Page3





※ 問題番号No.12〜No.31 までの20 問題のうちから6問題を選択し解答してください。


No23 コンクリートダムの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 ダムの堤体工のコンクリート打込み後の養生は、RCD工法の場合パイプクーリングにより実施するのが一般的である。
2 ダムの堤体工には、コンクリートの打込み方法により、ブロック割りして施工するブロック工法とダムの堤体全面に水平に連続して打ち込むRCD 工法がある。
3 RCD工法における横継目は、ダム軸に対して直角方向に設け、コンクリートの敷均し後に振動目地切機などを使って設置する。
4 ダムの基礎掘削は、基礎岩盤に損傷を与えることが少なく大量掘削に対応できるベンチカット工法が一般的である。

解答と解説: 

答え--- 1
RCD工法は内部コンクリートは超固練りで水和熱を極力発生させない工法である。パイプクーリングは水和熱が上昇しないように冷却水を循環させて養生する方法であるが、RCD工法であればそこまで水和熱の上昇が無いので一般的に用いられない。


No24 山岳トンネル施工時の観察・計測に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 観察・計測位置は、観察結果や各計測項目相互の関連性が把握できるよう、断面位置を合わせるとともに、計器配置をそろえる。
2 測定作業では、単に計器の読み取り作業やデータ整理だけでなく、常に、施工の状況とどのような関係にあるかを把握し、測定値の妥当性について検討する。
3 観察・計測結果は、トンネルの現状を把握し、今後の予測や設計、施工に反映しやすいように速やかに整理する。
4 観察・計測頻度は、切羽の進行を考慮し、掘削直後は疎に、切羽が離れるに従って密になるように設定する。

解答と解説: 

答え--- 4
掘削直後は天端の沈下などの発生も考えられるので計測頻度は多くなる。(2回/日程度)掘削幅の5倍以上掘削であれば週に1回程度の測定で良いので切羽が離れるに従って疎になるが正しい。


No25 海岸における異形コンクリートブロックによる消波工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1 層積みは、規則正しく配列する積み方で外観が美しいが、安定性が劣っている。
2 乱積みは、高波を受けるたびに沈下し、徐々にブロックどうしのかみあわせがよくなる。
3 層積みは、乱積みに比べて据付けに手間がかかるが、海岸線の曲線部などの施工性がよい。
4 乱積みは、層積みと比べて据付けが容易であり、据付け時は安定性がよい。

解答と解説: 

答え--- 2
乱積みは外的要因によりブロックのかみ合わせが緩くなりやすい。



No26 浚渫工事の施工に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1 余掘は、計画した浚渫の面積を一定にした水深に仕上げるために必要である。
2 グラブ浚渫船は、岸壁など構造物前面の浚渫や狭い場所での浚渫には使用できない。
3 浚渫後の出来形確認測量には、原則として音響測深機は使用できない。
4 ポンプ浚渫船は、グラブ浚渫船に比べ底面を平坦に仕上げるのが難しい。

解答と解説: 

答え--- 1
浚渫では水中の作業なので一定の水深に仕上げることは困難である。水中ブルドーザは基礎工事等の場合は利用するが通常の浚渫では使用しない。余掘は、出来高上施工レベルを均一にするためのものである。


No27 鉄道の道床、路盤、路床に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 線路は、レールや道床などの軌道とこれを支える基礎の路盤から構成される。
2 路盤は、使用する材料により良質土を用いた土路盤、粒度調整砕石を用いたスラグ路盤がある。
3 バラスト道床の砕石は、強固で耐摩耗性に優れ、せん断抵抗角の大きいものを選定する。
4 路床は、路盤の荷重が伝わる部分であり、切取地盤の路床では路盤下に排水層を設ける。

解答と解説: 

答え--- 2
土路盤は、支持力が大きく、圧縮性が小さく、噴泥が生じにくい材料の単一層からなるものとする。逆に言うと良質土である必要はない。





No28 鉄道(在来線)の営業線及びこれに近接した工事に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 営業線での安全確保のため、所要の防護柵を設け定期的に点検する。
2 営業線に近接した重機械による作業は、列車の近接から通過の完了まで作業を一時中止する。
3 信号区間の時は、バール・スパナ・スチールテープなどの金属による短絡(ショート)を防止する。
4 複線以上の路線での積おろしの場合は、列車見張員を配置し車両限界をおかさないように材料を置く。

解答と解説: 

答え--- 4
工事にかかる場合、建築限界を超えないこと。

No29 シールド工法の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 セグメントの外径は、シールドの掘削外径より小さくなる。
2 覆工に用いるセグメントの種類は、コンクリート製や鋼製のものがある。
3 シールドのテール部は、トンネル掘削する切削機械を備えている。
4 土圧式シールド工法は、一般に、粘性土地盤に適している。

解答と解説: 

答え--- 3
シールドのテール部は、コンクリート打設に利用。切削機械ではない。




No30 上水道の導水管や配水管の種類に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 鋼管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強く、外面を損傷しても腐食しにくい。
2 ダクタイル鋳鉄管は、管体強度が大きく、じん性に富み、衝撃に強く、施工性もよい。
3 硬質ポリ塩化ビニル管は、内面粗度が変化せず、耐食性に優れ、質量が小さく施工性がよい。
4 ステンレス鋼管は、管体強度が大きく、耐久性があり、ライニング、塗装を必要としない。

解答と解説: 

答え--- 1
鋼管は、強度はあるが外面損傷すると腐食しやすい。

No31 下水道管きょの剛性管における基礎工の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 礫混じり土及び礫混じり砂の硬質土の地盤では、砂基礎が用いられる。
2 シルト及び有機質土の軟弱土の地盤では、コンクリート基礎が用いられる。
3 非常に緩いシルト及び有機質土の極軟弱土の地盤では、砕石基礎が用いられる。
4 ローム及び砂質粘土の普通土の地盤では、まくら木基礎が用いられる。

解答と解説: 

答え--- 3
極軟弱土の地盤では、砕石基礎は沈下するので適さない。







TOP 次のページへ
2級土木施工管理技術検定
学科試験問題(種別:土木) 問題番号No. 1〜No.11 (9 問題を選択)
問題番号No. 12〜No.22 (6 問題を選択)
問題番号No. 23〜No.31
問題番号No. 32〜No.42 (6 問題を選択)
問題番号No. 43〜No.52 (必須問題)
問題番号No. 53〜No.61
(種別:鋼構造物塗装) 問題番号No. 1〜No.18 (16問題を選択)
問題番号No. 19〜No.29 (6 問題を選択)
  問題番号No. 30〜No.47 (必須問題)  
(種別:薬液注入) 問題番号No. 1〜No.18 (16問題を選択)
問題番号No. 19〜No.29 (6 問題を選択)
  問題番号No. 30〜No.47 (必須問題)  
実地試験問題 問題と解答