1. |
敷角の使用,コンクリートの打設,くいの打込みなど支柱の沈下を防止するための措置を講ずる。 |
2. |
支柱の脚部の固定,根がらみの取付けなど支柱の脚部の滑動を防止するための措置を講ずる。 |
3. |
支柱の継手は,突合せ継手または差込み継手とする。 |
4. |
鋼材と鋼材との接続部,交さ部は,ボルト,クランプなどの金具を用いて緊結する。 |
5. |
型わくが曲面のときは,控えの取付けなど当該型わくの浮きあがりを防止するための措置を講ずる。 |
6. |
鋼管(パイプサポートを除く)を支柱として用いるものは,鋼管の部分を下記のようにする。 |
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イ. |
高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
ロ. |
はりまたは犬引きを上端にのせるときは,上端に鋼製の端板を取り付け,これをはりまたは大引きに固定する。 |
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7. |
パイプサポートを支柱として用いるものは,パイプサポートの部分を下記のようにする。 |
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イ. |
パイプサポートを3以上継いで用いない。 |
ロ. |
パイプサポートを継いで用いるときは,4以上のボルトまたは専用の金具を用いて継ぐ。 |
ハ. |
高さが3.5mをこえるときは,水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
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8. |
鋼管わくを支柱として用いるものは,鋼管わくの部分を下記のようにする。 |
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イ. |
鋼管わくと鋼管わくとの間に交さ筋かいを設ける。 |
ロ. |
最上層および5層以内ごとの箇所において,型わく支保工の側面ならびにわく面の方向および交さ筋かいの方向における5わく以内ごとの箇所に,水平つなぎを設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
ハ. |
最上層および5層以内ごとの箇所において,型わく支保工のわく面の方向における両端および5わく以内ごとの箇所に,交さ筋かいの方向に布わくを設ける。 |
ニ. |
高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
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9. |
組立て鋼柱を支柱として用いるものは,組立て鋼柱の部分を下記のようにする。 |
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イ. |
高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
ロ. |
高さが4mをこえるときは,高さ4m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
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10. |
H型鋼を支柱として用いる場合は,上端に鋼製の端板を取り付け,これをはりまたは大引きに固定する。 |
11. |
木材を支柱として用いるものは,木材の部分を下記のようにする。 |
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イ. |
高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
ロ. |
高さが4mをこえるときは,高さ4m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け,かつ,水平つなぎの変位を防止する。 |
ハ. |
はりまたは大引きを上端にのせるときは,添え物を用いて,上端をはりまたは大引きに固定する。 |
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12. |
はりで構成するものは,下記のようにする。 |
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イ. |
はりの両端を支持物に固定し,はりの滑動および脱落を防止する。 |
ロ. |
はりとはりの間につなぎを設け,はりの横倒れを防止する。 |
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13. |
水平材として用いられるH型鋼等が集中荷重により断面が変形するおそれがあるときは,補強材を取り付ける。 |
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