平成21年度 1級建築施工管理技術検定試験 午後問題 Page1
問題番号〔N0.46〕〜〔N0.70〕までの25問題は,全問題を解答してください。 |
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。 自分で調べた方が絶対に頭に入ります。 |
No46 | 建築工事における事前調査や準備作業に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | ベンチマークは,移動のおそれのない箇所に,相互にチェックできるように3 箇所設けた。 | |
2 | 揚重機の設置計画に当たって,敷地周辺の電波障害範囲の調査を行った。 | |
3 | 掘削深さや地盤条件に応じた山留めを設けることとしたので,隣接建物の基礎の調査は省略した。 | |
4 | 山留め工事に当たって,敷地内の試掘を実施し,湧出する地下水の水質調査を行った。 | |
解答と解説: |
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No47 | 逆打ち工法に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 躯体を山留め架構として利用するため,沈下,移動など周辺地盤に与える影響が少ない。 | |
2 | 大規模,大深度の工事では,地上と地下の工事を併行して施工することにより全体として工期短縮ができる。 | |
3 | 不整形な平面形状の場合は,土圧の伝達が確実に行われにくいため適用できない。 | |
4 | 1階の床を先行して施工するため,地下工事の騒音を抑制できる。 | |
解答と解説: |
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No48 | JIS Q 14001(環境マネジメントシステム)の用語の定義に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 環境側面とは,大気,水,土地,天然資源,植物,動物,人及びそれらの相互関係を含む,組織の活動をとりまくものをいう。 | |
2 | 環境影響とは,有害か有益かを問わず,全体的に又は部分的に組織の環境側面から生じる,環境に対するあらゆる変化をいう。 | |
3 | 環境方針とは,トップマネジメントによって正式に表明された,環境パフォーマンスに関する組織の全体的な意図及び方向付けをいう。 | |
4 | 環境目的とは,組織が達成を目指して自ら設定する,環境方針と整合する全般的な環境の到達点をいう。 | |
解答と解説: |
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No49 | 各工事の施工計画に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | コンクリートブロック工事において,1 日の積上げ高さの限度は,1.8 m以内として施工する計画とした。 | |
2 | 左官工事において,内壁のモルタル塗り厚さが20 mm の場合,3 回塗りとする計画とした。 | |
3 | 壁張り石工事の湿式工法において,ぬれ色や白華の防止のため,石裏面処理材を使用する計画とした。 | |
4 | 鉄骨工事において現場で使用する鋼製巻尺は,JIS の1級品とし,張力を50 N として鉄骨製作工場の基準巻尺とテープ合わせを行う計画とした。 | |
解答と解説: |
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No50 | 材料の輸送,保管に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | シーリング材は,有効期間を確認して,高温多湿や凍結温度以下にならない場所に保管する。 | |
2 | アスファルトルーフィング類は,吸湿すると施工時に泡立ちや耳浮き等の接着不良になるため,乾燥した場所で保管する。 | |
3 | 壁紙張りの巻いた材料は,くせの付かないように横にして保管する。 | |
4 | 張り石工事に用いる石材の運搬は,仕上げ面,稜角を養生し,取付け順序を考慮して輸送用パレット積みで行う。 | |
解答と解説: |
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No51 | 仮設計画に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 鉄筋コンクリート造の工事であったので,ゲートの有効高さは,空荷時の生コン車が通過できる高さとすることとした。 | |
2 | 傾斜地に設置した仮囲いの鋼板の下端に生じたすき間は,木製の幅木でふさぐこととした。 | |
3 | 溶接に使用するガスボンベ類の貯蔵小屋の壁は,1 面を開口とし,他の3面は上部に開口部を設けることとした。 | |
4 | 屋外に施設する溶接用ケーブル以外の移動電線で使用電圧が300 V以下のものは,1種 キャブタイヤケーブルを使用することとした。 |
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解答と解説: |
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No52 | 「労働安全衛生法」上,建設工事等の仕事の開始の日の14日前までに,労働基準監督署長へ計画の届出が必要な仕事はどれか。 | |
1 | 高さが30 m の事務所ビルの建設 | |
2 | 耐火建築物に吹き付けられた石綿等の除去 | |
3 | 延べ面積が10,000 m2 で高さが13 m の工場の解体 | |
4 | 高さが15 m の鉄塔の建設 | |
解答と解説: |
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No53 | 建築工事の工期とコストの一般的な関係として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 最適工期は,直接費と間接費の和が最小となるときの工期である。 | |
2 | 総工事費は,工期に比例して増加する。 | |
3 | 直接費は,工期の短縮に伴って増加する。 | |
4 | 間接費は,工期の短縮に伴って減少する。 | |
解答と解説: |
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No54 | 各部工事における工程短縮のための一般的な対策に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 地下二重スラブの型枠を,ハーフPC板から合板に変更する。 | |
2 | 内部の非耐力壁を,現場打ちコンクリートからALC パネルに変更する。 | |
3 | 外壁のタイル後張り工法を,タイル打込みハーフPC板による工法に変更する。 | |
4 | 在来工法による天井仕上げを,システム天井に変更する。 | |
解答と解説: |
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No55 | ネットワーク工程表におけるフロートに関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | トータルフロートが0 の作業をつないだものが,クリティカルパスである。 | |
2 | 結合点に入る作業が1 つだけの場合は,その作業のフリーフロートは0 となる。 | |
3 | トータルフロートが0ならば,ディペンデントフロートも0 である。 | |
4 | フリーフロートは,その作業の中で使うと,後続作業に影響を及ぼす。 | |
解答と解説: |
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No56 | タクト手法に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 設定したタクト期間では終わることができない一部の作業の場合,作業期間をタクト期間の2 倍又は3 倍に設定する。 | |
2 | 各作業の進捗が密接に関連しているため,1つの作業の遅れは全体の作業を停滞させる原因となる。 | |
3 | 作業の進捗にしたがって生産性が向上するため,工事途中でタクト期間を短縮又は作業者の人数を削減する必要が生じる。 | |
4 | 集合住宅の仕上工事は,各種専門工事の一定の繰り返し作業となるので,タクト手法では管理できない。 | |
解答と解説: |
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No57 | JIS Q 9000(品質マネジメントシステム─基本及び用語)の用語の定義に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 品質マニュアルとは,顧客などからの要求事項を記述した文書をいう。 | |
2 | 顧客満足とは,顧客の要求事項が満たされている程度に関する顧客の受けとめ方をいう。 | |
3 | 手直しとは,要求事項に適合させるための,不適合製品にとる処置をいう。 | |
4 | 予防処置とは,起こり得る不適合又はその他の望ましくない起こり得る状況の原因を除去するための処置をいう。 | |
解答と解説: |
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No58 | 建築施工の品質に関する記述として,最も不適当なものはどれか。 | |
1 | 発注者が要求する基本的な品質には,一般的に,建築物の仕上り状態,機能や性能などがある。 | |
2 | 品質計画には,施工の目標とする品質,品質管理及び体制等を具体的に記載する。 | |
3 | 品質管理は,品質計画の目標のレベルにかかわらずち密な管理を行う。 | |
4 | 検査の結果に問題が生じた場合には,適切な処理を施し,その原因を検討し再発防止処置を行う。 | |
解答と解説: |
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