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※ 問題番号No.1〜No.11 までの11 問題のうちから9問題を選択し解答してください。


No1 土質調査に関する次の試験方法のうち、原位置試験はどれか。
1 突き固めによる土の締固め試験
2 土の含水比試験
3 スウェーデン式サウンディング試験
4 土粒子の密度試験

解答と解説: 

答え--- 3
スウェーデン式サウンディング試験以外は室内試験である。


No2 「土工作業の種類」と「使用機械」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
[土工作業の種類] [使用機械]
1 掘削・積込み ………… トラクターショベル
2 掘削・運搬 ………… スクレーパ
3 敷均し・整地 ………… モータグレーダ
4 伐開・除根 ………… タンパ

解答と解説: 

答え--- 4
タンパは締固めの機械である。


No3 一般にトラフィカビリティーはコーン指数qc(kN/m2)で示されるが、普通ブルドーザ(15 t級程度)が走行するのに必要なコーン指数は、次のうちどれか。
1 50(kN/m2)以上
2 100(kN/m2)以上
3 300(kN/m2)以上
4 500(kN/m2)以上

解答と解説: 

答え--- 4
湿地ブルドーザで300(kN/m2)以上
普通ブルドーザ(15 t級程度)で500(kN/m2)以上
普通ブルドーザ(21t級程度)で700(kN/m2)以上
ダンプトラック で1200(kN/m2)以上


No4 軟弱地盤における次の改良工法のうち、表層処理工法に該当するものはどれか。
1 薬液注入工法
2 サンドコンパクションパイル工法
3 サンドマット工法
4 プレローディング工法

解答と解説: 

答え--- 3.
サンドマット工法は軟弱地盤上に厚さ0.5〜1.2m程度の透水性の高い砂層を施工する部分全体に作るものである。


No5 コンクリートで使用される骨材の性質に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
1 すりへり減量が大きい骨材を用いたコンクリートは、コンクリートのすりへり抵抗性が低下する。
2 吸水率が大きい骨材を用いたコンクリートは、耐凍害性が向上する。
3 骨材の粒形は、球形よりも偏平や細長がよい。
4 骨材の粗粒率が大きいと、粒度が細かい。

解答と解説: 

答え--- 1
吸水率が大きい骨材は凍結すると膨張することで破壊することがある。
骨材は球に近いほうが適している。又、粗粒率が大きいとは粒度大きいことである。





No6 フレッシュコンクリートの「性質を表す用語」と「用語の説明」に関する次の組合せのうち、適当でないものはどれか。
[性質を表す用語] [用語の説明]
1 ワーカビリティー ………… コンクリートの打込み、締固めなどの作業のしやすさ
2 コンシステンシー ………… コンクリートのブリーディングの発生のしやすさ
3 ポンパビリティー ………… コンクリートの圧送のしやすさ
4 フィニッシャビリティー ………… コンクリートの仕上げのしやすさ

解答と解説: 

答え--- 2
コンシステンシーは含水分によるやわらかさ。コンクリートの変形または流動に対する抵抗性。


No7 コンクリートの施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
1 内部振動機で締固めを行う際の挿入時間の標準は、5〜15秒程度である。
2 コンクリートを2層以上に分けて打ち込む場合は、気温が25 ℃を超えるときの許容打重ね時間間隔は2時間以内とする。
3 内部振動機で締固めを行う際は、下層のコンクリート中に10 cm 程度挿入する。
4 コンクリートを打ち込む際は、1層当たりの打込み高さを80 cm 以下とする。

解答と解説: 

答え--- 4
コンクリート打込みの1層の高さは、40〜50cm以下を原則とする。



No8 下図は木製型枠の固定器具であるが、次の(イ)〜(ニ)に示す名称として適当でないものはどれか。
 
1 (イ)
2 (ロ)
3 (ハ)
4 (ニ)

解答と解説: 

答え--- 4
(ニ)はPコン。化粧型枠に使用し後で埋める。
フォームタイはその外で横バタを固定している部品である。



No9 既製杭工法の杭打ち機の特徴に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
 
1 バイブロハンマは、振動と振動機・杭の重量によって杭を地盤に貫入させる。
2 ディーゼルハンマは、蒸気の圧力によって打ち込むもので、騒音・振動が小さい。
3 油圧ハンマは、低騒音で油の飛散はないが、打込み時の打撃力を調整できない。
4 ドロップハンマは、ハンマを落下させて打ち込むが、ハンマの重量は杭の重量以下が望ましい。

解答と解説: 

答え--- 1
ディーゼルハンマは騒音などが大きい。ラムの落下時に、油圧力でラムを押し下げるので打撃力を調整できる。ドロップハンマのハンマは杭重量以上が望ましい。


No10 場所打ち杭をオールケーシング工法で施工する場合、使用しない機材は次のうちどれか。
1 掘削機
2 スタンドパイプ
3 ハンマグラブ
4 ケーシングチューブ

解答と解説: 

答え--- 2
場所打ち杭をアースドリル工法で打ち込む場合はスタンドパイプを利用するが、オールケーシング工法のようにケーシングチューブを利用する場合は、スタンドパイプを利用することはない。


No11 下図に示す土留め工法の(イ)、(ロ)の部材名称に関する次の組合せのうち、適当なものはどれか。
 
(イ) (ロ)
1 切ばり ………… 火打ちばり
2 切ばり ………… 腹起し
3 火打ちばり ………… 腹起し
4 腹起し ………… 切ばり

解答と解説: 

答え--- 3
斜めに支えているものは「火打ちばり」、矢板を支えているものが「腹起し」である。
横方向に支えているものが「切ばり」である。





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2級土木施工管理技術検定
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(種別:薬液注入) 問題番号No. 1〜No.18 (16問題を選択)
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実地試験問題 問題と解答