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※ 問題番号No. 7 からNo.23までの17問題のうちから9 問題を選択し、解答してください。




No20 排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管上部を延長し通気管として使用するものである。
2 ループ通気方式は、各個通気方式に比べて機能上優れている。
3 ループ通気管は、通気立て管又は伸頂通気管に接続するか、あるいは大気に開放する。
4 最上階を除き、大便器8個以上を受け持つ排水横枝管には、ループ通気管を設けるほかに、逃し通気管を設ける。

解答と解説: 

答え--- 2
ループ通気管は衛生器具最上流の器具の手前から取り出すもので、複数の機器がその下流に存在している場合がある。よって、同時利用による排水状況によっては負圧が生じる可能性もあるので、各機器ごとに通気を設けるほうが管内の圧力変動が無いので優れているといえる。


No21 屋内消火栓設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 屋内消火栓設備には、非常電源を設ける。
2 屋内消火栓箱の上部には、設置の標示のために赤色の灯火を設ける。
3 広範囲型を除く2号消火栓は、防火対象物の階ごとに、その階の各部分からの水平距離が25 m 以下となるように設置する。
4 屋内消火栓の開閉弁は、自動式のものでない場合、床面からの高さが1.5 m以下の位置に設置する。

解答と解説: 

答え--- 3
単なる2号消火栓は水平距離15m以下、25m以下は1号消火栓の場合である。ただし、「広範囲側2号消火栓」が最近では多く設置されている。この場合は25m以下なので注意。広範囲側2号消火栓は1人操作が可能なので、旧来の1号消火栓をそのまま変更することも多い。(工場・倉庫は不可)


No22 ガス設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 LPG用のガス漏れ警報器の取付け高さは、その下端が天井面等の下方0.3 m以内となるようにする。
2 LPG用の充てん容器には、10 kg 容器、20 kg 容器、50 kg容器などがある。
3 都市ガスの内管とは、需要家に引き込まれる導管のうち、敷地境界線からガス栓までの導管をいう。
4 LNGは、メタンを主成分とした天然ガスを液化したものである。

解答と解説: 

答え--- 1
LPG(プロパンガス)は空気より重いので、ガス漏れ警報器は床より30cm以内に設置する。LNG(液化天然ガス)の場合は天井側への設置である。




No23 工場生産浄化槽の施工に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 地下水位による槽の浮上防止対策として、槽の周囲に山砂を入れ、突き固めて水締めを行う。
2 本体の水平調整はライナーなどで行い、槽と底版コンクリートの隙間が大きいときは、隙間にモルタルを充てんする。
3 埋戻しは、土圧による本体及び内部設備の変形を防止するため、槽に水張りした状態で行う。
4 底版コンクリートは、打設後、所要の強度が確認できるまで養生する。

解答と解説: 

答え--- 1
地下水位による槽の浮上防止対策は設置基礎にバンドで固定。山砂を入れつつタンク内に水張りする。水を入れなければどんなに埋土を水締めしても浮力で浮上してしまう。


※ 問題番号No.24 からNo.28までの5 問題は必須問題です。全問題を解答してください。

No24 遠心ポンプに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 実用範囲における揚程は、吐出量の増加とともに低くなる。
2 ポンプの吐出量の調整は、吸込み側に設けた弁で行う。
3 同一配管系において、ポンプを並列運転して得られる吐出量は、それぞれのポンプを単独運転した吐出量の和よりも小さくなる。
4 軸動力は、吐出量の増加とともに増加する。

解答と解説: 

答え--- 2
ポンプの吐出量の調整は、吐出し側の弁でなければ出来ない。

No25 保温材に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 グラスウール保温材は、ポリスチレンフォーム保温材に比べて透湿性が小さい。
2 ポリスチレンフォーム保温材は、主に保冷用として使用される。
3 ロックウール保温板、グラスウール保温板の種類は、密度によって区分される。
4 繊維系保温材の種類には、保温板、保温帯、保温筒などがある。

解答と解説: 

答え--- 1
グラスウールのような繊維系のものは透水性が非常に高い。ポリスチレンフォームのような発泡系断熱材は内部まで浸透することが少ないので透水性が低い。



No26 配管材料及び配管付属品に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 硬質ポリ塩化ビニル管は、その種類により設計圧力の範囲が異なる。
2 仕切弁は、玉形弁に比べて流量を調整するのに適している。
3 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管D(SGP 挨VD)は、地中埋設配管に用いられる。
4 定水位調整弁は、受水タンクへの給水に使用される。

解答と解説: 

答え--- 1
気体が断熱された状態で膨張すると圧力は減少し、温度は下降する。


No27 ダクトに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
1 コーナーボルト工法には、共板フランジ工法とスライドオンフランジ工法がある。
2 ダクトの拡大は、15 度以内とすることが望ましい。
3 ダクトの拡大部・縮小部における空気のうず流は、縮小部の方が発生しやすい。
4 長方形ダクトの曲り部の圧力損失が大きい箇所に、案内羽根(ガイドベーン)付きエルボを設置した。

解答と解説: 

答え--- 3
ダクトの拡大部のほうが縮小部より渦流が発生しやすいため、抵抗が大きくなる。


No28 次のうち、「公共工事標準請負契約約款」上、設計図書に含まれないものはどれか。
1 現場説明書
2 現場説明に対する質問回答書
3 設計図面
4 請負代金内訳書

解答と解説: 

答え--- 4
請負代金内訳書など契約にかかるものは設計図書ではない。





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平成28年度2級管工事施工管理技士 学科問題No1 No.01〜No.10 1〜6   必須問題
7〜23  9問選択
24〜28 必須問題
学科問題No2 No.11〜No.19
学科問題No3 No.20〜No.28
学科問題No4 No.29〜No.42 12問選択
学科問題No5 No.43〜No.52 8問選択
実地問題