平成26年度 1級造園施工管理技術検定試験 午前問題(問題A) Page2
※ 問題はすべて必須ですから、36問題全部を解答してください。 |
解答及び解説で疑問を持ったら即調べてみましょう。 自分で調べた方が絶対に頭に入ります。 |
No13 | 庭園で用いられるコケ類に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | コケ類で一般的に庭園に用いられるものは、オオスギゴケやヒノキゴケなどの蘚類である。 | |
2 | コケ類は一般に湿気を好むが、空気中の湿度を保つことが重要であり、植栽土壌は水はけの良い土が望ましい。 | |
3 | コケ類は肥沃な土壌を好むため、植付け時に元肥を施すことが望ましい。 | |
4 | コケ類は、疎林の樹下など半日陰の生育環境が望ましい。 | |
解答と解説: |
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No14 | 造園樹木の剪定に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 一般に広葉樹に強剪定を行うと不定芽が発生する。生垣等の刈込みでは、長年同じところばかり刈らずに、時には深く切戻しを行って、不定芽の萌芽を促すとよい。 | |
2 | 夏期の剪定は、台風による風害の防止や渇水期に枝葉からの水分蒸散量の抑制に効果がある。ただし、新生枝の生長が旺盛でない場合には、行わない方がよい。 | |
3 | 切返し剪定は、枝の適正な分岐点において、長い方の枝を付け根より切り取る作業である。樹冠を小さくする場合などに行う。 | |
4 | 切詰め剪定は、枝を定芽の位置で切り取る作業である。一般に内芽を残し、芽の直上で枝に対して直角に剪定するとよい。 | |
解答と解説: |
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No15 | 秋に剪定しても翌年の開花に支障がない花木の組合せとして、適当なものはどれか。 | |
1 | キョウチクトウ、サルスベリ | |
2 | アジサイ、ドウダンツツジ | |
3 | ジンチョウゲ、ハナミズキ | |
4 | クチナシ、ツバキ | |
解答と解説: |
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No16 | 植栽基盤の整備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 土壌の通気性を向上させる必要があったため、黒曜石パーライトを均一にまき耕耘した。 | |
2 | 客土した土と下層となる元の地盤の土壌の性質が異なっていたため、混層耕を行い、有効土層を確保して土壌構造の連続性を持たせた。 | |
3 | 土壌の透水性を向上させる必要があったため、ゼオライトを均一にまき耕耘した。 | |
4 | 植栽基盤の造成中に表層が建設機械により過転圧されたため、普通耕を行い、透水性、通気性を改良した。 | |
解答と解説: |
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No17 | 造園樹木の移植に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 振るい堀りは、鉢を少し大きめに取り、掘り上げてから根巻きせずに、そのまま運んで植え付ける方法であり、主に移植適期の常緑樹に対して行われる。 | |
2 | 根鉢の形は根系の状態によって異なり、一般に皿鉢は浅いところに根が広がった樹木に、貝尻は地中深くまで根が分布する樹木に用いられる。 | |
3 | 水極めは、樹木の埋戻し方法の1つで、土を埋め戻しながら十分に水を注いで泥状にし、鉢の周りに土がよく密着するように棒で泥をよく突き、これを繰り返しながら、地表面まで土を埋め戻していく。 | |
4 | 水極め、土極め、いずれの方法で埋戻しを行った場合でも、鉢の外周に沿って浅い溝を掘るか、あるいは木の根元を平らにし鉢の外周に土を盛り上げて水鉢を切り、雨水や灌水を集め浸透しやすいようにする。 | |
解答と解説: |
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No18 | 高齢者、障害者の利用に配慮した公園施設の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 傾斜路に、高齢者等の利用に配慮して、上段85 cm、下段65 cm の2段手すりを両側に設けた。 | |
2 | 水飲場に、車いす使用者が容易に接近できるよう、使用方向150 cm、幅150 cmの水平部分を設けた。 | |
3 | 全駐車台数が200 台の駐車場に、車いす使用者用駐車施設を2台分設け、その後部には有効幅員90 cm の通路を設けた。 | |
4 | 傾斜路に、車いす使用者が円滑に利用できるよう、高さ75 cmごとに長さ150 cmの水平部分を設けた。 | |
