/2×流体の密度×流速の2乗 です。

No 4 熱に関する記述のうち、適当でないものはどれか
1 気体では、定容比熱より定圧比熱の方が大きい。
2 気体の等温変化においては、圧力と体積の積は一定である。
3 気体を断熱圧縮しても、温度は変化しない。
4 物体の温度を1K 上げるのに必要な熱量を、熱容量という。

解答と解説: 

答え--- 3
気体を断熱圧縮すると熱くなる。

No 5 交流電気回路に設けた進相コンデンサによる力率改善の効果について、最も関係の少ないものはどれか。
1 電線路及び変圧器内の電力損失の軽減
2 電圧降下の改善
3 感電事故の予防
4 電気基本料金の割引

解答と解説: 

答え--- 3
高圧や特別高圧で受電する電力会社お得意様の受変電設備には進相コンデンサが設置されています。やっぱり力率割引(電気基本料金の割引)が魅力的ですね。
ただ、進相コンデンサを付けたからといって感電事故は予防できません。残念ながら。

No 6 鉄筋コンクリートに関する用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。
1 コンクリートの強度 ------ 水セメント比
2 コンクリートの中性化 ------ 二酸化炭素
3 鉄筋のかぶり厚さ ------ スペーサー
4 開口部の補強 ------ スランプ

解答と解説: 

答え--- 4
開口部の補強は鉄筋などにより弱くなりやすい開口部に補強筋をいれることで、コンクリートの流動性を表すスランプとは関係ない。

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2級管工事施工管理技術検定
学科試験問題 問題番号No. 1〜No.6 (必須問題)
問題番号No. 7〜No.23 (9問選択)
問題番号No. 24〜No28 (必須問題)
問題番号No. 29〜No.42 (12問選択)
問題番号No. 43〜No.52 (8問選択)

実地試験問題 問題番号1、2、3