解答と解説: |
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No19 | 延段と飛石の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 延段の石を敷く際には、周縁部の角石や隅石などを先に据えてから、内側に石を敷き詰めていく。 | |
2 | 延段の目地は、四つ目地、八つ巻き、通し目地にならないようにする。 | |
3 | 飛石の間隔は石の形状、大きさにより定まるが、一般に合端は曲りや凹凸を合わせ、石と石がよくなじむように置く。 | |
4 | 一連の飛石が分岐するところに据える石を留め石といい、一般に前後の石よりやや小さめのものを用いる。 | |
解答と解説: |
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No20 | 運動施設の整備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 野球場の内野の勾配について、各ベースライン(塁線)及びホームプレート(本塁)を同一レベルとし、ピッチャープレートより各ベースラインに向かってゆるやかな傾斜をつけた。 | |
2 | サッカー場の天然芝フィールドの勾配について、一方のタッチラインから他方のタッチラインに向かって1.2% の傾斜をつけた。 | |
3 | 野球場の内野のクレイ系舗装について、表層には黒土と川砂を混合したものを、中層には火山砂利を用いた。 | |
4 | サッカー場のフィールドの人工芝について、天然芝の感触に近づけるためパイルの空隙に充填材を入れたロングパイル型表層材を用いた。 | |
解答と解説: |
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No21 | 陸上競技場に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 長軸の方位を南北方向にとり、西日を避けるため、メインスタンドを西側に設けた。 | |
2 | 長軸に平行に、両サイド4か所ずつ計8か所の照明を設けた。 | |
3 | トラックの内側に高さ50 mm の縁石を設置し、縁石の外端から300 mm外方で、トラック1周の計測を行った。 | |
4 | トラックの排水を良好にするため、縦断方向では走る方向に1%、横断方向では内側のレーンの方向に0.1% の勾配を設けた。 | |
解答と解説: |
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No22 | 遊具に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | サンドピット型砂場を設置する際、砂の深さを40 cmとし、砂場柵を砂場の縁から60 cm離した位置に設けた。 | |
2 | 児童用のジャングルジムを設置する際、握り棒の太さをφ15 mmとし、設置面まで直接落下し得る高さを3.5 m とした。 | |
3 | 幼児用のすべり台を設置する際、出発部(踊り場)について、滑降部より10 cm広い幅で、奥行き35 cm の平らな部分を設けた。 | |
4 | ネットクライマーを設置する際、ネットの網目で構成された開口部について、子供の頭部及び胴体の挟み込みが発生しないように、φ230 mm の検査器具が通り抜けられる大きさとした。 | |
解答と解説: |
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No23 | 日本庭園における滝及び流れの役石に関する記述のうち、適当なものはどれか。 | |
1 | 底石は、滝つぼに配して落水による音やしぶきを出す滝の役石である。 | |
2 | 水落石は、両岸に据えて流れ幅を狭め瀬を作る流れの役石である。 | |
3 | 木の葉返し石は、滝の上流で一時水流を受けて水量を調整する滝の役石である。 | |
4 | 水越石は、水がその表面を薄く乗り越えて流れるように設ける流れの役石である。 | |
解答と解説: |
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No24 | 盛土に関する記述のうち、適当でないものはどれか。 | |
1 | 盛土の施工に際し、圧縮性が小さく吸水による膨潤性が低い盛土材料を用いた。 | |
2 | 盛土の施工に際し、含水比が高くトラフィカビリティーの確保が困難なため、振動コンパクタを用いて締固めを行った。 | |
3 | 盛土の施工に際し、毎日の作業の終わりに表面水がよく排水できるように勾配をつけ敷き均し、締固めを入念に行い降雨に備えた。 | |
4 | 盛土の施工に際し、完成後の沈下を見込んで余盛りを行った。 | |
解答と解説: |
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